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産みたて卵で作った春のフリッタータ

「お土産だよ~。」

と、用事があって実家に行ったC氏が抱えてきた袋。開けてみるとひとつひとつ丁寧に包んであるのは、C氏の実家で買っているニワトリの産みたて卵でした!

日本にいた時、母からは、

「卵は生で食べちゃダメよ!」

としつこく言われていました。確かに、びみょ~な色をした黄身、、、すごく黄色かったり、赤っぽかったり。「黄身」って書くけれど、本当にこんなに黄色いものなの??疑問はシチリアで解けました。やっぱり黄色すぎ。

食の国イタリアとは言えど、卵もスーパーで買うものはどうも信用できず。私が唯一安心して食べれるのはドミンゴ家(=C氏の実家です)で飼っているニワトリが産んだ卵だけ。ドミンゴ家にいる5匹のニワトリは、1日1個、みんな卵を産むため毎日毎日5個ずつ増えていくわけで、、、。2人暮らしのパパとママだけではとっても消費できる量ではなく(月間150個ですからっ!)私のところにも嬉しいおこぼれが回ってくるという訳です。

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(左上)C氏のスピード感あふれる運転でも割れないように、、、と、パパが1こずつ包んでくれたんです。愛情ですね~。(愛情は卵に対するものか、C氏に対するものか、、、!?卵かも・笑)

(右上)こちらが産みたての卵。こんもりと盛り上がった黄身、そしてプリンプリンの卵白。ダラ~ンとした感じは全くなく見るからに新鮮!そして黄身の色も自然な黄色。見るからにおいしそうです。

(左下)毎日働いてくれるニワトリちゃん達。ケージの中には入っていますが、中も広いため運動不足には陥らないそうです。エサは水に浸した余ったパンとアワやヒエなどの穀物類。ナチュラルなもののみを食べて育っています。だから卵も安心です。

(右下)パパが小屋から持ってきた産みたての卵。卵は「赤玉」です。いつも大切そうに持ってくるパパの姿が印象的。


さて我が家にやってきた卵、何にしようかな~、、、と真剣に悩む私。炊き立てゴハンに生卵、そしておしょうゆチョビっと、、、「生卵ゴハン」が大好きな私ですが、これじゃお昼ゴハンにはならず。(私一人だったらこれで十分なのですが)そういえば春の味覚「Neonata(生シラス)」が冷凍庫にあったことをふっと思い出しました。普段、冷凍保存はしない私ですが、先日1キロの生シラスを買ってしまいさすがに食べきれず冷凍したのでした。冷蔵庫を見てみるとほうれん草、グリーンピースもあり。考えてみたらすべて春の味覚。じゃ~、全部一緒に入れてフリッタータにしちゃえ!


f0226106_233776.jpg(左上)トラーパニの魚市場で売っていたネオナータ。ネオ(新しく)ナータ(生まれた)、という事で、ネオナータは主にイワシの稚魚であることが多いです。この日のネオナータは、ネオ、、、よりも少し成長していて大きめでした。「10ユーロ」は1キロの価格です。

(右上)フライパンの中でフツフツと、、、じっくりと焼きあがるのを待ちます。今日の卵と具(ネオナータ・ほうれん草・グリーンピース)の比率は1:1くらいですが、イタリア人は卵より具が多いのが常。卵好きの私は卵の分量が比較的多めです。

(左下)ある程度固まってきたら、フライパンの上にフタを乗せて一気にひっくり返します!そしてそのまま滑らせるようにしてフライパンに戻し、反対側の面もしっかりと焼きます。最初は勇気が入る、「フライパンひっくり返し」ですが、慣れてくるとゲーム感覚で面白いですよ。

(右下)材料の相性が良くとても美味しくできたフリッタータでした。せっかくの産みたて卵、しっかりと火を通してしまうのももったいないけれど、火を通しても卵自体にほんのり甘みが残っていました。次回は絶対に卵ゴハンにするぞっ!


■ 春のフリッタータ

<材料 4人分>

卵   4個
ネオナータ(生シラス)   なくても可(シラス干しでも代用可)
ほうれん草
グリーンピース
パルミジャーノのすりおろし   たっぷり
塩・コショウ   適宜
オリーブオイル

*ネオナータ、ほうれん草、グリーンピースの量はお好みで調節してください。

① 少なめの水を鍋に入れて洗ったほうれん草と塩を少々入れ、フタをして柔らかくなるまで蒸し煮のようにして火を通す。
② グリーンピースはタップリのお湯で柔らかくなるまで茹でる。
③ 卵をボウルに溶き、塩・コショウ、そしてパルミジャーノを一掴み、たぷりと入れる。(ここがポイント!)
④ 茹でたほうれん草、グリーンピース、ネオナータを③に入れ、ざっくりとかき混ぜる。
⑤ 20cmのフライパンにオリーブオイルを多めに注ぎ、フライパンを温める。
⑥ ④の卵液を一気にフライパンに注ぎ、すぐにフタをして最初は中火、卵の淵が固まってきたら極極弱火にして10分程度焼く。
⑦ 中央の部分が固まりかけてきた、フタをしたままひっくり返し、そのままフライパンに滑らせるようにして反対側の面を3分ほど焼く。

今回は「春の味覚」でしたが、フリッタータの具はなんでも良し。ドミンゴマンマは春に、グリンピースがタップリ詰まったフリッタータを作りますがこれも又美味。ほうれん草だけでも美味です。ポイントはとにかくパルミジャーノ。たっぷり入れてあげることが美味しさの秘訣です♪出来立てのアツアツを食べても美味しいし、冷めても美味しい、便利な一品。シンプルで美味しい、、、という、イタリア料理の真髄を極めた一品です。是非お試しアレ。
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by lacucinasiciliana | 2010-04-16 23:23 | 私の食卓
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