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初夏の風物詩、魚市場に並ぶ「生」マグロ!

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5月上旬、海岸で日焼けをする人が出始めたころ、トラーパニの魚市場にはマグロが登場し始めます。

回遊魚のマグロは、5月~6月になるとトラーパニ沖にたどり着き、6月を過ぎると他の地域に回遊してしまいます。なので、トラーパニの魚市場にマグロが並ぶのは5月~6月のみ。市場に並ぶマグロは一度も冷凍されていない、まさに「生マグロ」です。トラーパニ沖で捕獲されるマグロの大半は輸出用。(主に日本へ、、、)そのため、捕獲したらすぐに血抜きをしっかりして冷凍されます。が、トラーパニですぐに消費される用のマグロは、陸に上がってからマグロを上から吊るして血抜きをします。そのため、写真をごらんいただくとお分かりの通り、日本で目にするマグロよりも「血の赤」が強くありませんか?

「マグロおじさん」、と呼んでいる写真に写っている人物。このお方、毎年、マグロの時期のみ限定で魚市場に登場。毎年、頻繁にマグロの写真を撮りに行く私ですが、3年目にしてようやくハニカミ笑顔で「チャオ」と挨拶してくれるようになりました。シャイな海のオヤジです(笑)彼が手に持っているのは大きな包丁とそしてトンカチ!マグロは皮や骨が硬いため、トンカチで包丁をたたきながら切るのです。

さて、写真の値札にご注目。「Spalla」、「Coda」、「Filetto」、はそれぞれ、「肩」、「しっぽ」、「フィレ」と部位を表しています。右奥にはもう一枚「Ventresca=トロ」という値札がありました。価格は共通して20ユーロ/kg。(2400円/キロ)。トロも赤みも同じ価格です。あまり脂っぽい部分を好まないイタリア人、トロはいつも端っこに置かれています。

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(左上)Lattume(ラットゥーメ)、マグロの精巣です。ここでは粉をはたいてフリットにして食べます。トロリとしていて美味しいんですよ♪(中上)本日のマグロ、このままお刺身でいけそうなくらい新鮮で美味しそうでした!(右上)魚市場には数件マグロを扱っている魚屋がいますが、ここはトロが一番手前に置かれてました。(左下)血抜きはこうやって行われます。これは街中の魚屋さんの店頭で撮影したもの。この時期、普通にこういう光景が見られます。(中下)かつては「古代マグロ漁マッタンツァ漁」で知られたトラーパニ近くのファビニャーナ島。最近は色々な条件がからみ、なかなか行われなくなってしまったそうです、、、残念です。(右下)マグロを切る大きな包丁。

日本ではお刺身で食べるのが美味しいマグロですが、ここでは生で食べる習慣がありません。グリル&シチリアレモンをギュッ!と絞って食べるのがトラーパニ流。トラーパニの魚市場は誰でも魚を購入することができます。指を指して魚の部位を選び、指で「これくらいの厚さ」と示せばお好きな部位がお好きなだけ購入することができます。キッチン付きのレジデンスに宿泊すれば、グリルも、そしてお刺身も(切れの良い包丁はレジデンスには備えつけられてないと思いますが、、、・汗)食すことができます!

トラーパニの魚市場は、最西端リニーの塔に向かう途中にあります。リニーの塔近くでおしゃべりをしているおじさん達に訪ねてみましょう。きっと近くまで連れて行ってくれるはずです(笑)
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by lacucinasiciliana | 2010-05-16 16:03 | シチリア・旬の食材
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