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美味しいものを作る手

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イタリアで食べる料理の中で「美味しいものを作る手」を持ったマンマの料理が一番美味しいと思っている私。

「イタリアマンマって本当に大雑把なんだよね~。野菜の切り方も適当だし、全ての量は目分量。。。。」

というお言葉をレッスン中も良く聞きます。

でも、本当に大雑把??

イタリアに住んで6年近くが経ちます。その間、イタリア中津々浦々、色々なお宅にお邪魔して色々な料理を食べて、色々なマンマが料理を作るのを観察してきました。そして、私の結論。

「マンマ達はとっても丁寧に料理を作る。だから美味しい!」

「とっても丁寧」、それは野菜の切り方が丁寧なわけではなく(彼女達はまな板を使わないで手の上で切るので、言ってみれば大雑把)、分量をしっかり量って作るわけじゃなく、、、。

「同じ大きさに切ってね。同じ大きさに作るのよ。」

マンマのレッスンで生徒さんが良く注意されることの一つ。マンマ達はまな板を使わずにザックザック切っているけれど、切ったものを見るとほとんど同じ大きさ。

「料理は舌と手で覚えるのよ。いくら分量が書いてあったって、材料や気候がいつも同じ状態とは限らないからね。」

ごもっとも、、、、。レシピは目安にはなりますが、それが”絶対”ではありません。

マンマの「大雑把な作り方」、その裏には長~い年月をかけて培ってきた感覚とポイントの裏づけがされているのです。どうでも良い事にはこだわらないから「大雑把」と思われがちですが、どうでも良くないことにはとことんこだわるマンマ達。マンマ達は守るべきポイントを知っているんだな~。ただ単に、野菜の切り方が雑だから、目分量だから、料理が雑、という事ではありません。ひとつの作業が終わるたびにテーブルをきれいにする、こんな基本的なこともきっちりと守ります。

美味しい料理を作る人の「手」は、みるとなんとなく分かるもの。手からオーラがでています(笑)ちなみに、イタリア人だからといって皆が皆、美味しいものを作れる手を持っているわけではありません。

私の手??まだまだ熟練が必要です。。。。

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by lacucinasiciliana | 2010-05-24 20:35 | シチリアマンマの季節の食卓
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