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トラーパニのクリスマスドルチェ その1 Biscotti di Fichi(イチジクのビスコッティ)

今年もクリスマスシーズンに突入です!

イタリアでは12月8日からクリスマスシーズンになることは先日のパネットーネのエントリーで触れました。この時期になるとドミンゴマンマもソワソワ、、、、するのは、クリスマスのドルチェBiscotti di Fichiを作らなくちゃならないから!

f0226106_0181154.jpgマンマは夏に大量の干しイチジクをつくります。庭の白イチジクと黒イチジク、それぞれ1本の木から食べきれないくらい収穫できるイチジクを半分に開いてまずは天日干し。ある程度乾いたら半分のものをペタッと2つ引っ付けて、糸でまとめて行きます。そしてそのまま更に干してこの時期に作るイチジクのビスコッティに備えるのです。

「昔は甘いものって貴重だったのよ~。私達の時代には既にお砂糖があったけれど、数百年前は天然の甘味料、つまりハチミツやイチジクなんかの方が、精製されたお砂糖よりも安かったのよ。甘いものは貴重だったから、夏の自然の恵みをキリスト教徒にとっては重要な時期のクリスマスまで取っておいて、その時期になったらキリストの生誕を祝ってビスコッティ ディ フィーキを作るのよ。」

シチリアのイチジク、驚くほど甘いのです。日本で食べたイチジクはなんとなく水っぽく特有のにおいがあって(私にとっては生臭い感じ)、、、日本では苦手だったイチジク。ところがシチリアに来て、ドミンゴ家のイチジクを食べてから大のイチジク好きとなった私です。

さてこのビスコッティ、柔らかめのビスコッティの生地に、イチジクのインパストを包んで焼くのですが、イチジクにはアーモンド、クルミなど木の実、そしてハチミツが入ります。形も色々でドミンゴマンマが作るのは→写真のような、極シンプルなタイプ。


私の仕事のレッスンをお願いしているWマンマのうちの一人、カロリーナはビスコッティ ディ フィーキ名人と私が拝むお方。どんなのが作れるかというと、、、↓↓↓

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カワユイ~~~♪

「形はどんなでもいいのよ。想像力を働かせるのよ。」

彼女の手にかかるとアララ不思議。彼女の手からはどんどん違う形のビスコッティが出来上がります。お見事!

さて、ビスコッティ ディ フィーキに欠かせないのが上に乗っているカラフルなプチプチ。イタリア語では「diavoletto(ディアヴォレット)」、小悪魔ちゃん、と呼ぶそうです。なぜなら、静電気であっちこっちに飛び跳ねるから(笑)「手に負えないわ~~~」という事で小悪魔ちゃんだそうです。日本ではもうあまり見かけなくなったこのカラフルプチプチ。シチリアではまだまだ健在っ!クリスマスのお菓子にふさわしいようにカラフルに仕上げたのでしょうね。「ダサ~」という声も聞こえてきそうですが、コレがなければビスコッティ ディ フィーキとは言えない!と、私は思うほど重要な一品。(と思っているのは私だけかも・笑)

私はフライングして先週既に1回作ったこのビスコッティ。そろそろ、ドミンゴマンマも作っている頃かな?今年も楽しみです♪
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by lacucinasiciliana | 2010-12-08 00:19 | シチリア菓子・パン
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