<< シチリア伝統の一皿 4 「Ca... Slow Food Trapa... >>

2011年、今年も平和なパスクワの食卓でした

去年はトスカーナにいたパスクワ(復活祭)当日。パスクワ週間は旅行シーズンでもあり、盛大なお祭りがあるトラーパニは今日も観光客で街はごった返していました。しかし旅行もいいですが、やはり伝統的に家族で過ごすパスクワもやっぱりいいもので。

今年は恒例のドミンゴ家ランチでした。クリスマス、パスクワ、イタリア人にとって重要なお祭りの時は息子娘達が集まり賑わうドミンゴ家。マンマもこの日のために10人分以上の食事をがんばって作ります。(って、毎日曜日もそうなんですけどね~)私も毎回楽しみにしているこんな日のランチ。今年のパスクワランチは私の大好物でした。

f0226106_3564112.jpg


シチリアの美味しい美味しい羊ちゃんリコッタを使った巨大ラビオリ「カッサテッレ」。お肉のブロードで茹でる&食べるのが伝統ですが、今日はマンマの娘のアイディアでラグーも上からかけてしまった豪華版。しかし、、、お肉のブロード+お肉のラグーはあまりにも重く、そして爽やかなリコッタともあまり相性が良くなかった、、、。やはりマンマの伝統の味って一番美味しいのね~。美味しいものが自然淘汰されて伝統として残っていくのだ!と確信しました。

そして、パスクワと言えば定番料理が「羊料理」。

f0226106_442170.jpg


羊とカルチョーフィとジャガイモのロースト。これ、カルチョーフィとジャガイモが羊肉のエキスを吸っていて美味しい一品でした。カルチョーフィはこういう食べ方があるのね~。ブロードを取った後のお肉もセコンドとして食べます。早くも収穫されたグリーンピースはお肉のブロードで煮てありこれも美味美味!

f0226106_493057.jpg
普段はアンティパストなしのドミンゴ家ですが、お祭りごとの時には軽めのアンティパストも用意されます。カッサテッレもタップリだったしここまでくると既にお腹が満腹、、、。品数は少なくても一品一品の量が多いところが恐ろしいところ。

続いてフルーツ&ドルチェ。

イタリアではフルーツはフルーツ、ドルチェはドルチェ、順番に出てきます。日本みたいにフルーツ=デザート、、、はありえません(汗)

本日のデザート、マチェドニア。→

そしてまだまだ続く、、、ドルチェ!


f0226106_4112258.jpg


甘いものは別腹???お腹がイッパイだったのにうっかりガッツリ食べちゃいました(汗) 手前はマンマの娘の彼が持ってきたドルチェ色々。奥は私達が持っていったカッサータ シチリアーナ。今では1年中作られているシチリア名物のカッサータ シチリアーナですが、これ実はパスクワのドルチェ。そういうえばこのケバケバしい色は、、、お祝いっぽい(苦笑)アラブ諸国ではお祝い事の時、こんな鮮やかな色のドルチェ達を食べるそうで、その昔、アラブ占領下時代にシチリアにもたらされたもののひとつです。

最後はカッフェで締めくくってパスクワランチ終了。時計を見たら、、、、15:30(汗)まぁ、いつもの事か(苦笑)

ドミンゴ家では毎年毎年、こうしてパスクワの日をお祝いして穏やかに1日を過ごします。パパやマンマも

「毎年、家族とこうしてお祝いできる事をとても嬉しく思っている」

と以前に言っていた事がありました。その時はあまり言葉の意味を考えなかった私ですが、大震災後、以前にパパとマンマが言っていた言葉の重みを噛み締めることが多く。幼い頃に戦争を経験して、大変な時期を乗り切ってきた彼らならではの言葉なんでしょう。日本の被災地の方々や原発問題で不安な気持ちを抱えている方々が、普通に暮らすことができる日が来る事を心から祈った2011年のパスクワでした。
[PR]
by lacucinasiciliana | 2011-04-25 04:13 | Festaな食卓
<< シチリア伝統の一皿 4 「Ca... Slow Food Trapa... >>