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トリエステで食べる ~B級グルメ編:Marascutti~

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「トリエステには東欧から伝わってきた食文化が根付いている、、、、」

旅行をする前に郷土料理を調べていたらこんな記述をたくさん見かけた。トリエステがあるフリウリ ベネト ジューリア州は北はオーストリア、東はスロヴェニア、そして南はクロアチア、とたくさんの国との国境がある。そしてトリエステがイタリアとなったは第一次世界大戦後のことで、それまでは他の国の支配下にあったことから考えてもトリエステに「東欧の食」が根付いていても、なんの不思議もないのである。

先日のエントリーにも記したが、トリエステには「ブッフェ」と呼ばれる大衆食堂がある。到着した当日は、夜も遅かったので宿の近くにあるブッフェを覗いてみた。その名は「Marascutti(マラスクゥッティ)」。時は21:00。

「今は席がいっぱいだよ。一回りして又戻ってきてくれる?」

店を覗いてみると人で溢れかえっていて活気がある。むむ、これは期待できそう、、、、。約30分ほどして戻ってみるとラッキーなことにテーブルがひとつ空いていた。迷わず腰掛け、まずはメニューを見る。お、あるある、、、ネットで勉強してきたトリエステ郷土料理。

まずはデカンタのワインを1/2L頼んで飲んでみる。これがスッキリしていて美味しい!「何の品種?」と効いてみると「トカイだよ。」そうだ、、、このあたりは良質の白ワインが生産されているのだ。実際、この後、どこで飲んだデカンタの白ワインもはずすことなく美味しかった。

さて、私が注文したのは「Jota(ヨタ)」という、白いんげん・ジャガイモ・クラウトのスープ。C氏は「Gnocchi di patate con glasch(ニョッキ ディ パターテ コン グラーシュ)」。グラーシュとはハンガリー料理で牛肉とジャガイモの煮込みだ。

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Jotaは、クラウトが入っているため結構酸味があって不思議な味。サッパリしていて食べやすい。一方、C氏のニョッキのグラーシュはしっかりとした一品。ジャガイモのニョッキに肉のソースだから、、、。

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興味本位で頼んでみたセコンド。メニューの名前は忘れてしまったが豚肉のローストとジャガイモだ。やはりジtャガイモを良く食べる、、、というのは本当らしい。

セコンドを食べ終わって辺りをふ、、、と見回してみると、なんと残っているのは私たちだけ。時は22:30。しかも週末だというのに、、、。シチリアなら「さぁ、今から夕食だぜ!」と、大群が押し寄せてくる時間だ。トリエステの夜は早いのだ。

f0226106_0543219.jpg片付けを
ほとんど終えたオーナーが近寄ってきて、

「どうだった?美味しかった?」

と話しかけてきた。

彼はベルグラードから30年前に移民してきて、このお店を開いたらしい。

「トリエステも景気が良くなくってね、、、」

一見、大繁盛に見えたこのお店にも不景気の波は押し寄せているらしい。

話ながらワインを1杯、サービスで持ってきてくれた。

「知り合いの自家製ワインなんだよ。飲んでみて。洗練はされていないけれど、最高なんだよ。」

少し甘くスッキリした味、、、あれ?どこかで飲んだことある味。

「マルヴァジアさ」

マルヴァジアといえば、シチリアではデザートワインを作るブドウだが、この辺ではセッコ(テーブルワイン)も作っているらしい。これが又、なんとも言えず美味しい一杯であった。

ワイン1/2L、プリモ2皿、セコンド1皿、ストゥルーデルも忘れずに頼み、、、気になるお会計は38ユーロ。納得の価格。

中心地からは少し離れているが、オススメできるブッフェであった。

<店舗データ>
Marascutti(マラスクゥッティ)
Via Battisti, 2 Trieste
040-633719
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by lacucinasiciliana | 2011-05-18 00:55 | 番外編:トリエステ
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