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日曜日は家族で食卓を囲む

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私が日本にいた時「日曜日」には何をしていただろうか、、、。

「日曜日」は休日でありながら、自分が好きなことを1日楽しめる日。海に行ったり、友達と食事に行ったり、買い物したり、、、。手帳の「日曜日」の予定は数週間前から”外出”の予定で埋まっているのであった。

ここシチリアでも「日曜日」といえば特別な意味を持つ1日。それは、友達とショッピングする日でも、外食を楽しむ日でも、はたまた遠くに遠足に行く日でもなく、、、

「家族全員が集まって食事をして、一緒に時を過ごす日」

である。

日曜日は安息日というキリスト教の教えに由来する習慣かもしれないのだが、とにかく日曜日は家族で昼食を食べるがいたって普通なシチリア。実家を出て行ってしまった子供達も、実家に戻れる範囲に住んでいるのならば、これまた家族で実家に戻る。友人との約束も「じゃ、日曜日のランチね。」という選択肢は最初からないと思っても良いほどだ。

そんな子供達を待ち構えるかのように、マンマは日曜日の昼食作りに毎週、精を出す。何日も前から「日曜日には何を作ろうかしら、、、、」と考え始め、考えがまとまるのが金曜日くらいなのだろうか。金曜日のスーパーは日曜日の昼食の材料調達のためか、50代~70代にかけてのおばあちゃん世代の人達で盛り上がっている。

「日曜日には平日と違って、少し手が凝ったものを作りたいのよね。だって皆が集まってくるじゃない。」

私のバートナーC氏のマンマも例に漏れず、そんなマンマの一人だ。2人の息子と1人娘は実家を出て、それぞれの家庭を持つ。しかし、日曜日のランチには子供を連れて、皆、戻ってくる。日曜日のランチは総勢12人と大所帯だ。料理担当はマンマ一人のため、土曜日から手打ちパスタを仕込み、日曜日は朝早くからブロード作りに励み、、、私達が到着する12:00頃にはキッチンから美味しそうな匂いがプンプン漂うのである。

「おばあちゃん、美味しいね!」

という孫の一言で、2日がかりの苦労も吹っ飛ぶらしい。いや、苦労とも思っていないらしく、、、日曜日のための料理を楽しんでいるのだ。

お昼が終わると、思い思いに好きな事をしながら家族と一緒に時を過ごす。非常にほほえましい光景だ。

こんな「日曜日の習慣」もローマやミラノなどの大都市ではなかなか難しい状況になってきているらしい。家族が遠くに離れていってしまったり、子供達がそんな習慣を面倒に思ったり。事情は色々だ。最も大都市では日曜日に開いているショッピングセンターも多いし、アミューズメントもたくさんある。日本で予定ビッチリの日曜日を過ごしていた私としては分からなくもないが。

今の私の手帳、日曜日は毎週真っ白。なぜなら既に行き先は決まっているから。。。。

* 上の写真はマンマの絶品ラザーニャ。2日がかりで作るこのラザーニャはトロリとした口当たりが大好きな私のお気に入りの一皿。年に数回しか食べることができない貴重な一皿!
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by lacucinasiciliana | 2011-07-07 16:58 | 食文化イロイロ
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