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エスカルゴ?それともカタツムリ、、、?

いつもの季節の、いつもの場所での、いつものアノ一皿、、、と言って忘れてはならないのが、

「Lumache = ルマーケ = カタツムリ」

フランス語で「エスカルゴ」、なんていうとお洒落にも聞こえるが、シチリアで食べるのは養殖のエスカルゴではなく畑で収穫した「カタツムリ」。畑でトマトやメロンを収穫するついでに、、、カタツムリも収穫するのだ。カタツムリはシチリアの暑い夏の時期、殻の穴が開いているところに膜を張って冬眠ならぬ、夏眠時期に入る。休眠時期が一番美味しいと言われるカタツムリだが、昔の人はその効能にも着眼したに違いない。なぜなら、カタツムリは

- 肝機能を高める
- 貧血の改善
- 眼精疲労を回復させる
- 味覚の働きを保つのを改善する作用がある

シチリアの暑い暑い夏を乗り切るために滋養強壮の為に食べてきたのであろう。

シチリアで食べるカタツムリは主に3種。

・Babbalucio(バッバルーチョ) ・・・ 大きくて薄い茶色の殻の色をしているもの。ぐるぐる巻きの模様で表面はツルツル。
・Crastuni(クラストゥーニ) ・・・ 大きく黒っぽい殻の色をしているもの。グルグル巻きの模様に線が入っていて、表面はザラザラ。
・Babbaluceddu(バッバルチェッドゥ) ・・・ 小さくて、白っぽい殻をしているもの。


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お好みの大きさのものを収穫してまずはカゴに1週間~2週間、内臓に入っているものを吐き出させる。

その後、大きさによってい色々な食べ方をするのだが一般的なのが、夏野菜のスープに入れて一緒に煮込んだ「ギョッタ」。フォークで中身を取り出しながら食べる。

味はなんだろうか、、、貝のような感じか?見た感じは結構グロテスクであるものの、食べてみると意外とクセは無く、だからと言ってすごい美味しい!というものでも個人的にはない気がする。夏野菜のスープ自体は味が濃くてすごく美味しいのだが。


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私が大好きな一皿は「ルマーケ フリット」。フライパンにオリーブオイルを注ぎ、パン粉とパルミジャーノとイタリアンパセリのみじん切りをあわせたものを敷いた後に、カタツムリを1匹1匹並べて焼く。火を入れている最中に「キュー、キュー」と鳴く(?)カタツムリが非常にカワイソウではあるが、非常に美味な一皿だ。

大きなお皿に入れて、皆で競い合いながら食べる。これが又楽しいのだ。

シチリアでの1日の食事は伝統的には「昼はしっかり、夜は軽めに」。昼はパスタ(炭水化物)+肉や魚(たんぱく質)をメインに食事をするが、夜にはパンを少しかじるくらいで、基本的に炭水化物はほとんど取らない。なので夕食にルマーケフリットがドンッ!と食卓の中央に置かれるなんていう状況もアリなのだ。

昨晩、カタツムリ入りギョッタをこの夏初めて食してきた。近いうちにルマーケフリットを食べるのがとても楽しみだ。
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by lacucinasiciliana | 2011-07-21 18:01 | シチリアマンマの季節の食卓
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