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REIの料理教室 in JAPAN 2011年 秋 ~シチリア伝統料理編~

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今回から新しく始めた参加型の料理教室。デモンストレーション型レッスンでは、「食材の使いこなし方」をテーマにしているが、参加型レッスンはみんなで一緒に「シチリア伝統料理」を作ろう、というのがテーマだ。

参加型のレッスンのメニューは、「実際に作ってみないとわからないメニュー」がテーマ。第1回目に選んだのは、トラーパニの伝統手打ちパスタ「ブジアーテ」。トラーパニのトラットリアでは必ず出てくる「Busiate(ブジアーテ)」というパスタ。クルクルとかなりきつく巻いた手打ちパスタだが、これが難しいようで簡単で、簡単なようで難しく、、、。今回は2人一組で粉を練るところから挑戦してもらった。

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手打ちパスタは見ているのと作ってみるのとでは大違い。特にブジアーテの生地は一度一緒に作ってみないと、仕上がりがなかなか想像しにくい。

最初はワイワイガヤガヤと作るブジアーテも、本格的に集中してくるとシーンと静まり返る。そして出来上がった皆さんの作品。

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優秀優秀。

そして、ブジアーテに合わせるのはもちろん「ペストトラパネーゼ」。バーミックスやフードプロセッサーでも簡単にできるが、やはり伝統の作り方はモルタイオ(すり鉢のようなもの)で潰すやり方。

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ひたすら潰す、潰す、潰す、、、。

手打ちパスタもペースト作りも2人一組でやってもらったので、相当、食材に触り、手で鼻で感じてもらえたことかと思う。

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出来上がったペーストは、自分で作ったものは自分で味わって頂こう。

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この日、ブジアーテのペストトラパネーゼに合わせたのは、「パレルモ風コトレッタ」。実はこの2品の組み合わせはこのブログでもお馴染みのドミンゴ家の日曜日のランチの定番でもあるのだ。マンマは日曜日に集まる家族のために、土曜日から1kg以上の粉でブジアーテを仕込む。私にとってはこれぞマンマの味の代表格だ。

アンティパストはこれまた大好きな一品、「茄子のインボルティーニ」。調味した具材を茄子で巻いていくのだが、その中身が日本では考えられない、、、というもの。

ワインは日本未入荷の白と赤を、シチリアから持ってきた。日本にはたくさんのシチリアワインが輸入されているが、小規模生産で美味しいワインがまだまだ存在しているのだ。

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実践で作った後にはもちろんお楽しみの食事会。今回は料理の話だけではなく、オリーブオイルの話、ワインの話、色々な話を皆さん真剣な眼差しで聞き入ってくれた。私が日々シチリアで目にすること、感じること、そんな事をブログとは又別の形で皆さんに直接伝えることができる私にとって貴重な機会である。「シチリア」、「料理」と2つのキーワードで繋がって集まってきた生徒さんは、初めまして、、、でも食事をする頃にはすっかり打ち解けて、楽しそうにおしゃべりをしているのを見ている私もまた楽しい。

デモンストレーション型の「食材を使いこなす編」、参加型の「シチリア伝統料理編」、それぞれに特徴があって、どちらも続けて行きたいと思っている。

初めての参加型料理教室だったが、思ったより混乱も少なくスムーズに進んだのは、場所を提供してくださったKitchen Studio YOLKの里見陽子氏と、元アシスタントのお嬢様方3人のおかげだ。この場を借りて御礼を。

~参加してくれた生徒さんのブログ~

La Vita
by lacucinasiciliana | 2011-10-18 14:35 | REIの料理教室@JAPAN
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