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第3回 Venvs et Salvsオリーブオイルセミナー in JAPAN

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2012年3月3日(土)に渋谷のトラットリア Pino Salice(ピノ サリーチェ)で第3回となるVenvs et Salvsオリーブオイルセミナーを開催した。

オリーブの木オーナー制度のオリーブオイル生産者アルベルト・ガッルッフォと一緒に、日本でオリーブオイルセミナーを始めて1年。1年間の間に3回のオリーブオイルセミナーを開催した。今回は私達が一番皆さんに伝えたかった事、「欠陥オイル」について、2時間弱、講義とテイスティングで皆さんに頭と鼻と口(舌)を使って体感してもらえたと思う。

欠陥オイル、、、って何?

日本には星の数ほどのオリーブオイルがイタリアをはじめ、スペイン、トルコなどから輸入されているが、果たしてその全てが良質なものなのであろうか?答えは、

No

残念ながら「良質」と言えるオイルの方が少ないのが現実である。

しかしそれを見分けられるようになるには、まずは「欠陥オイル」がどんなものであるか、、、それを知ってもらう必要がある。

オリーブオイルセミナーでは、「欠陥オイルが出来る原因」について、25年のオリーブ農園管理とオリーブオイル造りのキャリアを持つアルベルト氏から、頭でっかちな机上の理論だけではない、生産者としての経験を踏まえたお話をたっぷりとしてもらった。その後、テイスティング。

え?欠陥オイルのテイスティング?

と、思われるかも知れないがこれが一番重要なことなのである。

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まずは訓練用に作られた4種類の「欠陥だけを抽出したオイル」を試飲。その後、その日の午前にアルベルト氏と私がスーパーで購入してきた、実際に市場で売られているオイルを2種類試飲。そしてVenvs et Salvsのオイル、、、と合計7種類のオイルを試していただいた。

スーパーで市販されているオイルは、もちろんメーカーは隠したが、1つは完全なる欠陥オイル。もう1つは欠陥オイルではないけれど、風味があまり感じられないオイル。

「イタリアンレストランでパンにつけてくるオイルって、いつもこんな臭いですよ。だからこれがオリーブオイルのスタンダードだと思っていました。」

と、とある参加者がコメントしてくれたのは完全なる欠陥オイルについて。

やはり、、、という思いが私の頭の中をよぎった。

「どんなオイルを選んだらよいですか?」

とよく聞かれるが、オリーブオイルには地方により、生産者により、様々な風味のものが存在している。重要なのは、

「欠陥オイルではない事」

その中から自分好みの一本を見つければいい。しかし、それには知識と訓練が必要なのだ。私達は今回のテーマにたどり着くために1回目、2回目を開催した、と言っても過言ではないくらいである。

参加してくださった皆さんには、少しでも欠陥オイルがどんなものか、、、分かっていただけたら嬉しいと思う。

さて、今回は前回2回と少し嗜好を変えて、渋谷にあるトラットリア ピノサリーチェでの開催であった。ピノサリーチェはサービスの赤松氏、シェフの柳氏、両女性がオーナーの南イタリア料理。柳シェフはシチリアでも修行をしたことがある。今回はシェフと相談してVenvs et Salvsオリーブオイルに合う料理を作ってもらった。

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料理は女性シェフらしく繊細だが、Venvs et Salvsの特徴を非常に良くとらえた料理を作っていただいた。中でも魚料理は絶品。そして最後のオレンジのタルトもオリーブオイルをたっぷりと使った逸品だった。テーブルにはドン!とVenvs et Salvsのオリーブオイルを置いて、皆さんに心ゆくまでオリーブオイルを堪能していただいた。

こうして今回も満席にてオリーブオイルセミナーを無事に終了する事ができた。私達のこの活動が、日本に
おけるオリーブオイル知識の普及に少しでも役立てば、と願うばかりである。

今回で完結編、、、と言っていたオリーブオイルセミナーだが、またテーマを変えて開催したいと思う。そして今度は東京以外の都市でも開催したい、とアルベルトと企画中。レストランとの共同企画も考え中なので、ご興味ある方はご一報を。
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by lacucinasiciliana | 2012-03-16 19:43 | オリーブオイルのお話
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