<< 島民が作る島民のためのパッシー... ヌビア村の赤にんにく >>

ケッパーの収穫真っ最中!

f0226106_15491598.jpg


トラーパニの南に浮かぶ小さな島パンテッレリア島に行ってきた。

トラーパニから約120キロ、アフリカから60キロ、この島はイタリアというよりほぼアフリカに近い場所に位置する。6月下旬だというのにギラギラとした太陽は肌に当たると強烈に痛いほどだ。そしてこの島の6月の風物詩と言えば「ケッパー収穫」。火山が噴火してできたこの島は島全体の土地が非常に肥沃だが降水量が極端に少ないため土地は乾いている。しかしこんな環境がケッパー栽培に適しているというのだ。

ケッパーとは、フウチョウボク属にぞくする低木の木の蕾を収穫して、塩漬けにしたもの。パンテッレリア島で収穫されるケッパーは世界でも最高品質と言われている。

私達はサルバトーレ、通称トト、という生産者を訪ねた。

「収穫したい?いやいや、見ているだけの方がいいんじゃない?疲れるよ。」

収穫を手伝いたいという私たちへのトトはこういう。

ケッパーの収穫は朝5時から始まり12時近くまで続く。ケッパーの木は低木のため、収穫するには膝をつき腰を曲げ、手で小さな蕾を一つずつ収穫していく。非常に忍耐力が高い仕事だ。トトはこの道50年以上というベテランのケッパー農家。右手、左手、それぞれにケッパーを収穫してくその手は、まるで機械のよう。両手を使って収穫する慣れない私達の倍以上のスピードで収穫していく。見事な手さばきだ。

私たちも黙々と収穫すること約1時間。強烈な陽射しの下で腰をかがめながらの収穫は、想像以上に大変なものだった。農業は憧れだけでは勤まらない仕事なのだ、、、と改めて感じるのであった。

ケッパーの収穫は7月下旬まであと1ヶ月ほど続く。
[PR]
by lacucinasiciliana | 2012-07-03 16:00 | シチリア・旬の食材
<< 島民が作る島民のためのパッシー... ヌビア村の赤にんにく >>