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オリーブ農園 収穫後の仕事

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去年の話になるが、年末に収穫が終わった後のオリーブ農園の手入れをしてきた。(Venvs et Salvsオリーブの木オーナー制度の農園ではなく、パパから引き継いだ農園。)

オリーブの収穫前、天気がよければ雑草を取り除くために耕運機をで耕す。そうすると、収穫がしやすくなるからだ。しかし今年は収穫前に雨が降っていたため、耕さないまま収穫を行った。その後、そのまま放置していたので、畑ではグングンと雑草が育っていった。写真で見るとそんなに成長していないように見えるが、雑草は短いものでも20~30cmほどはあり、もっと長いものもあった。

耕運機というと、トラクターのような大きなものを想像するかもしれないが、我が家で使っているのは手押しタイプの小型耕運機。

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小型とは言っても、私の手には負えないくらいのパワーはあり、エンジンを全開にすると私は耕運機に振り回されてしまうほどだ。これで今の時期に一度耕しておくと、冬の間に降る雨が地面の奥のほうまでよく染みこんで行くそうだ。この冬の間の雨水がないと、夏の乾季にオリーブの木は悲鳴を上げる。この時期に土を耕すのは非常に重要な作業なのだ。

土が乾いていると、比較的耕しやすいのだが、冬の土は夜の間に露が降りるため、常に若干湿っている。土が湿っていると、耕運機に土が絡まり耕すのに非常に力が必要だ。

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手前が耕した後、奥がこれから耕すところ。一目瞭然で違いが分かるであろう。パパが所有する130本のオリーブの木のうち、たった25本の農園だが、午後1時から始めて日が暮れる5時ごろまで耕し、それでも終わらずに翌朝数時間、耕した。といっても、私は近くで応援するだけであるのだが。

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C氏のパパは私達がオリーブ農園を見に行く時は必ず付いてきてくれる。この日も、年季の入ったカマをもって耕運機では取り除ききれなかった雑草を刈っていた。

しばらくしたら、今度は肥料を撒く予定だ。それが終わったら剪定。オリーブオイル造りは1年に1回、収穫してオイルにしたらハイおしまい、と思っている方も少なくないと思う。しかし、1年中、途切れる事なく仕事がやってくるオリーブ農園。私も頭ではしっかり分かっていたつもりだったが、実際に「やる」のと、頭で「分かる」のでは、全く違う事も身を持って実感した。やってみると本当に大変、、、。

余談ではあるのだが、始めてのオリーブ農園経営で出来た絞り立てオリーブオイルは、今までシチリアにいらしてくださったお客様、日本の料理教室やオリーブオイルセミナーに参加してくださっている生徒さんを中心に、実際にお会いした事ある方だけに分けさせていただいた。オーダーを取って、缶に詰めて、頑丈な包装をして、発送、、、、そして、実際に皆様のお手元に届くまでハラハラドキドキ。オリーブ農園を管理するのも大変なのだが、オリーブオイルで生計を立てている人はオリーブオイルを造った後もまた、大きな仕事が待っているのだ。

この25本の農園を通して、色々なことを学ばしてもらっている私。今年はあと25本、隣の土地に苗を植える予定だ。今年もたくさんのことを学び、そして大いに楽しみたい。
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by lacucinasiciliana | 2013-01-09 00:42 | オリーブオイルのお話
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