2010年 11月 14日 ( 1 )

11月11日は新酒の日!?@San Martino(サンマルティーノ)

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11月11日、San Martino(サンマルティーノ)は、シチリアでは「今年のワインが出来上がる日」と言われています。

Ogni mosto diventa vino. (= どんなモストもワインになる)

8月中旬辺りから白ワイン用の白ブドウの収穫が始まるシチリア。8月下旬には赤ワイン用の黒ブドウの収穫が始まり9月下旬にはほとんどのブドウが収穫が終了します。それから1ヶ月ちょっと。11月11日ごろになると、今年絞ったジュース達が醗酵を終えて、そろそろワインになっていますよ~、という昔の言い伝え、それがSan Martinoの日なんです。

日本にも沢山入っているNovello(ノヴェッロ=新酒)ですが、ここシチリアではお祭りなどは特別なく、Novelloを飲む習慣も特別ありません。ワインを飲む習慣が無くても、こんな日は何かしら特別な食べ物があるのがシチリア。

f0226106_146568.jpgここトラーパニではMuffoletto(ムッフォレット)と呼ばれる柔らかいフェンネルシード入りのパンをヴィンコットと一緒に食べるのです。写真は私がトラーパニに越してきた2005年11月11日、ドミンゴマンマに

「今日はムッフォレットの日だから、夕方にいらっしゃい。」

と言われて行った時のもの。お手製のビンコットとムッフォレットで軽い夕食を食べたのを覚えています。

そういえば今の時期、畑には野生のフィノッキオが沢山のフェンネルシードを付けています。だからこの時期にフェンネルシードを入れる習慣ができたのかな??と思ってみたり。

トラーパニのパン屋さんでは11月11日近くになるとムッフォレットを焼くお店が増えてきます。パンを買って家でパニーニにしたり、普通のパンの代わりにムッフォレットを食べたり、、、。地味ですが意外と浸透した食文化のようです。


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今年の11月11日はドンナフランカ@マルサラで1週間食文化集中コース開催中でした。料理を教えてくれるマリア

「今日はサンマルティーノだね~」

と言ってみたところ、

「トラーパニではムッフォレットでしょ?マルサラではビスコッティ ディ サンマルティーノを食べるのよ♪」

でたっ!!!

トラーパニとマルサラ、たったの30キロなのに又しても違う習慣が、、、、。

ビスコッティ サンマルティーノはガリガリと硬いビスコッティ。こちらもフェンネルシードが入っています。これをNovelloに浸しながらボリボリ食べるそうです。

このビスコッティ、実は私大好きでして、、、。止められない止まらない、の美味しさなのですが、1年に1回しか出回らない一品です。(自分で作ればいいのですけどね・笑)

こうした行事は忙しい日常生活の中でも季節感を感じさせてくれますよね。

イタリア在住の皆さん、皆さんの地方では11月11日には何を食べるのでしょう??
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by lacucinasiciliana | 2010-11-14 01:51 | Festaな食卓