2010年 11月 18日 ( 1 )

シチリアで出来立て羊のリコッタを味わう

「シチリアのリコッタは味が濃くて美味しい」

と、イタリア中で囁かれるくらい、シチリアのリコッタは美味しいのです。

その理由は、、、、

シチリアのリコッタは羊乳からできているから

イタリアでは「リコッタ=牛の乳」から作られるものが多い中、シチリアではある一部の地区を除くほとんどの地区で「羊乳」からリコッタは作られます。

乳の出る量は、牛→ヤギ→羊の順に少ないらしく、羊の乳は牛の乳よりもとっても味が凝縮していて濃いのです。なので、当然リコッタも濃いものができる、、、これが美味しさの秘密、という訳です。

日本でもご存知の方が多いと思いますが、、、

リコッタ = リ(Ri=再び) コッタ(Cotta=煮た)

つまり、2回煮た、という意味。

じゃ、一回目は??? それがこちら↓。

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シチリアではTuma(トゥーマ)と呼ばれこれを熟成させるとペコリーノ シチリアーノとなります。(ペコリーノのお話は次のエントリーで詳しく。)Tumaを取った後に残る液体を乳清(=ホエー)と呼び、これをもう一回、火にかけるとアラ不思議、お豆腐のようなリコッタが浮いて来る訳です。

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こんな大きな鍋でグツグツと煮ます。写真は乳清を入れているところ。

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80度に達するとお豆腐、、、じゃなくてリコッタができ始めます。目で見ていれば分かるらしいですが、一応温度計でも計るとの事でした。

おっと!鍋のフチ辺り、少しリコッタができてきているの、わかりますか??

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少し時間が経つと、どんどんリコッタができてきます。

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コレをお玉ですくって型に入れて行きます。

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見事なフルフルのリコッタ、、、、美味しそうっ!


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って、本当に美味しかったです♪ 出来立てのリコッタはアツアツで(当たり前ですが)ホンノリと羊乳の香りがしてきます。出来立てお豆腐みたいにプルンプルンしていて冬は体も温まります。ドンブリ一杯もらったリコッタですが、、、沢山ありすぎて食べ切れませんでした(苦笑)

私達がアツアツリコッタを食べている最中、マイ鍋を持参して出来立てリコッタを買いに来ている近所の人達も。

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「どうやって食べるのですか?」

と聞いてみると、

「今日のランチにパスタにするのよ。美味しいのよぉぉぉ~♪」

出来立てリコッタは、そのままアツアツでパンと一緒に食べるか、茹でたパスタをドン!と入れて混ぜて食べても美味なんです。フレッシュなものだけに、輸送も難しいらしく、、、シチリアに住むものの特権特権♪

さて、リコッタは毎日作ってその日に売り切ってオシマイ、なわけですが、リコッタの前に作ったTumaは熟成に入るわけです。詳しくは次のエントリーにてっ!
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by lacucinasiciliana | 2010-11-18 20:43 | シチリアのオイシイモノ色々