2010年 12月 03日 ( 1 )

クリスマスのドルチェの王様 Panettone(パネットーネ)

いよいよ今年も最後の月となりました。12月、と言えばクリスマス。イタリアもあと少しでクリスマスシーズンに突入ですっ!

イタリアでは12月8日、マリア様がキリスト様を受胎したといわれる日(Immacolata Concezione=インマコラータ コンチェツィオーネ)からクリスマスが始まります。8日近くになると皆ツリーを出したり、年末の贈り物の買い物に行ったりなんだかソワソワし始めるわけです。そして12月に入るとお菓子屋さん、パン屋さん、そしてスーパーでは山になっているのを見かけるのが、クリスマスのドルチェの王様Panettone(パネットーネ)。

パネットーネ=巨大なパン、という意味ですが、アントニオ(トニー)が作ったパン、Pane di Tony(パーネ ディ トニー)が訛ってパネットーネに、、、という強引な説もあります(笑)イタリア全土でこの時期になると売っているパネットーネですが元々はロンバルディア州(ミラノがある州)のドルチェです。2004年にはIGT(保護指定地域表示)も取り、正真正銘のミラノのドルチェとなったわけです。

パネットーネは通常のパンで使われるビール酵母は使わず「パネットーネ菌」という菌を使って長時間醗酵させていきます。生地にはバターや卵がたっぷりと入り手で触るとドロ~ンと伸びるとっても柔らかい生地です。そこにレーズンやオレンジピールなどを混ぜて2~3日醗酵。(長っ!)しかし、パネットーネ菌で焼いたパネットーネは保水性・防腐性・防菌性に優れていて長期保存が可能。12月8日に作ったパネットーネだって12月25日まで持ちます。

現在、どれほどのお店がこの「パネットーネ菌」を使ってパネットーネを使っているのかは分かりませんが、多くのお店は「lievito madre=リエビト マードレ」を使っているようです。lievito madreとは水と粉を溶かしたものを数日寝かせて自然に醗酵させたもの。パン屋さんなどでは毎日毎日少し生地を残して翌日の生地に加えることで醗酵しているところもあります。

さて、今年、第一号のパネットーネを我が家も購入しました♪ ↓
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うちのお隣のパン屋さんで購入。小さくみえますが1kgのものです。隣のパン屋さんは住宅街にあるフツ~のパン屋さん。以前、パン屋さんを経営するお客様がいらしたときに「パン屋の厨房を見学したい」とおっしゃるので、隣のパン屋さんに見学に行ったところ、中には本格的な石釜がありました。薪は「オリーブの木の枝を使っている」との事。普通に美味しいお隣のフツ~のパン屋さんですが、釜にも薪にも、もちろんパンの生地にも、職人さんのコダワリが垣間見れました。シチリアのパンが美味しいわけだ。(シチリアパンはシチリアの隠れた名産品ですよっ!)

なので、パネットーネにも期待大。(まだ開けていません)

いつだったか、

「イタリア人はクリスマス期間に1人2個(=2kg)のパネットーネを消費する」

と、聞いたことがあります。

我が家(2人)は毎年、色々なパネットーネをクリスマス期間を通じて、朝ごはんに、おやつに、夜食(!)に、、、と6個くらい消費します(カロリー高いのよね~、、、・汗)今年は、スーパーなどで売っている大量生産のパネットーネは購入せず、お菓子屋さんかパン屋さんで売っている手作りの美味しいパネットーネのみを数個食べたいな、と。少し大人になった私達(笑)

もともとレーズンやドライフルーツが入ったドルチェに目のない私。しばらく、パネットーネで楽しみます♪
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by lacucinasiciliana | 2010-12-03 20:11 | シチリア菓子・パン