2011年 08月 09日 ( 1 )

今年も良質のオリーブがタワワに成る(Venus et salus オリーブ畑訪問 その2 )

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オリーブの木オーナー制度Venvs et Salvs(ヴェヌス エ サルス)の畑を訪問してきた。

すっかり雑草が刈られたフカフカな土地に濃い緑のオリーブの葉。そして枝にはタワワに成るオリーブの実、、、オリーブ畑はいつ訪れても気持ちが良い。

5月6月と例年より少し雨が多かったトラーパニ。そのおかげで実もたくさん付き、現在、シチリアのギラギラとした太陽を浴びてグングンと育っている。

「ほら見てごらん。本当に美しいだろ。最高だよ、今年のオリーブは」

と、我が子の様に触ってみては褒めちぎりながら、うっとりとオリーブを見つめるアルベルト氏。

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毎年、この時期になると同じような光景を目にする私だが、実は毎年状態の良いオリーブをタワワに実らせるのは容易な事ではない。

もともと2年に1回、実を付ける種類が多いオリーブの木。生産者は毎年の生産量を安定させるために、上手に剪定をしなければならない。剪定方法を間違えると、今年はたくさん成ったけれど翌年は少ししか成らなかった、、、、なんて事にもなりかねない。特に、アルベルト氏の畑のように無農薬で育てる場合、害虫や病気にかかっていないかこまめなチェックが必要となる。

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アルベルト氏は時折立ち止まってジーッと木を眺めている。その姿はまるで、木と会話をしているようだ。

「どう、元気かい?」

「うん元気だよ。暑いけどね。」

「そろそろ水が欲しい頃だろ?喉渇いてきたよな?」

「そうだね~、来週くらいかな、水が欲しいのは。」

「よし分かった。来週、水撒きに来るからな。地下から汲み上げた冷えた水だよ。」

「楽しみにしているよ。じゃ、また来週ね。」

そんなアルベルト氏とオリーブの木の会話が聞こえてくるようだ。実際、土や枝や実の状況を見ながら手入れをするそうで、畑を見に来るとオリーブの木達の声が聞こえてくるそうだ。

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剪定方法により、毎年少しずつ木の形が違うヴェヌス エ サルスのオリーブの木達。今年は、本当に美しい立ち姿だ。

収穫まであと約2ヶ月。このまま順調に育つ事を祈るばかり。
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by lacucinasiciliana | 2011-08-09 15:11 | オリーブオイルのお話