2011年 09月 05日 ( 1 )

パレルモ市民の台所 Mercato Ballaro'(バッラロ市場)を歩く

パレルモ鉄道駅近くの入り口からパレルモのヘソとも言われるクワットロカンティまでの数キロに渡って続くパレルモ市民の台所、バッラロ市場。パレルモには、バッラロ、ヴッチリア、カポ、と3つの大きな市が毎日立つ。かつてはヴッチリアがパレルモ市民の台所と言われて栄えたが、現在はすっかり観光地化と共に廃れてしまい、それに変わってパレルモ市民がこぞって足を運ぶのがバッラロ市場である。

f0226106_2165291.jpg


パレルモ中央鉄道駅の前の通り、Via Turkoyの入り口を入ると、

「Prego, prego!! 1ユーロ、1ユーロだよ!!」

と威勢のよいパレルモ弁が聞こえてくる。しかし、それはまだまだ序の口。数キロに渡る市場には、魚屋、八百屋、肉屋、オリーブ屋、雑貨屋などなど、、、所狭しと屋台が並ぶ。狭い道には人が溢れ返り、そんな中をバイクがかっ飛ばす。イタリアには星の数ほどの市場があるが、その中でもトップクラスを行く熱気だろう。

f0226106_221516.jpg


更に足を進めていくと、バッラロ市場の中心部に入る。右に左に並ぶ廃墟、、、そんな中にバッラロ市場は立っているのだ。

f0226106_224302.jpg


大胆なんだか繊細なんだか良くわからないディスプレイも、この廃墟の中で見ると美しいものに見えてしまうのは気のせいだろうか?大都市パレルモだけあって人種のるつぼなのだろうか、ゴーヤが売られていた。市場の中には東南アジアから来た移民の為に、オクラやゴーヤなど、トラーパニでは見かけた事のない野菜が売られている屋台がある。もちろん店主はバングラデシュ人。

そんな廃墟の中の市場を抜けると、大きな広場に出る。

f0226106_229852.jpg


ここはB級グルメ天国。羊の腸をグルグルと巻いてジュージューと炭火焼きにした「スティッギョーラ」、脾臓のコンフィのパニーニ「パーネ カメウサ」、パレルモのフワフワピッツァ「スフィンチョーネ」、ヒヨコマメの粉の揚げ物「パネッレ」、ポテトコロッケ「クロケ」、、、あちらこちらにある小さな屋台から美味しそうな匂いが漂う。

f0226106_23235100.jpg


f0226106_234212.jpg


市場にはお腹を空かせて行くべし。

さて、腹ごしらえをして先に進む。この先は何故か肉屋が多い。

f0226106_2362311.jpg


軒先には、子羊の半身がブラリとぶら下がり、ショーケースの中を覗いてみると、羊の頭、豚足、タン、トリッパなどなど、モツ系もしっかりと並んでいる。モツ嫌いの人には少々辛いかもしれない。そこを抜けるといよいよ市場も終わる。ゆっくり歩けば1時間以上かかる市場見学。活気があって楽しい市場ではあるものの、やはり市場が少しばかり危険なのはどこも一緒。写真を撮るのに夢中になって、お財布がなくなった、、、、なんて事にならないよう注意しよう。

f0226106_2422686.jpg


「市場を見ればその土地の食文化が分かる」

と言われるくらいイタリア人の生活に根付いている市場。バッラロもシチリアの食文化を垣間見ることが出来る市場のひとつ。バッラロ市場には休みがなく連日開催している。是非足を運んでいただきたい私のオススメ市場だ。
[PR]
by lacucinasiciliana | 2011-09-05 02:46 | シチリア・旬の食材