2011年 11月 09日 ( 1 )

11月11日 サン マルティーノは新酒と一緒にビスコッティを食べる

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11月11日はサンマルティーノの日。この日は、新酒が出来上がる日、とも言われてる。

イタリア、フランス、など、ワインを製造する国ではそれぞれ新酒の「解禁日」が決まっているのは周知の通り。今年の解禁日はイタリアは11月6日、フランスは11月19日。これはかつて「新酒」を作る際の品質低下を防ぐために解禁日を決めた、と言われているが、ここシチリアでは「解禁日」は関係なく、サンマルティーノの日が新酒の日、という傾向がある。

8月下旬~9月下旬に収穫されたブドウは、11月11日ごろになるとアルコール度数も安定し、「ワインになる」と言われていた。もちろん昔は、今のような最新技術もなく、ブドウを収穫して絞ってモストを造り醗酵させる、というごくごくシンプルな工程だ。かつてはここトラーパニでもサンマルティーノのお祝いをする風習があったのだそうだが、世間で「Novello(ノヴェッロ)=新酒」がもてはやされるのと逆に、だんだんお祝いの風習はなくなっていったそうだ。ここシチリアではほとんど消費されない新酒だが、シチリアのカンティーナは海外輸出向けに新酒を造っているそうだが。

さて、お祝いはしなくなったものの、この時期にるとトラーパニのパン屋やお菓子屋さんに並ぶものがある。それは、「Biscotti di San Martino(ビスコッティ ディ サンマルティーノ)」。

ガリガリの硬いこのビスコッティは、新酒に浸しながら食べるのが習慣だったとか。フェンネルシードが入る生地で爽やかな後味がする。

新酒と言えば赤ワインが定番だが、この時期まだまだ暖かいシチリア。軽め、、、とは言え、赤ワインを飲みたい気分にならないことも事実。毎年新酒を味わうことがない私だが、今年の11月11日は金曜日。たまには新酒を味わってみようか、、、、。
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by lacucinasiciliana | 2011-11-09 00:22 | シチリア菓子・パン