2012年 11月 09日 ( 1 )

無農薬ワインを造り続ける真摯なカンティーナ「Di Giovanna(ディ ジョヴァンナ)」

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先日、お客様からのリクエストでとあるカンティーナに行ってきた。

行ったのはアグリジェント県にあるサンブーカ ディ シチリアという小さな街。その近郊の丘の上にある「Di Giovanna(ディ ジョヴァンナ)」というカンティーナ。Di Giovannaはオーナー一家の苗字だ。

サンブーカ ディ シチリアの近くには、かの有名なプラネタのカンティーナやブドウ畑もあり、ブドウ栽培が盛んな地域である。Di Giovannaはこの街の近くの400m~800mと標高の高い場所に無農薬でブドウを栽培している。

まずはサンブーカ ディ シチリアの街で待ち合わせ。待っていてくれたのは、経営者兄弟の一人、グンテルさん。

「直接カンティーナで待ち合わせでも大丈夫でしたが。」

という私に、

「いやいや、カンティーナは君たちだけじゃ辿りつけないよ。」

と笑うグンテルさん。その意味はその後に分かった。

道は比較的きちんと整備されているものの、小さな看板を見逃してしまったら絶対に辿りつけない、、、そんな場所にカンティーナはあった。

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まずはブドウ畑の説明から。

ブドウ畑は、前列からシャルドネ、カベルネ、ネーロ ダヴォラ、ソービニヨン ブラン、、、、という具合で横一列に植わっているとのこと。この畑は約400メートルの高さにあるらしいが、朝と夜の気温の差が大きいため、昼にしっかりと太陽を浴びたブドウ達は夜には休む事が出来、またその温度差がブドウの糖度を上げるのに具合がいいそうだ。写真のブドウ畑のから続く山もグンテルさん一家の持ち物だそうで。

「山全体が自然保護区に認定されているからね。他の人が畑や建物を作ることも出来ないから、他の畑から農薬が飛んでくる事もないんだよ。」

シチリアのブドウの収穫は早く、ブドウ達は跡形もなく収穫されていたが、少しだけ残っていたシャルドネの実を食べてみた。干しブドウにはなっていなかったが、その実は驚くほどに甘かった。

さて、続いてカンティーナの内部へと続く。

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非常に最新のシステムが導入されていて、思ったよりも規模が大きい。グンテルさんは、ワインの造り方を隠す事なくイチからジュウまで語る。無農薬の法律の事や、酵母のことも、非常に詳しく話してくれ彼の誠実さが伝わってきた。

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地下に行くと今年のワインを待っている樽が並んでいた。

通常は見学を受け付けていないというこのカンティーナ。試飲スペースは特別用意されていない。そして時間はお昼前。

「今ここで、皆、空腹のまま試飲しても、僕たちのワインの美味しさを味わってもらえないと思うんだ。好きなワインを持っていって、さっき予約しておいたトラットリアで料理と一緒に味わってみて。」

色々なワインを頂きカンティーナを後にする事となった。

さて、サンブーカ ディ シチリアの近くにある小さなトラットリアに到着。私達がここで選んだのはネーロ ダヴォラのロゼ。

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最近、シチリアではロゼ造りがちょっとした流行になっているが、Di Giovannaのロゼは非常に香りが高い。魚にも肉にも合う感じだ。

ワインは生産者に会って話を聞いてから味わうと、ただ単にワインを味わうだけよりもなんだか美味しい感じがする。それはきっと生産者の想いがワインにこもっていることを感じられるからであろう。Di Giovannaのロゼワインも生産者の性格同様、非常に実直な味がした。

Di Giovannaのワインは日本のワインインポーターのネットショップで購入が可能だ。興味のある人は是非一度飲んでみていただきたい。

■ eurovin(エウロヴァン) ホームページ → http://www.eurovin.co.jp/main/index.html
■Di Giovannaのページ → http://www.eurovin.co.jp/winery/giovanna.html
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by lacucinasiciliana | 2012-11-09 01:29 | シチリアワイン