2012年 12月 07日 ( 1 )

まだまだ続くオリーブの収穫

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今年も早いものでもう12月。11月に収穫を終えた私はすっかりオリーブの収穫はもう終わり!と思っていたが、トラーパニ全体で言えばまだまだ終わってはいない。

この前の日曜日、とあるオリーブ農園に収穫の様子を見に行った。

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ここはトラーパニから約15キロほど内陸に入ったところにあるオリーブ農園。今年の収穫はやや遅めに始まったものの、12月の収穫というと既に遅めの収穫。オリーブの実も随分黒くなっているのだろう、、、と想像していた。ところが。

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まだまだ青いオリーブの実がたくさん付いていた。もしかして標高が高いの?と、収穫をしていた農作物専門家フランチェスコに聞いてみたところ、

「ほら、遠い向うに海が見えるでしょ。あそこがゼロメートル地帯。そう考えると100メートルもないんじゃない?」

丘の上、、、というほどでもないこの土地で、12月になってもまだまだ青い理由。それは色々な事に起因すると。

「オリーブの木はね、実がたくさん付くと、なかなか熟さないんだよ。逆に少ないと早く熟す。それだけじゃなくて、土、その土地の気候、気の樹齢や健康状態、、、その他、色々な要素があるからね。一概にこうだ、とは言えないんだよね。」

土地は近くても土の質が異なったり、太陽の当たり方が違ったりする。実際、同じオリーブ農園の中でも実の熟すスピードは地区によって、いや、言ってみれば1本1本違うのである。この農園のオリーブの木は、驚くくらいたわわに実が成っていた。熟すのがゆっくりだったのはきっとそれが一番大きな要因であろう。

そして今日も宝石のように美しいオリーブの実を見ることができた。

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この日、見学途中に段々雲行きが怪しくなってきた。

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10月のオリーブ収穫は天気も良くて暖かくて気持ちよいが、12月の収穫は雨が降らない日を見つけながら寒い中の収穫となる。厳しい気候条件でも収穫せねばならぬ生産者達。オリーブオイルも農産物。農業は育てる喜びも大きいが、やはり大変な仕事なのだ。

トラーパニではオリーブの収穫はそろそろ最終期を迎える。
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by lacucinasiciliana | 2012-12-07 00:23 | オリーブオイルのお話