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カテゴリ:シチリアの畑から( 23 )

収穫したての幸せ

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昨日、ドミンゴ家の畑からブロッコロという名のカリフラワーをひとつ収穫してきた。

ブロッコロは房が分かれてくるほど大きくなってから収穫すると、茹でた時に強烈な臭いを発する。近所でブロッコロを茹でると、今日は近くで茹でてるな、、、と分かるほどの臭いだ。しかし、八百屋で買うブロッコロは既にだいぶ成長してから収穫されている。農家も野菜を作って売って生活をしなければならないため、一株がある程度大きくなってから収穫しよう、、、と思うのは、当然の心理であろう。なので、この臭いはやむを得ない、、、と皆、諦めている。ちなみに茹で上がったブロッコロ自体はそんなに臭くないのだが。

昨日収穫してきたのは、まだまだ大きくなり切っていないみっちりと詰まったブロッコロ。このくらいで収穫して茹でても、特有の臭いはあまりせず、味も引き締まっていて本当に美味しい。畑から収穫できる特権だ。

今日はクタクタになるまで塩水で茹で、玉ねぎを軽く炒めたフライパンに入れて潰し、アルデンテよりちょっと柔らかめに茹でたパスタに絡める。たっぷりのオリーブオイルと炒ったパン粉を上に乗せて。こんなブロッコロはシンプルに食べるのが一番美味しい。そして、そんな生活にちょっとした幸せをも感じるのであった。
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by lacucinasiciliana | 2013-01-28 23:19 | シチリアの畑から

1月の畑

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1年の中で一番寒い季節の1月。2月になると、どことなく陽射しが春めいてくるのだが、1月は天気が崩れる事も多く、降水量も多い。それでも霜が降らないトラーパニでは、冬でも元気に野菜達が育っている。

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春の訪れを感じさせるグリーンピースも既に植えられて育ってきている。今植えられているのは2畝だけ。この後、時期を少しずつずらして苗を植えて、収穫時期を微妙にずらして短い春野菜の季節を少しでも長く楽しもう、、、という策略だ。

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今が旬のブロッコリー、、、という名の、黄緑色のカリフラワー。シチリア方言で「ブロッコロ」と呼ばれるこの野菜は実はカリフラワーだ。しかし誰しもが「ブロッコロ」と呼んでいる。実際、味も食感もブロッコリーとカリフラワーの中間と言った感じで、日本の白いカリフラワーほどツブツブ感がなくってクリーミーな感じなのである。八百屋には既に人間の頭ほどの大きさの巨大ブロッコロが並んでいるが、ドミンゴ家のはまだ小さくってかわいい。このくらいの時期に収穫して食べると、茹でた時の特有の臭みもなく非常に美味しい。私も一つ収穫。食べるのが楽しみだ。

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これも冬を代表する野菜、カルチョーフィ。日本では「アーティチョーク」と言った方が分かりやすいかもしれない。カルチョーフィにはクリスマスシーズンに向けて蕾をつける「precoce(プレコーチェ=早なり)」と、復活祭に向けて蕾をつける「tardivo(タルディーヴォ=遅咲き)」がある。ドミンゴ家にあるのはタルディーヴォ。蕾をつけるのはこれからだ。

その他、ネギ、サラダ菜、葉野菜が元気に育っていて、にんじん、玉ねぎが現在成長中。もう少しすると、グリーンピースやソラマメの苗植えが忙しい時期となってくる。

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3年前、マンマの誕生日にプレゼントした金柑の木。イタリアでは「mandarini cinese(中国のマンダリン)」と呼ばれる。3年目となった今年はタワワに実を付けた。日本では甘~く育つ金柑だが、シチリアではいくら放置しておいてもさほど甘くはならない。爽やかな渋みがあって甘酸っぱい。きっと土壌が違うからであろう。ドミンゴ家の人達は誰一人、金柑を好まない。熟しているものは全て収穫してきたのでシロップ漬けにしてみようかと思う。

シチリアの冬の畑は想像以上に賑やかだ。それは霜が降らないから、そして降水量が多いから。夏になると一滴も自然の恵みの雨を受けることができないシチリア。土はカラカラに乾き、8月が終わる頃には暑さと水不足に強いトマトですら枯れてくる。それが今の時期は常に畑の土が湿っているほど雨がふる。夜の気温も氷点下にはならないので植物も青々として寒いながらに元気に育っている。

冬の畑に出ると何故か元気になる。それはきっと植物達がパワーを与えてくれるからであろう。
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by lacucinasiciliana | 2013-01-21 05:21 | シチリアの畑から

秋は野草狩りに行こう!

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やっと気温が下がってきたトラーパニ。雨が降り始め、そして気温が下がったとは言え日中には太陽がサンサンと照るこの季節、田舎には「食べれる野草」がグングンと背を伸ばしてくる。

今の時期、収穫できるのは「ジーラ」という小松菜のようなものと、「クワレッドゥ」と言われるかなり苦味の強いもの、いずれも野生種のもの。たっぷりの湯で茹でてレモンをギュっと絞って食べるととっても美味。

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私が師と仰ぐドミンゴパパはいつもポケットに小さなナイフを携帯している。数十年も使い込んでいる年季の入ったナイフだ。パパはこの小さなナイフで機用に根っこから引き抜き、泥が付いた部分を掃除していく。そのスピードはとても80歳を過ぎたお年寄りとは思えず。私も頑張ってみるがそのスピードには全く叶わない。

田舎は普段生活する海の香りがするトラーパニとは違い、土と緑の香りがする。そんな中での野草狩りはいつもと違う風景、そして香りにちょっとワクワクする。皆で競争するかのように野草狩りに夢中になった。

この日は天気がぐずつき、途中から大粒の雨が降ってきたため中断したが、1週間あっても食べきれないくらいの野草を収穫してきた。さて、今週はこれをどうやって食べ続けるか、、、ありがたくも悩ましい問題だ。
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by lacucinasiciliana | 2012-10-29 16:48 | シチリアの畑から

シチリアの畑 @ 秋

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猛暑がが続いた2012年のシチリア。

9月にチョロリと雨が降ったものの、今の今までまとまった雨は降っていない。しかし、夏が暑かった(=暑過ぎた)せいか、植物達も相当お疲れだったようで。雨が少し降って、気温が下がってきた今、なすやピーマンが狂ったように実を付けている。このナス、巨大になる品種ではあるけれど、この時期に育つものはそこまで大きく育たない。あまりに美味しそうだったので、私もいくつか収穫してきた。

さて、こちらはカルチョーフィ(アーティチョーク)。

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一度株を植えると毎年同じ場所に生えてくる。夏の間は土を休ませるためにカルチョーフィが生えてくる場所には何も植えない。このカルチョーフィ、蕾が付き始めるのは年を越して2月頃。(ちなみにカルチョーフィの食用部分は実ではなく”蕾”。)まだまだ先は長い。

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フィノッキオも苗を植えた。

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これは「ブロッコロ」とシチリア方言では呼ばれるカリフラワー。黄緑をしたブロッコリーとカリフラワーの中間みたいなものだが、正確にはカリフラワーだ。これが非常に紛らわしい方言なのだ。

こんな冬野菜を畑で見かけるようになると、いくら日中まだまだ暑いシチリアでも、

「あ~、冬に一歩一歩近づいているのだな~。」

と感じさせてくれる。

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ジャガイモは初夏と冬の年に2回収穫。

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ネギもジャガイモ同様、初夏と冬の2回の収穫なのだが、初夏は球形、冬は細長いネギ。出来るネギの形が違うのも面白い。もちろん同じ品種を植えているのだが。

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今が食べ頃のちょっと先がピンクっぽいサラダ菜。ほろ苦さと甘さが共存している私の好きなタイプであるが、なぜかドミンゴ家ではあまり人気がない。

畑を見ながら、

「今年は野菜が高くってね。去年の1,5倍くらいするんだよ。」

とぼやいたら、

「今の季節は野草がたっくさん生えているよ。八百屋に買いに行くくらいなら、ここに収穫にきてたっぷり持って帰れ。」

春と秋はシチリアでは野草の季節。食べれる野草がそこら中に生えている。そして畑にはそろそろ、ほうれん草やチコリアといった栽培した葉野菜もたくさん収穫できる頃。

今週末はパパと一緒に野草狩りに行ってこよう。
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by lacucinasiciliana | 2012-10-10 16:52 | シチリアの畑から

パッシート用のブドウZibibbo(ズィビッボ)を食す

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先日ブドウ農家から差し入れを頂いた。

「今、Zibibbo(ズィビッボ)の収穫をしているんだよ。美味しいから食べてごらん。このブドウはね、ワインを造るように栽培しているけれど、食べても美味しいんだよ!」

Zibibbo(ズィビッボ)はアラブ語で、イタリア語名はMoscato d'Alessandoria(モスカート ディ アレッサンドリア)。つまり

「アレッサンドリアのマスカット」

アレッサンドリアはエジプトの都市で、きっとこの辺りで生まれた品種なのでは、、、?と言われている。

このブログでも何度か紹介したパッシートは甘い甘い甘美なデザートワイン。干しブドウを醗酵中に加えながら造るというちょっと変わった作り方をする。

zibibboの粒はワイン用のブドウとしては中ぐらいの大きさ。このブドウ、食べてみると、、、甘い。普通に食べている食用のブドウよりはるかに糖度が高いのがよく分かる。そしてちょっと厚めの皮と実の間が特に甘い。(皮が厚いからこそきれいな干しブドウとなるのであろう。)口の中で皮を噛んでいるとジュワーっと甘さが口の中に広がっていく。甘いのでたくさん食べるタイプのブドウではないが(もちろんイタリア人はモグモグとたくさん食べているが)、このブドウをデザートワインと合わせても美味しいだろう、、、と思わせるほどの糖度の高さだ。

先日、農民市場では「Inzolia(インツォーリア)」と書かれた札のブドウを売っている農家が数軒あった。Inzoliaはトラーパニ地方を代表するワイン用のブドウ。7月から出回るブドウだが普段は食用として売られることはない。ワイン用ブドウを収穫する時だけに味わえる極々短い旬ものだ。

ワインを造る品種のブドウそのものを食べてみる事は、ワインを知る上での必須な事のように思う。なぜなら、ワインになる前にブドウの段階でその持ち味というものが感じられるからだ。そこからどんなワインになるのか、、、それは生産者の思惑により星の数ほどの違う味わいのワインが生まれるのだが。

現在トラーパニでは白ブドウの収穫はほぼ終わり、黒ブドウ(赤ワイン用のブドウ)の収穫真っ最中。ワイン用の黒ブドウは食用のブドウとしては適さないものが多いが、これもまたつまみ食いしに行ってこよう。
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by lacucinasiciliana | 2012-09-10 15:31 | シチリアの畑から

秋のシチリアの畑

すっかりご無沙汰している間に、畑もすっかり模様替えしたシチリア。畑では冬の味覚がスクスクと育っている。

冬の味覚の代表格といえばこちら。

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フィノッキオ。日本語では「ういきょう」。アニスのようなセロリのような爽やかな味が特徴の野菜だ。このフィノッキオは確か10月中旬くらいに苗を植えていたのでただいま約1ヵ月半。一番下の白い部分がこれから成長してきてクリスマス前には食べ頃となる。フィノッキオは市場に出回るより少し小さい状態で収穫するととっても甘みが強く柔らかくて非常に美味。市場に出回る大きさだと既にちょっと筋っぽい感じもする。ドミンゴ家ではクリスマスの食卓で初物のフィノッキオを食べるのが恒例。もうそんな時期が来たのだ、、、と私にとっては季節感たっぷりの冬野菜だ。

そして、冬と言って忘れてはならないのがコレ。

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カルチョーフイ。日本語では「朝鮮アザミ」。まだ実が成っていないが、この中心部辺りからニョキニョキと実が出てくるのだ。カルチョーフィにはクリスマス前に出てくる「precuoce(プレクォーチェ)」と春の復活祭の時期に出てくる「tardiva(タルディーヴァ)」があるのだが、ドミンゴ家のものはタルディーヴァ。だからもう数ヶ月待つことなるのだが、ただいま市場ではワンサカと盛られたカルチョーフィが出てきたところだ。

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その他にも、左上から時計回りにカリフラワー、長いタイプの赤たまねぎ、ホウレンソウ、そして野菜ではないがシチリアの冬と言えばオレンジ!現在ドミンゴ家の畑は賑やかだ。

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ここは春に向けてもうすぐ苗が植えられる場所。きっとソラマメやグリーンピースに違いない。シチリアは霜が降りるほど気温が下がることがないから、温室を作らなくても一年中苗を植えることができるのだ。こうして耕して畝を作り畑を管理するのは御年81歳のおじいちゃん。一人で相当な広さの畑を管理しているのだが、畑にいるときは私より力強いところが恐ろしい。

今年もあっという間に時が過ぎ、もうすぐ12月。今まで秋、、、という感じのシチリアもググっと冬っぽくなってくる季節。そして12月はクリスマスの料理やお菓子が食べられる楽しい時期!楽しくもあり食べ過ぎが怖い時期が今年もやってくる。そんな季節になると畑の冬野菜もそろそろ収穫だ。
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by lacucinasiciliana | 2011-11-30 02:53 | シチリアの畑から

夏の恵みを収穫する

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昨日は日曜日。夏の暑い日はドミンゴ家にて昼食を家族で囲んだ後、思い思いの場所でゴロゴロするのが恒例。田舎の夏は灼熱で、昼間は暑くて外に出れないほどだ。夕方になって、マンマが

「トマト収穫に行くけれど一緒に来る?」

行き先は家か7kmほど離れた丘陵地帯にあるもうひとつの畑。広大な敷地には、オリーブの木150本をはじめ、トマト、メロン、スイカ、そしてプラム、りんご、さくらんぼう、アーモンド、洋ナシ、イチジクなどなど、果物の宝庫でもある。

4月の末に一緒に苗を植えたトマト達は、シチリアの乾いた大地にしっかりと根ざし、着々と真っ赤に色を変えていっていた。

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葉は枯れてきても実はどんどん熟してくる、逞しいトマト。ひとりひとりバケツを持って収穫。

「お~い、次はこっちだぞ~」

トマトの収穫が終わる頃、パパから新たな号令がかかる。

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パパのいるところに行ってみると、木にタワワになる実!なんだろこれ?答えは

「プラム」。

ブドウの粒ほどの大きさの実が、枝にビッシリ!毎年全部一気に実り、一気に収穫する。今年はラッキーな事に一緒に収穫が出来た。

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バケツ2杯分、満タンに収穫。

たっぷり収穫したトマトとプラムを車に積んでいる最中、「収穫祭」という言葉を思い出した。確かにこうしてたくさんの食物が収穫する時、心はウキウキ、そして、自然に感謝する気持ちでいっぱいに、、、こんな感情が自然と湧いてくる。昔の人達は、豊作を祈り、豊作に感謝する、そして何よりもこの大自然に心から畏敬の念を払っていたのだろう。そんな気持ちがほんの少しだけ、分かち合えた感じがした。

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「今年ははりんごも豊作でね。」

たくさん成るりんごをいとおしむようにマンマが言った。

りんごは虫が付きやすいため、無農薬で育てるのはなかなか難しい果物。今年は今のところまだ虫食いにも合わず元気で育っているらしい。秋の収穫、、、、是非とも私も参加したいものだ。
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by lacucinasiciliana | 2011-08-08 20:19 | シチリアの畑から

松の実狩り ~松の実はどうやって成る?~

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松の実、、、、というなんとも単純な名前のこの食材は、当然ながら名前の通り「松の実」である。しかし、日本にいた時は、「松の実」という言葉はまるで食材の名前のような感じがして、松の実が「実」である事をすっかり忘れていたような気がする。

が、シチリアに来てやはり「松の実」は松の実なのだな~、、、と実感するのであった。(意味不明?)

松の実はどんな松に成るわけではない。百種以上ある、と言われる松の木の中から、ある特定の種類の木が「実」をつけるのである。一番上の写真はトラーパニから15キロほど行った丘の上にある「秘密の松の木」。こんな松に成る松ぼっくりに松の実は入っているのだ。

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5mは軽くある高い木の上についている松ぼっくり。手のひらほど大きい松ぼっくりはしっかりと木についているため、石を投げてもなかなか落とすことができない。木の破片を投げてみたが落ちない、、、これはもう登って取るしかない、、、と思っていると、連れて行ってくれたフランチェスコが本当に気に登り始めた!


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そして、上から投げてくれた松ぼっくりにはビッシリと松の実が付いていた。

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それをひとつひとつ丁寧にはがしていく。これがまた力の要る作業で、手は松脂でベトベトしてくるのであった。そしてそれを石で割って開いてみる。

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そこには小さな「松の実」があった。一粒の松の実を取り出すのにどれだけの苦労を強いられたことか、、、。これぞ松の実が高価な理由なのではないだろうか。

松の実は脂質の70%以上は不飽和脂肪酸からできていて、コレステロールを下げる、アンチエイジングなど体に良い成分がたくさん含まれるという。シチリア料理には欠かせない食材でもある松の実。一粒をとるのがこんなに大変なことをどれだけの人が知っているのであろうか、、、。

童心にかえって満喫した松の実狩り、帰りの車の中はアニスのような香りでいっぱいだった。どこからだろう、、、と思っていると「松脂だよ」とフランチェスコ。松脂がこんな香りがする事を始めて知ったのであった。こんなことが日常的に経験できる、田舎暮らし。やっぱり辞められないのであった。
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by lacucinasiciliana | 2011-06-25 17:26 | シチリアの畑から

トマトの苗植えをお手伝い

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パスクワ(=イースター)前の話になりますが、ドミンゴパパに引っ付いてトマトの苗植えをお手伝いしてきました。

このブログではおなじみのドミンゴ家の畑ですが、いつもレポートしているのは家の裏にある畑。トマトの苗を植えたのは家から5キロほど離れた丘の上の小さな村、ピアノネーヴェというところにある大きな畑。ここには広い土地があるのでたくさん植えるものや、スイカ、カボチャ、メロンなど横に広がり場所を必要とするものを植えます。

車で家を出てウネウネ道を走る事15分。到着~。パパはピアノネーヴェの畑に週2~3回来ては畑を耕したり、苗を植えたり、150本ほどあるオリーブの木を観察したり、野草を摘んだり、、、、仕事は絶えません(汗)ここには、アーモンド、くるみ、りんご、桃、アプリコットなどなど、フルーツの木もあります。さて、到着したら一番最初にすること、それは、、、

「水汲み」

水道なんて無いこの畑。井戸から水を汲み上げて、パパ特製の蛇口付きバケツに入れます。蛇口からは長~~~いホースが繋がっていて、蛇口をひねると水が流れ、斜面を利用してホースから水が出る仕組みです。素晴らしい。

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苗植えには4人で行ったので、それぞれ作業分担。マンマ→水を汲む、私→苗を持ってパパと一緒に移動、パパ→苗を植える、C氏→水遣り。

畑は既にパパが2回ほど耕して、フォッサと呼ばれる穴を等間隔で作ってあります。そこにまずは水をまく。

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上の写真に軽く窪みがあるの、、、分かります???(分からないか、、、)

そしてパパが苗を植えていきます。

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苗は専用の棒でグサッ!と穴を開け、そこに苗を埋め込みまわりに土をかぶせていきます。神業のような早さで植えるので写真がなかなか取れず。

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↑こちらが本日の苗、、、、ってこれで1/4(汗)3種類の苗合計、180本を植えます。コレをもってパパに苗を渡していくのが私の仕事。一番楽だって??(笑)

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後ろからはチョーやる気の無い人が植えた苗の窪みに水をまいています(笑)この日、パパの家に遊びに行ったら突然手伝わされる事になったトマトの苗植え。C氏は靴が汚れるから、、、、って靴の上にビニール袋!(爆)ちなみに私は、畑用長靴を常備しているのでした。しかし風景がきれい&空気が澄んでいて気持ちい~!!

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4人で植えること約2時間。180本の苗植えが完了!今回は4人もいたので早く終わりましたが、いつもはパパ、この作業一人でやっています。

「一人でやるとさ、水→苗植え→水、と3回周らないといけないんだよね。」

そ、そりゃ、大変だ、、、。写真で分かるかも知れませんが、苗と苗の間は十分な距離を取っていて1.5~2メートルくらい離れています。そこを重いホースを引きずって、腰が痛くなる苗植えをして、、、とても80歳の仕事には思えません(汗)

りんごの花が咲いていました。

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このトマトは7月頃から収穫が始まり、ドミンゴ家恒例の夏の行事、「トマトソース大作戦」に使われます。今年も美味しいトマトが育ってくれるといいな♪
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by lacucinasiciliana | 2011-04-30 05:04 | シチリアの畑から

アプリコットが豊作です!

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今年のドミンゴ家はフルーツが豊作!なかでもアプリコットはコレデモカ~!というくらいの実を付けています♪

アプリコットはイタリア語で「albicocca=アルビコッカ」。日本ではフレッシュのアプリコットを食する機会がほとんどありませんが、イタリアでは初夏を代表するフルーツのひとつです。私の大好物でもあります♪ 野菜達は旬がどんどん長くなってきているのを感じますが、フルーツはまだまだ旬を感じさせてくれます。1年に短い期間のお楽しみ!という感じです。ドミンゴ家のアプリコットは今年で6年目くらいでしょうか、、、。私がトラーパニにやってきた年には花がいくつか付いているくらいの小さな細い若い木だったんです。それが今ではこんなご立派に。

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立ち姿がとっても美しい木です。

毎年毎年、少しずつ成長していき、去年は数個の実を付けました。で、今年はいきなり豊作!パパは、

「風で大量に落ちないといいけどな、、、」

と言っていました。そう、ここトラーパニはシロッコというアフリカからの風が吹き荒れます。特に季節の変わり目には頻繁にやってくるこのシロッコ。収穫ができるであろう7月まで頼むよ、落ちないでおくれ!
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by lacucinasiciliana | 2011-04-27 02:23 | シチリアの畑から