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カテゴリ:オリーブオイルのお話( 30 )

2013年春 日本オリーブオイル普及活動色々

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4月6日と7日、2日間に渡って日本でオリーブオイルセミナーを4回開催した。今回も相変わらずオリーブオイル生産者アルベルトとのコラボレーションだ。

ここ2年、春と秋、1年に1~2回ほど開催してきたオリーブオイルセミナーは、実は「オリーブの木オーナー制度Venvs et Salvs(ヴェヌス エ サルス)」の販促活動から始まった。美味しいオリーブオイルを分かっていただけなければ、誰も申し込んでくれないだろう、、、と考えた私達は、まずは「美味しいオリーブオイルを見分ける力をつけること」を目標として第1回のオリーブオイルセミナーを始めた。今回で第4回目を迎えたオリーブオイルセミナーでは、参加してくださる皆さんのテイスティング力のアップを目の当たりにする事ができた。

ここ2年でオリーブオイルに対する日本での注目度も随分上がってきた。そこで、今年の春は毎回1回だけの開催だったセミナーを、合計4回。場所もテーマも変えて開催した。オリーブオイルソムリエの方々が参加するプロ向けコースから、本当に基礎を分かってもらうための基礎セミナー。それは私にとって初めて皆さんのオリーブオイルへの熱意を体で感じることのできた貴重な2日間であった。

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2年間に渡り日本でセミナーを開催した私達が非常に強く感じたこと、それは

「正しいオリーブオイルに関する知識が日本に伝わっていない事」

日本にはオリーブオイルの文化も伝統もない。ここ10年くらいで急速に関心を増してきたオリーブオイルだが、まだまだ正しい知識が伝わってなく、正しい知識をを伝えられる人が少ないのが現状だ。美味しくて体にも良いオリーブオイル、、、それは、品質の良いオリーブオイルに限っての事。そうでないオリーブオイルは返って体に良くない影響を及ぼす可能性すらある。そんな事を知っている人がどれほどいることだろうか?

そこで私とアルベルトは考えた。日本に正しい知識を伝える人を養成する学校を作ろう。それは資格を取るための学校ではなく、オリーブオイルの本質を知るための学校。オリーブオイルをもっと知りたい、オリーブオイルの良さを広げたい、と本気で考える人を養成する学校だ。シェフ、オリーブオイルソムリエ、料理の先生、インポーターなど、、、食に携わる仕事をしている人を中心に、オリーブオイルについての知識を深め、体で感じてもらえるような今までになかった学校を。

今回の4回のセミナーを終了した今、頭のなかにボンヤリとしていた構想が一気にくっきりと見えてきた。2014年の開講を目指して約1年、アルベルトとじっくりと企画を煮詰めていくつもりである。秋頃までには、皆さんに具体的な形で紹介できるようピッチを上げて行きたいと思う。
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by lacucinasiciliana | 2013-04-19 23:30 | オリーブオイルのお話

オリーブオイルセミナーのお知らせ

来る2013年4月にトラーパニの敏腕オリーブオイル生産者アルベルト・ガッルッフォ氏とオリーブオイルセミナーを開催します。今年は、毎年恒例のVenvs et Salvsオリーブオイルセミナーの他、基礎編のオリーブオイルセミナーも開催します。


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▼第4回 ヴェヌス エ サルス オリーブオイルセミナー募集詳細 ▼
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皆さん、お待たせしました!
毎年春の恒例行事、今回で第4回目となる
Venvs et Salvsのオリーブオイルセミナーの日程が決まりました!

::今までのセミナーの様子はこちらからご覧いただけます::
↓↓↓↓
第1回 http://cucisici.exblog.jp/15716397/
第2回 http://cucisici.exblog.jp/16750394/
第3回 http://cucisici.exblog.jp/17316537/

■第4回Venvs et Salvsオリーブオイルセミナー 2013年4月詳細■

テーマ 「地中海のオリーブオイル」

スペイン、ギリシャ、チュニジア、モロッコ、、、、イタリアの他にも地中海全域で
造られているオリーブオイル。
イタリアのオリーブオイルとはどう違うのか?
どうしてイタリアのオリーブオイルが高品質と言われるのか?
おなじみのオリーブオイルスペシャリストのアルベルト・ガッルッフォ氏と一緒に検証していきましょう!

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<開催日程>
4月6日(土)17:30開始
*セミナー&オリーブオイル試飲 約2時間
*ディナータイム          約2時間(グラスワイン2杯付き)

<参加費>
一般参加 : 15,000円 
オリーブの木オーナー様 : 13,500円

<開催場所>
外苑前のレストランにて
(お申込みの方にのみ詳しくご案内させていただきます)
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イタリアのオリーブオイルを試飲知る機会は最近、多く見かけますが、
その他の地中海の国々で栽培されるオリーブオイルをまとめて試飲&比較検証する機会は
なかなか少ないと思います。

「イタリアのオリーブオイルは高品質だ」

と、言われますが、それは本当なの?
本当だとしたら、どうして高品質なオリーブオイルができるの?
イタリアのみならず、地中海全域のオリーブオイル事情を知るチャンスです!

通訳はもちろん、ワタクシ、佐藤 礼子が担当します。

■アルベルト・ガッルッフォ氏紹介---------------------------------------------------
シチリアの優秀なオリーブオイルの造り手としてイタリアで注目される。
イタリア政府公認のカーポ・パネルとしても活躍し、卓越したテイスティング技術を持つ、
イタリアでも数少ないオリーブオイルを語れる生産者。
彼の作りだす珠玉のオリーブオイルは数々の賞を受賞している。
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▼オリーブオイルを知ろう!【基礎編オリーブオイルセミナー】▼
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Venvs et Salvsオリーブオイルセミナーは今回で4回目を迎え、
内容もだいぶ高度となってきました。
毎回連続して参加されている生徒さんも多いため、
もはや試飲テクニックも簡単に説明する程度です。

「参加してみたいけど、着いて行けるかしら、、、、」

と心配しているオリーブオイルビギナーのあなたに朗報です!

オリーブオイルの基礎の「キ」を知るためのセミナーを開催します。

・オリーブオイルは使ったことあるけれど実際どうやって作られるのかしら?
・オリーブオイルって本当に体にいいの?
・どういうオリーブオイルを選べばいいのかしら、、、?

今更、人に聞きづらい疑問にお答えします!
もちろんテイスティング技術もイチから伝授。

講師はこちらもアルベルト・ガッルッフォ氏。
イタリアでも注目されるオリーブオイル生産者に直接話を聞けるチャンスです!

基礎編とはいえ、生産者から直接話が聞ける貴重なチャンス。
もう一度、オリーブオイルの作り方等、基礎編を復習したい、、、という方にもおすすめです!

基礎編に参加後、夜はVenvs et Salvsオリーブオイルセミナーへ、、、とW参加も大歓迎♪

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<開催日程>
4月6日(土)11:00~13:00 2時間

<参加費>
5,000円

<開催場所>
外苑前 アイランドスタジオ
http://www.ai-land.co.jp/studio/access.htm
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当日はアルベルト氏が造る珠玉のオリーブオイル3種を実際にテイスティング!
あなたもオリーブオイルのある生活をしてみませんか?

こちらの通訳もワタクシ、佐藤 礼子が担当します。

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▼オリーブオイルセミナーお申し込み方法▼
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お名前、メールアドレス、電話番号、参加ご希望のオリーブオイルセミナーを
ご記載の上、
info2@tavola-siciliana.com 担当/宮川
までご連絡ください。
折り返しお振込みの方法などの確認メールを送らせていただきます。

(注)なるべく早めの返信を心がけておりますが、
場合により少しお時間を頂くこともございます。
メール送信後、1週間経っても連絡が届かない場合、
お手数ですが、改めてご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
(土日は返信はお休みさせていただいています)
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by lacucinasiciliana | 2013-03-06 22:50 | オリーブオイルのお話

オリーブ農園 収穫後の仕事

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去年の話になるが、年末に収穫が終わった後のオリーブ農園の手入れをしてきた。(Venvs et Salvsオリーブの木オーナー制度の農園ではなく、パパから引き継いだ農園。)

オリーブの収穫前、天気がよければ雑草を取り除くために耕運機をで耕す。そうすると、収穫がしやすくなるからだ。しかし今年は収穫前に雨が降っていたため、耕さないまま収穫を行った。その後、そのまま放置していたので、畑ではグングンと雑草が育っていった。写真で見るとそんなに成長していないように見えるが、雑草は短いものでも20~30cmほどはあり、もっと長いものもあった。

耕運機というと、トラクターのような大きなものを想像するかもしれないが、我が家で使っているのは手押しタイプの小型耕運機。

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小型とは言っても、私の手には負えないくらいのパワーはあり、エンジンを全開にすると私は耕運機に振り回されてしまうほどだ。これで今の時期に一度耕しておくと、冬の間に降る雨が地面の奥のほうまでよく染みこんで行くそうだ。この冬の間の雨水がないと、夏の乾季にオリーブの木は悲鳴を上げる。この時期に土を耕すのは非常に重要な作業なのだ。

土が乾いていると、比較的耕しやすいのだが、冬の土は夜の間に露が降りるため、常に若干湿っている。土が湿っていると、耕運機に土が絡まり耕すのに非常に力が必要だ。

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手前が耕した後、奥がこれから耕すところ。一目瞭然で違いが分かるであろう。パパが所有する130本のオリーブの木のうち、たった25本の農園だが、午後1時から始めて日が暮れる5時ごろまで耕し、それでも終わらずに翌朝数時間、耕した。といっても、私は近くで応援するだけであるのだが。

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C氏のパパは私達がオリーブ農園を見に行く時は必ず付いてきてくれる。この日も、年季の入ったカマをもって耕運機では取り除ききれなかった雑草を刈っていた。

しばらくしたら、今度は肥料を撒く予定だ。それが終わったら剪定。オリーブオイル造りは1年に1回、収穫してオイルにしたらハイおしまい、と思っている方も少なくないと思う。しかし、1年中、途切れる事なく仕事がやってくるオリーブ農園。私も頭ではしっかり分かっていたつもりだったが、実際に「やる」のと、頭で「分かる」のでは、全く違う事も身を持って実感した。やってみると本当に大変、、、。

余談ではあるのだが、始めてのオリーブ農園経営で出来た絞り立てオリーブオイルは、今までシチリアにいらしてくださったお客様、日本の料理教室やオリーブオイルセミナーに参加してくださっている生徒さんを中心に、実際にお会いした事ある方だけに分けさせていただいた。オーダーを取って、缶に詰めて、頑丈な包装をして、発送、、、、そして、実際に皆様のお手元に届くまでハラハラドキドキ。オリーブ農園を管理するのも大変なのだが、オリーブオイルで生計を立てている人はオリーブオイルを造った後もまた、大きな仕事が待っているのだ。

この25本の農園を通して、色々なことを学ばしてもらっている私。今年はあと25本、隣の土地に苗を植える予定だ。今年もたくさんのことを学び、そして大いに楽しみたい。
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by lacucinasiciliana | 2013-01-09 00:42 | オリーブオイルのお話

まだまだ続くオリーブの収穫

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今年も早いものでもう12月。11月に収穫を終えた私はすっかりオリーブの収穫はもう終わり!と思っていたが、トラーパニ全体で言えばまだまだ終わってはいない。

この前の日曜日、とあるオリーブ農園に収穫の様子を見に行った。

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ここはトラーパニから約15キロほど内陸に入ったところにあるオリーブ農園。今年の収穫はやや遅めに始まったものの、12月の収穫というと既に遅めの収穫。オリーブの実も随分黒くなっているのだろう、、、と想像していた。ところが。

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まだまだ青いオリーブの実がたくさん付いていた。もしかして標高が高いの?と、収穫をしていた農作物専門家フランチェスコに聞いてみたところ、

「ほら、遠い向うに海が見えるでしょ。あそこがゼロメートル地帯。そう考えると100メートルもないんじゃない?」

丘の上、、、というほどでもないこの土地で、12月になってもまだまだ青い理由。それは色々な事に起因すると。

「オリーブの木はね、実がたくさん付くと、なかなか熟さないんだよ。逆に少ないと早く熟す。それだけじゃなくて、土、その土地の気候、気の樹齢や健康状態、、、その他、色々な要素があるからね。一概にこうだ、とは言えないんだよね。」

土地は近くても土の質が異なったり、太陽の当たり方が違ったりする。実際、同じオリーブ農園の中でも実の熟すスピードは地区によって、いや、言ってみれば1本1本違うのである。この農園のオリーブの木は、驚くくらいたわわに実が成っていた。熟すのがゆっくりだったのはきっとそれが一番大きな要因であろう。

そして今日も宝石のように美しいオリーブの実を見ることができた。

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この日、見学途中に段々雲行きが怪しくなってきた。

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10月のオリーブ収穫は天気も良くて暖かくて気持ちよいが、12月の収穫は雨が降らない日を見つけながら寒い中の収穫となる。厳しい気候条件でも収穫せねばならぬ生産者達。オリーブオイルも農産物。農業は育てる喜びも大きいが、やはり大変な仕事なのだ。

トラーパニではオリーブの収穫はそろそろ最終期を迎える。
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by lacucinasiciliana | 2012-12-07 00:23 | オリーブオイルのお話

ウチのオリーブオイル2種をテイスティングする

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11月上旬に収穫した我らが25本のオリーブの木。農園には「チェラスォーラ種」と「ノチェッラーラ種」という2種類の木が植わっていて、それぞれを別に収穫してそれぞれ単一品種のオイルを絞った。

オリーブオイルはワインと同じく、同じ品種でまずはオイルを絞る。ブレンドはその後だ。私は個人的趣味からすると、ブレンドしたオリーブオイルよりも単一品種のオリーブオイルのほうが好み。何故なら、その品種が持つ最大限の魅力を味わうことができるからだ。

我が家の2種のオイルをテイスティングしてみた。

まずはチェラスォーラ種。まず香り。チェラスォーラ種の典型的な香り、「カルチョーフィ(アーティチョーク)」の香りを強く感じる。そして青い草、青いオリーブの香り、とにかくフレッシュな緑の香りだ。そして味覚。最初に感じるのは苦味、それを追って辛味が喉にやってくる。鼻からは香りで感じた若い緑の香りがフワっと抜ける。今すぐに使うには非常に強いオイル。今ならレアに焼いた牛肉に合わせるのにピッタリであろう。

そしてノチェッラーラ種。香りは誰がなんと言おうと青いトマト!青いトマトをもいだ時のあの香り、、、まさにそのものだ。じっくり香りを試していると、ほのかな青りんごの香り、青いバナナの香りが後を追って来る。そして口に含んでみる。なんとも言えないフレッシュさ!通常、ノチェッラーラ種はかなり強い辛味を感じるはずなのだが、辛味は穏やか。苦味と辛味がこんなに穏やかなノチェッラーラ種のオイルは初めてだ。

アルベルト氏に聞いてみると、

「トラーパニ周辺で収穫されるノチェッラーラ種は比較的辛味も苦味も弱いんだよ。」

ノチェッラーラ種と言えばトラーパニから南に約50キロ行った、シチリア西南部のカステルヴェトラーノ。そこで収穫されるノチェッラーラ種のオイルは苦味も辛味も絞り立ては非常に強い。その違いはおそらく土壌であろう。我が家のノチェッラーラ種のオリーブオイルは、サラダや魚のグリルにピッタリのフレッシュな味わいだ。

2種のオリーブオイルは現在、ステンレスのタンクの中に眠っているが、少しだけ持って帰ってきて毎朝テイスティングをしている。収穫して搾油してから約2週間が経つが、これが面白いことに早くも変化を始めてきているのだ。最初は苦味をすごく強く感じたチェラスォーラ種は、少しずつ苦味が落ち着いてきている感じがする。

オリーブオイルは生き物。これから少しずつ変化していくオリーブオイルを1年間観察していくのが楽しみだ。
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by lacucinasiciliana | 2012-11-14 20:43 | オリーブオイルのお話

たくさんの事を学んだ自分達で運営するオリーブの収穫

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4連休だった今週末、トラーパニ近郊ではオリーブの収穫が一気に始まった。

通常は9月上旬に降り始める雨が9月末まで全く降らない、、、という完全な雨不足だった2012年の夏。10月に入ってからまとまった雨が降り、オリーブも救済されたのだが、その分収穫が遅れた。通常ならば10月始めから始まるトラーパニ近郊のオリーブ収穫だが、今年は11月に入ってから本格的に始まったのだ。

今年からドミンゴパパから引き継いでパートナーのC氏と私で管理する事になったオリーブ農園の収穫も例に漏れず、10月の雨のおかげでグングン実が大きくなり収穫時を迎えた。

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写真では既に黒く熟しているオリーブも見えるが、全体的にはちょっと青いかな?あと数日待ってもいいかな?というところで収穫。個人的には苦味も辛味も強めのオイルが好きだからだ。

25本のオリーブの木は朝8時~夕方4時まで8時間、7人の手によって全て収穫した。合計約800キロ。オリーブ摘みのプロの手にかかれば3人で1000キロ以上のオリーブを1日で摘むことができるという。7人のうち本格的な戦力となったのは約4人だったので、第1回目の収穫としてはまずまず合格だろう。

今まで多くのオリーブ農園の収穫を手伝ってきたが、「オリーブ収穫」と一言で言っても、色々な要素を考えなければいけない。収穫時期決定、道具の準備、人数集め、お昼の準備、フラントイオ(搾油所選び)、、、、自分達で運営するとなるとこれまた一仕事だ。しかし、そんなところから学ぶ事も多く、たくさんの新たな発見があった1日。オリーブの収穫と共に、オリーブに関する多くの体験を収穫した1日でもあった。

さて、肝心のオリーブオイルは、、、というと。

これがまた素晴らしい2品種のオリーブオイルができた。それに関してはまた後日、別のエントリーで。
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by lacucinasiciliana | 2012-11-04 21:44 | オリーブオイルのお話

パパのパパが植えた25本のオリーブの木

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100本を越えるオリーブの木を所有するドミンゴ家。そのうちの25本を、C氏と私で今年から譲り受ける事となった。

パパが生まれ育った場所Piano Neve(ピアノ ネーヴェ)は小高い丘の上にある農業地帯。標高が少し高い分、夜は涼しい風が吹き、冬には雨も降る。(トラーパニは全体的に雨不足)オリーブやぶどうの栽培に適した土地。

数ヘクタールある土地には、3つのゾーンに分かれてオリーブの木が植わっている。私達が譲り受けたのは、パパのパパ(つまりC氏のおじいちゃん)が植えたという25本のオリーブの木。

「ここはね、まだボクが子供の頃にボクのお父さんが接木をして植えていたのを、よく覚えているんだよ」

樹齢70年前後のオリーブの木達だが、まだまだ現役。去年、ここの畑で収穫したオリーブからはほのかに青りんごの香りのするオリーブオイルが出来た。

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シチリアに来てから8年、積極的に生産者を訪問し、生産者だけではなく地元の人達のオリーブ畑や作り方も観察してきた。自然を相手にする農業は、毎年毎年の天候に大きく左右される。そこに確実なマニュアルなどは存在しない。

毎年ドミンゴ家のオリーブ収穫には参加してきたが、今年は年初めから月に数回、オリーブ畑を見に行き、時には耕し手入れをしてきた。

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畑には宝石のようなオリーブの実が付いている。

「自分達の木」になってから初めての収穫。秋の大イベントがそろそろやってくる。
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by lacucinasiciliana | 2012-10-09 16:38 | オリーブオイルのお話

ちっちゃなオリーブの実が付きはじめた

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数日前、オリーブの木オーナー制度Venvs et Salvs(ヴェヌス エ サルス)の畑をアルベルトと一緒に見に行った。

5月中旬に一気に花開いたオリーブの木達は、早くもちっちゃな実をつけ始めていた。アルベルトは愛おしそうに、

「今年もたくさんの実を付けてくれたよ。嬉しいなぁ~。」

と終始ニコニコ顔。心からこの木たちを子供のように愛している事が伝わってきた。

去年の秋に収穫を終えて春に剪定、そして花が咲き小さな実をつけるところまでは順調に来た2012年。さて今年の夏はどんな夏になるのだろうか、、、きちんと育ってくれるのだろうか、、、今年もドキドキワクワクする季節がやってきた。

■ お知らせ ■

2012年度のオリーブの木オーナー制度Venvs et Salvs(ヴェヌス エ サルス)が始まっています。ご興味ある方はホームページをご覧下さい。

http://www.venusetsalus.com/

Facebookアカウントをお持ちの方は、「Venvs et Salvs」で検索いただくと、ファンページをご覧いただくこともできます。「いいね!」をクリックすると、Venvs et Salvsの情報をタイムリーにご覧いただけます。

シチリアのオリーブの木を一緒に育てましょう!
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by lacucinasiciliana | 2012-05-31 20:26 | オリーブオイルのお話

オリーブの花

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5月はオリーブの花の季節。ちっちゃいちっちゃい白い花が可憐に健気に咲いている。

4月中旬にシチリアを後にし日本へ行く事2週間ちょっと。戻ってきたシチリアはガラリと季節が変わっていた。眩いばかりの太陽、スクスクと育って実を付けたグリーンピースやソラマメ、既に実を付け始めたブドウ、早くも地植えされて育ち始めた夏野菜、そして花を咲かせたオリーブ。たった2週間の間にシチリアの畑はすっかりと様変わりしていた。

オリーブは新芽が出てきて花を付けはじめるこの季節、鮮やかな緑と白い小さな花のコントラストが非常に美しい。ギラギラ、、、とまではまだいかない太陽の下で咲いたかと思うとすぐに枯れる小さなオリーブの花。オリーブオイル生産者にとっては花のつき方でオリーブの実の付く量が想定できるという非常に重要な季節でもある。私にとっては、オリーブの花が咲くと夏が来る、季節の変わり目の合図でもある。

さて、今年のオリーブの出来はどうであろうか。
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by lacucinasiciliana | 2012-05-08 00:56 | オリーブオイルのお話

第3回 Venvs et Salvsオリーブオイルセミナー in JAPAN

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2012年3月3日(土)に渋谷のトラットリア Pino Salice(ピノ サリーチェ)で第3回となるVenvs et Salvsオリーブオイルセミナーを開催した。

オリーブの木オーナー制度のオリーブオイル生産者アルベルト・ガッルッフォと一緒に、日本でオリーブオイルセミナーを始めて1年。1年間の間に3回のオリーブオイルセミナーを開催した。今回は私達が一番皆さんに伝えたかった事、「欠陥オイル」について、2時間弱、講義とテイスティングで皆さんに頭と鼻と口(舌)を使って体感してもらえたと思う。

欠陥オイル、、、って何?

日本には星の数ほどのオリーブオイルがイタリアをはじめ、スペイン、トルコなどから輸入されているが、果たしてその全てが良質なものなのであろうか?答えは、

No

残念ながら「良質」と言えるオイルの方が少ないのが現実である。

しかしそれを見分けられるようになるには、まずは「欠陥オイル」がどんなものであるか、、、それを知ってもらう必要がある。

オリーブオイルセミナーでは、「欠陥オイルが出来る原因」について、25年のオリーブ農園管理とオリーブオイル造りのキャリアを持つアルベルト氏から、頭でっかちな机上の理論だけではない、生産者としての経験を踏まえたお話をたっぷりとしてもらった。その後、テイスティング。

え?欠陥オイルのテイスティング?

と、思われるかも知れないがこれが一番重要なことなのである。

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まずは訓練用に作られた4種類の「欠陥だけを抽出したオイル」を試飲。その後、その日の午前にアルベルト氏と私がスーパーで購入してきた、実際に市場で売られているオイルを2種類試飲。そしてVenvs et Salvsのオイル、、、と合計7種類のオイルを試していただいた。

スーパーで市販されているオイルは、もちろんメーカーは隠したが、1つは完全なる欠陥オイル。もう1つは欠陥オイルではないけれど、風味があまり感じられないオイル。

「イタリアンレストランでパンにつけてくるオイルって、いつもこんな臭いですよ。だからこれがオリーブオイルのスタンダードだと思っていました。」

と、とある参加者がコメントしてくれたのは完全なる欠陥オイルについて。

やはり、、、という思いが私の頭の中をよぎった。

「どんなオイルを選んだらよいですか?」

とよく聞かれるが、オリーブオイルには地方により、生産者により、様々な風味のものが存在している。重要なのは、

「欠陥オイルではない事」

その中から自分好みの一本を見つければいい。しかし、それには知識と訓練が必要なのだ。私達は今回のテーマにたどり着くために1回目、2回目を開催した、と言っても過言ではないくらいである。

参加してくださった皆さんには、少しでも欠陥オイルがどんなものか、、、分かっていただけたら嬉しいと思う。

さて、今回は前回2回と少し嗜好を変えて、渋谷にあるトラットリア ピノサリーチェでの開催であった。ピノサリーチェはサービスの赤松氏、シェフの柳氏、両女性がオーナーの南イタリア料理。柳シェフはシチリアでも修行をしたことがある。今回はシェフと相談してVenvs et Salvsオリーブオイルに合う料理を作ってもらった。

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料理は女性シェフらしく繊細だが、Venvs et Salvsの特徴を非常に良くとらえた料理を作っていただいた。中でも魚料理は絶品。そして最後のオレンジのタルトもオリーブオイルをたっぷりと使った逸品だった。テーブルにはドン!とVenvs et Salvsのオリーブオイルを置いて、皆さんに心ゆくまでオリーブオイルを堪能していただいた。

こうして今回も満席にてオリーブオイルセミナーを無事に終了する事ができた。私達のこの活動が、日本に
おけるオリーブオイル知識の普及に少しでも役立てば、と願うばかりである。

今回で完結編、、、と言っていたオリーブオイルセミナーだが、またテーマを変えて開催したいと思う。そして今度は東京以外の都市でも開催したい、とアルベルトと企画中。レストランとの共同企画も考え中なので、ご興味ある方はご一報を。
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by lacucinasiciliana | 2012-03-16 19:43 | オリーブオイルのお話