カテゴリ:食文化イロイロ( 12 )

シチリア食の旅 第15回 シャッカのアンチョビ

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2か月に1回寄港しているジャパン-イタリア トラベルオンラインの「シチリア食の旅」。第15回目はシチリア南西部のシャッカという街のアンチョビについて書いてみた。

第15回 シチリア南西部のアラブの雰囲気が漂う街  シャッカのアンチョビ 

~シチリアの南側、アフリカに近い沿岸の街シャッカ。ここは古くから良質なアンチョビを作る街
 として知られています。古代ギリシャ人によって築かれ、古代ローマ時代には温泉地として知られ、
 その後、アラブ、ノルマン、アラゴンの支配下に入ったシャッカ。 ~

 ~アンチョビとはカタクチイワシを塩漬けにして水分を抜き、その塩を取ってオイル漬けにした
 保存食品。古くはギリシャ時代からその原型となるものがあったといわれます。頭を取り軽く内臓を
 取り除いたカタクチイワシを塩と交互に樽(又は入れ物)の中に詰めていきます。 ~

 ~そして醗酵すること数ヶ月。その後、塩を取ってオイル漬けにしたものがアンチョビ。
 シチリアではカタクチイワシだけではなく真イワシも塩漬けにして保存。これはアンチョビに
 なるのではなく、塩を取って調理に使われたり、パンの具材として、また食卓にそのまま並ぶ事も
 あります。 ~

 ~こうして古代から作り続けられてきたアンチョビは今ではパスタの調味料として、詰め物の具材として、
 シチリアの食卓には欠かせない存在となりました。~

 詳細は本文でどうぞ。
http://www.japanitalytravel.com/sicilia_shoku/top.html
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by lacucinasiciliana | 2012-06-18 19:02 | 食文化イロイロ

イタリア全土大規模ショーペロ(スト)で迷惑を被る人々

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先週半ばにシチリアから始まり、今週はイタリア全土に広がったショーペロ(スト)。(詳しくはこちらを)新政権モンティが打ち出した増税や自由化に対する反発だ。そして今回のショーペロで一番大規模に行っているのが「トラック輸送会社」。ガソリン、車の保険増税、それに加えて高速道路の料金も上げられたのでは、もはや運営していけない、というのだ。ショーペロが始まり既に1週間が過ぎるシチリアではガソリンを始め物資が少なくなってきた訳だが、ここは農産物の大生産地。野菜や果物は「キロメートルゼロ(地産地消)」とあって不足はしていない模様だ。

もっともそれは農家直売の場合であって。

f0226106_19171713.jpg我が家の近所のスーパーでは先週末から既に野菜の棚が空っぽな状態が1週間以上続いている。スーパーは地元の産物を販売するわけではなく、倉庫で一括管理されている産物が大型トラックによって搬送されてくる。なので、農産物大生産地のシチリアのスーパーだって物資は不足するのである。

スーパーで物資が不足しているのは農産物だけではなく、ミネラルウォーター、牛乳、菓子、など大規模工場で作られて搬送されてくるもの全てが不足している。中でもミネラルウォーターや牛乳などの生活に欠かせないものは、先週末早々にトラーパニの全てのスーパーから姿を消した。


シチリアからは大量の農産物がイタリア全国にトラックによって輸送される。実際、北部のメルカートを覗くと「シチリア産」と書いてある野菜や果物をどれほど目にすることか。シチリアの農業はこうして外部に販売することで成り立っているのだ。しかし、このトラック輸送会社のストによりシチリアからの農産物の搬送は完全にストップしてしまった。野菜や果物も大量に出来てしまうわけだから収穫するしかなく。(収穫しなければ栄養分を奪ってしまうので今後の栽培にも影響が出てくる。)しかしその収穫した農産物は本来の売り手である中~北部イタリアには売る事ができないわけだ。その量は到底その街だけで消費できる量ではなく、とある街の農民市場では市民にプレゼントしていたそうだ。捨てるよりはマシ、、、とのことだったが、それでも大量に余る。売れないという事は当然収入もない、という事になる。農産物を育てるまでに投資したものが全て無駄となってしまうわけだ。もう1週間ほどこんな状況が続いているわけだが、このままショーペロが続けばシチリア全土で数億、いや数十億の損失となるそうだ。

一番上の写真は、昨日、トラーパニのメルカートに野菜を買いに行ったときのもの。並んでいた葉野菜達は3つ1ユーロ。「今日は安いね」、という私の言葉に、

「どこにも売る事が出来ないからね。捨てるよりは安く売って食べてもらった方がマシだよ。」

一方、ミラノやローマなどの大都市ではシチリアから流れてくるはずの物資が届かないため、農産物が不足しているそうだ。ローマの中央卸市場の映像をニュースで見たが、普段は築地ほどに活気のあるこの卸市場だが物資はほとんどゼロ。「トラックで来ると通してもらえないから、、、」と、小さな車で少しだけ野菜を運んで来ていた地元の生産者がインタビューされていた。農家も必死である。

個人的には今回のモンティ首相の出した政策は今の状況では仕方のないものではないだろうか、、、と思っている。が、トラックの運転手のように実際に大きく打撃を受けて生活が出来なくなる人が出てくる事も確か。そして、彼らが自分達の生活を守るためにショーペロを起こすことに寄って、被害を被るのが農家、、、誰が悪いとも言えない今回のイタリアの大規模ショーペロ。政府はトラックの運転手に対する緩和措置として高速道路の料金の国家予算を確保する、と一昨日発表した。ただでさえ停滞しているイタリア経済を、本格的にブロックさせないため、政府と国民が早く折り合いを付けて、この大規模ショーペロが早く解消する事を祈るばかりである。
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by lacucinasiciliana | 2012-01-27 19:05 | 食文化イロイロ

テーブルセッティングという習慣

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イタリアでは食事をする前に必ずテーブルクロスを変える。そして、食事が終わると又すぐにテーブルクロスを変える、、、。まるで食事をする前の儀式のようだ。

イタリア人の家はいつもピカピカだ。床もピカピカ、そしてキッチンのシンクもピカピカ。「あとで洗おう」とシンクの中に置いてある使った食器もなければ、ガス台の上には「後で温めて食べる用」の鍋もない。テーブルの上ももちろんきちんと整理され、テーブルセンターにはお花やフルーツが入った陶器などが置いてあり、常日頃からテーブルセッティングがされている。イタリア人の家はそこで生活をしているにも関わらず生活感がない。

私がお世話になるドミンゴ家では、「特別な日のクロス達」がある。それはマンマが手刺繍で作ったテーブルクロスだったり、ここぞ!という時のために買ったものだったり。もちろんテーブルクロスとセットでナプキンもおそろいだ。

上の写真は2012年のお正月ランチの時のセッティング。赤で統一したクリスマスとは打って変わって、新年らしく清清しい白を貴重としたテーブルクロスだった。

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クロス類だけではなく、「特別な日の食器」もある。年に数回お目にかかるこの白に金の縁取りのお皿は、マンマとパパが結婚したときに誂えた食器セットらしい。同じくナイフやフォークなどのカトラリー達もその時に揃えたもの。50年近く経っているのに、お皿はまるで新品のように光っている。

こんなところにイタリア人の食に対する真摯な姿勢が見え隠れする。

テーブルクロスを変えるという儀式は

「これから食事をする」

という、しっかりとした意思表示であり、食事の時間を大切にする、というイタリア人の意気込みであろう。シチリアでは未だに家族全員で毎日食事をする家庭も多く、食事の時に雑誌や新聞を読む人もいない。テレビは付いていたとしても皆が黙って見入ってしまう事は無く、ニュースを見ながら皆が意見交換を始める。「家族団欒」とあえて言う感じもなく、当たり前のようにこんな風景を見る。そして食事が終わってテーブルクロスを変えると「食事が終わった」という暗黙のサインとなるのだ。

こうしたテーブルセッティングに関する習慣は、いかにイタリア人が「食」を大切にしてきたか、を表しているのだと思う。そして、現在も「食」に対する執着というか、意気込みというか、そんなものを感じる。

私もイタリアに来てからは一人で食事するときでもテーブルクロスを変えている。そうする事で、ダラダラとなんとなく食べるのではなく、

「大地の恵みをを感謝しながら味わって食べる」

という気持ちになれるからだ。きっとイタリア人も同じような気持ちなのだと思う。

日本では忙しいライフスタイルからなかなかそんな事をするのが難しいと思うが、週末だけでも是非試していただきたい。テーブルクロスを変えるだけで、不思議と「食」に対する姿勢が変わるような気がするから。
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by lacucinasiciliana | 2012-01-12 16:22 | 食文化イロイロ

日曜日は家族で食卓を囲む

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私が日本にいた時「日曜日」には何をしていただろうか、、、。

「日曜日」は休日でありながら、自分が好きなことを1日楽しめる日。海に行ったり、友達と食事に行ったり、買い物したり、、、。手帳の「日曜日」の予定は数週間前から”外出”の予定で埋まっているのであった。

ここシチリアでも「日曜日」といえば特別な意味を持つ1日。それは、友達とショッピングする日でも、外食を楽しむ日でも、はたまた遠くに遠足に行く日でもなく、、、

「家族全員が集まって食事をして、一緒に時を過ごす日」

である。

日曜日は安息日というキリスト教の教えに由来する習慣かもしれないのだが、とにかく日曜日は家族で昼食を食べるがいたって普通なシチリア。実家を出て行ってしまった子供達も、実家に戻れる範囲に住んでいるのならば、これまた家族で実家に戻る。友人との約束も「じゃ、日曜日のランチね。」という選択肢は最初からないと思っても良いほどだ。

そんな子供達を待ち構えるかのように、マンマは日曜日の昼食作りに毎週、精を出す。何日も前から「日曜日には何を作ろうかしら、、、、」と考え始め、考えがまとまるのが金曜日くらいなのだろうか。金曜日のスーパーは日曜日の昼食の材料調達のためか、50代~70代にかけてのおばあちゃん世代の人達で盛り上がっている。

「日曜日には平日と違って、少し手が凝ったものを作りたいのよね。だって皆が集まってくるじゃない。」

私のバートナーC氏のマンマも例に漏れず、そんなマンマの一人だ。2人の息子と1人娘は実家を出て、それぞれの家庭を持つ。しかし、日曜日のランチには子供を連れて、皆、戻ってくる。日曜日のランチは総勢12人と大所帯だ。料理担当はマンマ一人のため、土曜日から手打ちパスタを仕込み、日曜日は朝早くからブロード作りに励み、、、私達が到着する12:00頃にはキッチンから美味しそうな匂いがプンプン漂うのである。

「おばあちゃん、美味しいね!」

という孫の一言で、2日がかりの苦労も吹っ飛ぶらしい。いや、苦労とも思っていないらしく、、、日曜日のための料理を楽しんでいるのだ。

お昼が終わると、思い思いに好きな事をしながら家族と一緒に時を過ごす。非常にほほえましい光景だ。

こんな「日曜日の習慣」もローマやミラノなどの大都市ではなかなか難しい状況になってきているらしい。家族が遠くに離れていってしまったり、子供達がそんな習慣を面倒に思ったり。事情は色々だ。最も大都市では日曜日に開いているショッピングセンターも多いし、アミューズメントもたくさんある。日本で予定ビッチリの日曜日を過ごしていた私としては分からなくもないが。

今の私の手帳、日曜日は毎週真っ白。なぜなら既に行き先は決まっているから。。。。

* 上の写真はマンマの絶品ラザーニャ。2日がかりで作るこのラザーニャはトロリとした口当たりが大好きな私のお気に入りの一皿。年に数回しか食べることができない貴重な一皿!
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by lacucinasiciliana | 2011-07-07 16:58 | 食文化イロイロ

普段の食卓の幸せ

皆さん、お久しぶりです。

シチリア時間ブログ2の更新は時折しておりましたが、こちらのブログはすっかりストップしていました。

日本滞在中に起きた東日本大震災、私はそのとき関西にいました。テレビで東北の津波や東京も相当揺れたことを知りました。。。。その後、大きな問題もなくシチリアに戻ってきて、現在は普通に買い物をして、普通に食事を作り、普通の食卓を囲んでいます。そして、その「普通に」がいかに有難いことか、日々実感する毎日です。

今回の日本滞在、いろいろな場所も行ったのですが、いろいろと美味しいモノも食べてきました。そんなエントリーを大震災後に、、、と自粛モードだったのですが、旅の記録は旅の記録。記憶が薄れないうちに記録を付けておきたいという気持ちもあり、そろそろこちらのブログも再開しようかと思っています。

原発の問題や被災地の復興、これから色々なテーマを突きつけられた日本ですが、「食」は生きるエネルギーの原点でもある、と信じている私。これからも食についての色々をこのブログで発信していきたいと思っています。

被災地の方々が一日も早く普通の生活に戻れることを心から祈り、そして普通の生活に感謝をしつつ。。。

これからも、どうぞ宜しくお願い致します。
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by lacucinasiciliana | 2011-03-24 03:14 | 食文化イロイロ

出来ることから始める健康な食生活

11月末で今年のお客様が終了して、12月から家での地道な仕事が始まり、それと共に少し自由な時間が増えました。お客様がいらしている最中は1日中外にいる事が多いため、ついつい外食しがち。且つ、夜も昼もトラットリアでご一緒することが多いため、ついつい暴飲暴食に走ってしまいます、、、。毎日の外食と毎日のワイン。時折なら良いのですが毎日となると、、、体に良いはずもありません。忙しい時期が終ると私の体は悲鳴を上げ始め、アレルギー(もともとアトピーなのですが)という形で出てきます。今年も9月末から休み無く働いた2ヶ月&途中に挟まった日本滞在、、、通常、期間中は気が張っているせいかあまり出てこないのですが、今回はよっぽど疲れていたのかなんなのか、11月中旬、お客様がいらっしゃる最中に上半身にアレルギーが出てきました(涙)食と健康、本当に結びついているのだな、、、と再確認する私でした。

忙しいとついつい日常に埋没してしまい、「健康な食事」なんて考える余裕がなくなってしまう私。それでも幸いシチリアという場所に住んでいるため、日常の食生活も新鮮な野菜や果物が手に入る環境だし、「作り置き文化」がないイタリアなので家で食べるときは毎食出来立てのものを食べます。

「毎日の食卓を丁寧に、、、、」

が、今、私が思っている一番重要な事。健康のために何かを特別にするわけではなく、身近に自分の出来る範囲内で丁寧な食生活を送ること。自分の畑は持たない私ですが、幸いドミンゴ家という強い見方がいます。トマトソース、たまねぎ、ニンニク、卵など、1年中あるものはドミンゴ家からいただいています。プラス旬の野菜なども2週間に2回くらいたっぷりと。オイルは友人のオリーブオイル生産者からもらうエキストラバージンオイルのみを使用。おやつやパンなどは出来るだけ自分で焼く。ブイヨンなどは使わない。材料はなるべく原料に近い形で購入する。(加工したものは使わない)

f0226106_20355857.jpgこんな事が今心がけていることですが、おやつやパンを作るための「粉」も気になるところです。シチリアは完全な硬質小麦(日本で”セモリナ粉”と呼ばれています)文化。なぜなら硬質小麦の大生産地だから。育てるのに水分を必要とする軟質小麦(日本の”薄力粉”は軟質小麦から作られています)は、降水量が少ないシチリアには不向き。硬質小麦は南の気候に合っているそうです。伝統としてはパンもパスタもシチリアでは硬質小麦を100%使って作ります。そのため、良質の硬質小麦は比較的手に入りやすいのですが、なかなか無いのが良質の軟質小麦。

そこで前から試してみたかった粉を今日はCoopで購入してきました。「alce nero(アルチェ ネロ)」というビオ製品のメーカーのものです。integrale(インテグラーレ=全粒粉)、Farina 0(ファリーナ ゼロ)、Farina 00(ファリーナ ゼロゼロ)の3種類。(イタリアの粉は日本の粉の分類と違うため、この話をすると長くなるので又の機会に、、、)私は作るものによってこの3種類とセモリナ粉、4種類を使い分けます。アルチェネロ、イタリア語のホームページを探していたらなんと日本のホームページもあるんですね。(こちらからどうぞ)

気張って始めると絶対に長続きしない3日坊主の私(苦笑)本当は自分で畑を持って、、、、という生活がベストなのでしょうが、仕事で家を留守にすることも多いため、現時点ではちょっと難しく。なので、まずは身近で気軽に出来ることから始めることにしました。もともとシチリアでの食生活は日本にいた時に比べると至って健康。野菜や果物の本当の美味しさを知ったのもシチリアでしたし。

しばらくオウチゴハンを楽しみた2010年の年末です。
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by lacucinasiciliana | 2010-12-07 20:32 | 食文化イロイロ

イタリア式食事のオキテ 5箇条

イタリアに渡ってきてから気がついてみたら6年が経過。7年目に突入しました。(早っ!)最初は色々なことが物珍しかった私ですが、今となってはそれも日常となりました。「郷に入れば郷に従え」をモットーにしていた私ですが、すっかり郷に入ってしまった私です(笑)

そんな私ですが、幸い日本から沢山のお客様がいらしてくださるため、皆さんからの指摘で時折「はっ!」とすることがあります。日常生活でもそんな「はっ!」が色々あるわけですが、今日は食に関しての「はっ!」を集めてみました。名づけて、

タリア式(シチリア式?)食事のオキテ

f0226106_142433.jpgオキテその1 : 食事の際には必ずテーブルクロスを敷くべし!

イタリア人は必ず、食事の時には「食事用のテーブルクロス」に変えます。よしっ!食事するぞっ!という、食事に入る前の儀式なのでしょう。このあたりからイタリア人の食に対する真剣さが伝わってきます。写真は私の今日の普通ゴハンのテーブルセッティング。小さな写真が普段仕様です。

テーブルクロスを食事の際に変えると、気分もガラッと変わるもので、これから食事ですよ~♪ という気分が盛り上がります。なので、私も毎回、簡単ながらにテーブルセッティングをしてから食べます。イタリアにきてからすぐに始めたこの習慣、今ではすっかり身に染み付いています。


f0226106_255865.jpgオキテ その2 : 必ずメインのお皿をテーブルに並べておくべし!

上の写真を見ると分かるように、食事の前なのに1枚、何も乗っていないお皿が並んでいます。これがメインに使うお皿。アンティパストやパスタはこのメイン皿の上に重ねて置いて最後はメイン皿を使って終了。右の写真は今日のランチのパスタですがメインのお皿の上にドンッ!と乗っています。パスタを食べ終わったらパスタ皿だけ撤去。そして、メイン(今日は野菜と肉のオーブン焼きでした)を持ってきてそれぞれ適当に取りながら食べます。

私の身の回りの人達は、みんなこういう方法でお皿を使っているのですが、考えてみたら家庭によっては1枚1枚お皿を持っていく家庭もあると思いますが、、、(汗)

最初にメイン皿を置いておくとテーブルセッティングも楽だし、取り分けることが多いメインはこうしておくと料理を持っていけば後はそれぞれが自分のお皿に好きなだけ盛ることもできるし、とっても便利なんです。


f0226106_23435387.jpgオキテ その3 : フルーツは別腹なり!

イタリアでは「フルーツ=ドルチェ」という方程式は成り立たず、フルーツはフルーツ、ドルチェはドルチェ。順番から行くと、

アンティパスト → パスタ → メイン → フルーツ → ドルチェ → カッフェ (→ 冬はこの後食後酒が、、、)

フルーツ、、、と言ってもカットされて出て来る訳ではなく、テーブルの上にドンッ!と、オレンジやらりんごやら洋ナシやらバナナやら、、、がカゴの中に入って置かれます。自分が好きなものを取って、自分で勝手に皮を剥いて食べます。

みなさん、イタリア人宅に食事に行く場合、必ず最初に

「Che cosa mangiamo oggi?? (今日は何が出てくるの??)」

と最初にメニューを確認してから配分をするようにしましょう、、、さもないと、お食べ地獄になっちゃいますっ!

ちなみに→写真はウチの日常フルーツです。現在季節はオレンジやマンダリーノなどの柑橘系。洋ナシは1年中ありますがシチリア産ではありません。

オキテ その4 : 砂糖抜きカッフェが欲しい場合は先に申し出るべしっ!

日本ではコーヒーに砂糖を入れない私ですがイタリアのカッフェ(=エスプレッソ)には砂糖をたっぷり入れて飲む私。なぜならそれが美味しいから。

「豆の味をしっかりと味わうには、砂糖を入れないほうがいいんだよ」

というイタリア人も意外といますが、やっぱり私は砂糖を入れる派。大半のイタリア人がコーヒーに砂糖を入れるため、イタリア人のお宅に招かれた場合、食後のコーヒーにはほとんどの場合が最初から砂糖がはいっています。どうしても砂糖抜きで、、、っ!という場合には先に、

「Senza zucchero!! (砂糖抜きで)」

とアピールしておきましょう。

オキテ その5 : 食後のキッチンはピカカピカに磨くべし!

皆さん、イタリア人宅のキッチンを見たことはありますか??
私の知っているイタリア人達は、100%食事をした後、お皿を洗いお皿を拭き上げ定位置に戻し、更にシンクをクレンザーを使ってピカピカに仕上げてから食事が終了、、、となります。

「後でお皿洗うから、、、」

とか、

「食器は自然乾燥~」

という人は見たことありません。(私の知人限定ですが)

なのでキッチンはいつもピカピカ。

最初は大変だ~~~っ!と思っていたキッチン磨きですが、慣れると楽勝♪ というか、片付いていないキッチンにいるとなんだか汚れている感じさえしてくる今日この頃、、、。

以上、私的解釈の「イタリア式食事のオキテ」でした。
やっぱりイタリア人って、、、変??
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by lacucinasiciliana | 2010-11-26 01:46 | 食文化イロイロ

日本で食べたものイロイロ

昨晩、無事にトラーパニに戻ってきました。日本ではインターネット環境はあまりよくなかったため、返事が遅れた皆様、今日少しずつ返信を始めています。もう少しで全員の方に返信できそうなので、もう少しお待ちくださいませ。

さて、↓にも報告したように、、、今回のメインイベントは日本で初の開催だった私の料理教室でした。いつも日本に帰るときは遊び(?)で帰るわけですが、今回は料理教室の他、仕事の打ち合わせだったりなんだったりで、意外と自由時間が少なかった日本一時帰国。仕事モードだったせいか、いつも大量に撮る日本の写真も今回は極少!!が、食べたものは沢山、、、でした♪ という事で、今回はダイジェスト版で日本で食したイロイロをお伝えします。写真が無いものもありますがごめんなさ~い。

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とりあえず、箇条書きにしてみると、、、、

■ 到着日のランチはやっぱり、、、お寿司!
■ オヤジ居酒屋で食べた刺身&おつまみ&日本酒♪
yukikinaさんと食したインドカレー
■ 5月に来てくださった生徒さんが開いたお店「Il Pistacchio」のシチリア料理!
■ 京都のお茶屋さんで食べたアンミツ
■ トンカツ
■ 京都の南禅寺付近で食べた湯豆腐
■ ショーロンポーecc.... 大好きな点心!
■ 私にしては珍しくオサレスペイン風イタリアン
■ 京橋で食べた昔懐かしいハンバーグ定食
■ やっぱりおうちの味 母の料理

今回は半分がホテルステイだったため、毎日外食三昧!中盤からやっぱり胃が疲れました、、、。

シチリアではほとんど和食を口にしない私。かつては日本に戻ると和食が食べたかった私ですが、最近はエスニックとか中華が食べたくなるんですよね~。あ、トンカツは何故か必ず食べる一品。イタリアでもできますが、イタリアで食べるとやっぱりイタリアの味がするんですよね(苦笑)

ステキなお菓子&写真で有名な、料理教室にも参加してくださったypsilonさんからはお土産に手作りケーキをいただきました♪ あまりにも美味しそうだったので日本で開封できず、シチリアまで持って帰ってきました(笑)

日本に行くといつも思うのが

「イロイロな国の料理があるなぁ~、、、、」

という事。

ここトラーパニではイタリア料理、いやシチリア料理?いや、、、トラーパニ料理を食べ続けます。もちろん家ではイロイロなバリエーションを作ることができますがやはり作るのは家庭料理風、イタリア風のゴハン。伝統料理、、、という訳ではなくても、オリーブオイルをベースとしたシンプルなイタリア料理を食べます。日本は時々行くとイロイロなものが食べたくなりますが、やはり最後に恋しくなるのは家庭の味なんですよね~。ということで、これからも家庭の味を追求します。

料理教室のレポートは写真不足により次回(来年ですが)までお待ちください。

11月は激忙しい月間でどれだけ更新ができるかわかりませんが、、、。落ち着いたら更新を始めますので少々お待ちくださいませ。
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by lacucinasiciliana | 2010-10-27 23:05 | 食文化イロイロ

REIの料理教室 in JAPAN! 無事に終了しました♪

以前にもお知らせした私の料理教室の日本での開催が無事に行われました♪

料理教室を行ったのは知人が経営するカフェ Vogue Ruby。開催するに当たり色々とキッチンスペースを探していたのですが,ヨーロッパの雰囲気を漂わせるアンティークな感じのこのお店は無機質な空間ではなく,尚且つ,1階の広い店内と2階にはデモンストレーションスペースを持ち備えていた事から,今回の企画にはピッタリかな~,,,と思い決めました。

金曜日の朝に帰国,そして土曜日は丸一日準備をして,日曜日のランチとディナーそれぞれレッスンを行うというかなりなハードスケジュールでした。湘南地区に住む大親友Tちゃんは鎌倉の市場から食材の買い付けをしてくれ,その他準備など前日から丸々私に付き合ってくれました。そして当日は,売れっ子料理研究家のユキキーナさんまで手伝ってくれるという豪華なイベントとなりました♪ 当日いらした方,ユキキーナさんが入り口に立っていてびっくりされたのではないでしょうか?(笑)その他,Vogue Rubyの経営者の一人Aちゃん,イタリア料理修行経験ありのJちゃんも手伝ってくれ,アシスタントがたくさん!本当に皆さん,ありがとうございました!!

料理教室は,ランチもディナーも18人ずつ,計36名のステキな方々が参加されました♪(キャンセル待ちされていた方,結局キャンセルが出ず,,,すみませんでした!)福岡,長崎,広島,奈良,郡山,,,と遠方からもご参加いただき,料理の先生やフードコーディネーターなど,料理に携わる方も多く参加されました。いやいや,本当にドキドキでしたよ(笑)

レッスンは私にしては本当に珍しいデモンストレーション式。約1時間,今回のテーマであったケッパーについて,シチリア食文化について,そして料理のデモンストレーションと,,,話倒しました。その後は参加者の方同士で数組に分かれて座っていただき着席スタイルでのお食事。18人の料理を一気に出すため,私は皆さんともっとお話がしたかったのにキッチンの中でバタバタとしてしまいました(汗)そして最後のシメのご挨拶も無いままなんとな~く終了してしまいました。スミマセン,次回はきっちりとシメます(笑)

お帰り時にはケッパー,塩をお土産に少しずつですが持って帰って頂きました。皆さん,これで料理を試してみてくださいね!

イタリアから食材やワインの輸送,そして日本についてから丸々1日の準備と当日のレッスン,,,,ふぅ,無事に終わってよかったーーーーー♪ ご参加していただいた皆さん,そしてお手伝いしてくださった皆さん,本当にありがとうございましたっ!日本では初めての開催でしたが次回の開催に向け,色々な課題が出てきました。次回はもっと皆さんとコミュニケーションが取れるようにしたいと思います。

写真がまったく無いため,参加してくださった方がとってもステキにまとめて下さったブログをご紹介します。

■ユキキーナの日記
■YPSILONの台所
casa del sole
La Vita
La Luce e Vento
■aroma di caffe


他にもアップしてくださった方がいらっしゃったら教えてくださいね!

現在母と京都に旅行中。参加くださった方に自分からアンケートを送ったのに,なかなか返信が出来ない状況です(汗)少し遅くなるかも知れませんがお返事しますので少しお待ちくださ~い。

来年も開催予定のREIの料理教室 in JAPAN,開催予定はブログかホームページでお知らせするのでチェックをお願いします♪

ではでは,来年も日本でお会いしましょ~っ!
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by lacucinasiciliana | 2010-10-20 20:15 | 食文化イロイロ

シチリア料理?いや、トラーパニ料理??いやいや、マルサラ料理?イタリア料理の地域性

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現在、マルサラワインで知られるマルサラの街の近くにあるワイナリー併設のアグリツーリズモDonna Franca(フランカ)にて、1週間の食文化集中講座を開催中です。毎日の遠足(工場見学や観光など)と毎日のシェフによる料理レッスンで食文化研究にドップリとはまっていただくプランです。去年から定期的に開催しているこのプラン、毎回、1か月分くらいシャベリ倒す私ですが、今回ももれなく、相当しゃべっています(笑)

私が住むのはトラーパニ、Donna Francaで働くシェフやスタッフはほとんどがマルサラの人。トラーパニ⇔マルサラ間は約30キロくらいなのですが、シェフの作る料理や料理の名前がトラーパニと微妙に違うことに毎回驚かされます。

「イタリア料理は、州によって特徴が違う」

と、よく言われますが、実は街に寄って(いや家庭に寄って、、、)微妙に変化していくのが面白いところ。それは昔、それぞれの街によって固有の文化があった証でもあります。「シチリア料理」と言ってもギリシャ文化の影響が強い東部とアラブ文化の影響が違う西部を見ても、随分違いがあります。そして同じアラブの文化を持ったトラーパニとマルサラでも違いがあるなんて、本当に興味深いです。

DonnaFrancaではマンマシェフのマリアさんと、ギリシャ彫刻のような顔をした若手イケメンシェフ(?)のアレッシオ君が教えてくれます。この二人なんと年の差40歳!マリアさんからは昔ながらの作り方、アレッシオ君からはレストランでの調理方法、両方が学べるのも魅力です。

次回の開催は11月7日からの6泊7日。1年に一回のチャンスでもある「オリーブ収穫&オイル作り」も見学できます!毎回、食に携わる仕事の方や、シチリアマニア(笑)な方がいらっしゃるこのプラン。料理の話で盛り上がり時間も忘れてしまうほどなんです。もちろん、一般の方も参加できます!ご興味ある方、まずはこちらのページをご覧くださいませ。

「シチリア料理研究家佐藤 礼子のボーノな毎日!」もヨロシクです!
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by lacucinasiciliana | 2010-10-02 15:26 | 食文化イロイロ