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カテゴリ:私の食卓( 13 )

「シチリアのおうちレシピ」を応用する ~ほうれん草とパンチェッタのリゾット ブロードいらず~

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今日のお昼は昨日農民市場で見つけたほうれん草を使ってリゾットを作った。

これは先日出版した「シチリアのおうちレシピ」の54ページに載っている

「きのこと豚肉のリゾット ブロードいらず」

の応用編だ。

実は出版前、本に載せるメニューを選んでいる時、きのこ+豚肉か、ほうれん草+パンチェッタか、、、非常に悩んだ。どちらも同じく美味しいけれど、やはり日本で手に入りやすい素材を、、、という事で「きのこ+豚肉」に決定した。

ほうれん草は塩水で下茹でして、その茹で汁をブロード代わりに使う。そして、最初にパンチェッタを弱火でじっくりと炒めることでパンチェッタ自体が持つ脂身とコクを上手に利用するのがこのリゾットの最大のコツ。その他の工程はほぼおうちレシピと一緒だ。ただし、パンチェッタ自体、塩が強い事もあるのでほうれん草の下茹での塩分は少し控えめにするように気を付けたい。

本に掲載したリゾットで伝えたかった事は

「ブロードがなくても食材の使い方次第で美味しいリゾットが作れる」

という事。

本では出汁がでやすいキノコに豚肉を合わせ、ドライトマトで更に味を補った。今日のリゾットはパンチェッタそのものの持つコクと脂、そしてほうれん草を下茹でしたブロードを利用した。

色々出ているレシピ本では「野菜のブロード」とか「肉のブロード」と簡単に書かれているが、それを常備している人がどれほどいることだろうか?(私も常備なぞしていない。冷凍もあまり好きではない。)だからと言って、キューブのコンソメはなるべく使いたくない。そんな時は、

「食材の持つ旨み」

それを上手に使うコツを覚えると、料理の旨みの出し方が上手になるのではないか。

「シチリアのおうちレシピ」はそんな隠れヒントを色々と散りばめたつもりだ。レシピの行間を読むのも是非楽しんでいただきたい。
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by lacucinasiciliana | 2012-10-04 22:36 | 私の食卓

健康的にドルチェを食す ~ オリーブオイルでドルチェ♪ ~

3月2日のオリーブオイル講習会、おかげさまで定員に達しました。(ただいまキャンセル受付中です)みなさんありがとうございます♪

現在、私は、資料作りやら食材調達やら(レシピ作成は終了しました)、毎日オリーブオイル三昧の日々な訳ですが、調べれば調べるほどオリーブオイルって体にいいのね~、、、と今更ながらに実感している次第です。

ここトラーパニに住み着いてからというもの、何故かオリーブにご縁があり、5年間毎週オリーブの木を観察し、(ほぼ)毎年オリーブオイルの収穫に参加し、毎年色々なフラントイオ(搾油所)に見学に行き、、、ようやく「オリーブとは何ぞや?」ということがわかりかけてきたように思います。C氏のパパ(@御歳80歳)は、

「いや~、自然界のものは気候条件に左右されるからね。ボクもまだまだ勉強が必要だよ。」

え?80年間オリーブの木を守り続けてきているパパもまだまだですか!?80年に比べれば5年なんぞ、まだまだ歩き始めたヨチヨチの赤ちゃん、という感じでしょうか(笑)

f0226106_272469.jpgさて、日本でのオリーブオイルへの注目度は私が想像していた以上のようで、、、。「健康志向」が日本ではすごく高まっているのでしょう。「オリーブオイルクッキング」は日本でも紹介される機会が増えてきているように思います。オリーブオイル講習会での料理講習ではオリーブオイルを美味しく料理するためのレシピを色々と考えましたが、実は私が最近密かにハマっているのが「オリーブオイルドルチェ」、つまりオリーブオイルを使ったお菓子♪

話は反れますが、とぉ~い昔、、、、(15年ほど前です、、、)

とあるお菓子の企画会社でお菓子の企画&レシピ開発の仕事をしていました。企画のお姉さんと一緒に企画を練り、それを実現化させるためにひたすら色々な材料で色々な作り方を試すわけです。その会社、ミョ~な企画が多くって、、、、。名古屋銘菓「えびふりゃ~」という名のシュークリーム、「シャチ焼き」という名のシャチホコの形をしたワッフル、、、(私が辞めた後「串カツ」という名のエクレアが誕生していました・爆)ありとあらゆるミョ~な企画の中にスペイン村の「オリーブオイルを使ったスウィーツ」というのがありました。クッキー、パウンドケーキ、シフォンケーキ、、、、あとなんだか忘れちゃいましたが、相当な数の試作品を作りました。今考えてみれば相当流行先取り!の企画だったわけですね~~~(驚)


さて、現在私がはまっているオリーブオイルドルチェ、それは「オリーブオイルクッキー」と「ストゥルーデル」。

クッキー(写真上↑)、昔のレシピを思い出しつつ、適当に作ってみたのですが、、、1回目でほぼ成功したことに自分でも驚き(私ってすごい!爆)すんごいサクサク感にも驚きました。ドルチェにオリーブオイルを使う場合、あまり味が強烈に出ないよう軽めのタイプのものを使います。シチリアの爽やかオイルはどうやらドルチェに最適のようです♪

f0226106_2131044.jpgストゥルーデル、、、、私の大好物でありながら、最後に作ったのはかれこれ10年以上前!私のストゥルーデルの生地のレシピはオリーブオイルを使うのですが、本場トレンティーノや北部ヨーロッパの生地はどうなんでしょうね?オリーブオイル??ストゥルーデル、生地がどんどん薄く伸びるのが面白くって結構病みつきになります。シナモン好きの私はコレデモカ!というくらいシナモンを入れ、お砂糖は控えめ。ドルチェを食べている~、という罪悪感から開放されます(笑)

オリーブオイルを使ったドルチェってバターを使ったものに比べると、やはり食感も食べた後も軽いのがいい感じ。粉や砂糖はオーガニックのものを使い、なるべくオリーブオイルや砂糖は少なめに。甘いものは太る、アレルギーを悪化させる、体を冷やす、、、と、体にとっては良くないことばかりですが、私は大の甘い物好き。今まで、

「甘いものはできるだけ控えよう」

と思っていたのですが、これはストレスが溜まるので、

「たっぷり食べられるヘルシーなお菓子を作ろう!」

と考え方を変えました(笑)

お菓子に油脂分は欠かせないのですが、動物性油脂のバターより、植物性のオリーブオイルの方が体には優しいだろうし♪ もっと色々なドルチェを作ってみよ~っと。

オリーブオイルクッキング、私の新境地となりそうな予感です(笑)




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by lacucinasiciliana | 2011-02-05 01:53 | 私の食卓

寒い冬に温まろう! 「レンズ豆のズッパ(スープ)」

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さて、昨日アップしたウスティカ島のレンズ豆を使ってズッパ(スープ)を作ってみました。

■ レンズ豆と季節野菜のズッパ

<材料 4人分>

ウスティカ島のレンズ豆 300g
玉ねぎ 1個
にんにく 2片
じゃがいも 中1~2個
プチトマト 5個
バジル(お好みで)
ペペロンチーノ(お好みで)

こしょう
オリーブオイル たっぷり~
パン


① ウスティカ島のレンズ豆を流水で軽く洗って鍋に入れる。
② 玉ねぎは薄切りに、にんにくは皮を剥いて潰して、ジャガイモは1cmの角切りに、プチトマトはそのままで、全てを①の鍋の中に入れる。
③ 冷水を材料がヒタヒタにかぶるくらいまで注ぎ、軽く塩、コショウをしたら弱火で約20分煮込む。水分が足りなければ適宜足す。
④ 味見をして、塩、コショウを調整し、オリーブオイルを大匙2、お好みでバジルの葉やペペロンチーノを入れて更に5分~10分煮込む。
⑤ パンを焼いて一緒に提供する。

と、本当に簡単!
上のレシピはレンズ豆のパッケージについていたピラピラをそのまま訳したものですが、昨日、うちにはトマトがなかったのでセロリをみじん切りにして代用しました。でもって、去年ドミンゴ家から大量にもらったグリーンピースが冷凍庫に眠っていたので、今年のグリーンピースがやってくる前に消費せねば、、、と思い、グリーンピースも投入!(あと少しでグリーンピースの季節です!)そう、家にあるものなんでも入れちゃえ、というスープです(笑)

写真を見てもお分かりかと思いますが、仕上げにたっぷ~りとオリーブオイルをかけています。これがポイント。ズッパのお味をぐっとグレードアップします。レシピでは「パンと一緒に」と書いてありますが、実はパスタと合わせた私。小さめのショートパスタを茹でて後は豆と混ぜるだけ。(写真はパスタ無しバージョンです)美味です。

冬はズッパものが体が温まって良いんですよね。そしてこのウスティカ島のレンズ豆、本当にちっちゃいのですぐに柔らかくなる!非常に便利モノでした。あと半分残っているので、また来週作ります♪


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by lacucinasiciliana | 2011-02-03 00:48 | 私の食卓

今週は試作強化習慣です ~料理教室のレシピを決定する~

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2月末のREIの料理教室 in JAPANA、そしてオリーブオイル講習会での料理講習会に向けて、今週は試作強化週間です。

料理教室のメニューを決めるにあたっては、まずは候補を10品程度絞ります。どれもこれも一度作った事があるものばかりなので、味は記憶に残っているのですが。私の料理教室@シチリアは旬の食材と皆さんのご希望とを考えながらメニューを決めていくため、1年に1回くらいしか作らない料理も結構あります。なので、日本で行う料理教室のレシピを確定する前に、もう一度チェックを行います。今回のテーマは私の料理教室が「アーモンド」、そしてオリーブオイル講習会はもちろん「オリーブオイル」。メインの食材が一番生きるようなレシピを決定していきます。

という事で、今週は合計20品の試作強化週間です。(今週、、、と言っても試作の時間が取れるのは3日なんですけどね・笑)

以前に作成したレシピを見ながら分量や手順をチェックしていくわけですが、時が経てば味覚も変わる?意外と修正点も多いものなんですよね。シチリアでの料理教室は最大でも4名で、通常は1~3人というパターンが多いので、その場でレシピを見直しながら作っていきます。が、日本での料理教室は人数が多く、しかもデモ方式なのでそうもいかず、、、(汗)

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昨日、今日と順調に10品ほど試作&レシピチェックを済ませました。この手の作業、どうしても味が決まらず、何度も何度も作り直してレシピを確定させる事も結構多いのですが、今回は非常にスムーズ。前回の食材ケッパーの時は相当難航したんですけどね、、、。

我が家の試食係のC氏は、好き嫌いがほとんどなく。

「どぉ?」

と聞くと、

「うん、美味しいよ♪」

とあっさり答えられてしまうので、全くアテにならず(苦笑)試食係はもっぱら私です。朝、まだ何も食べていない時が一番舌が敏感なので、試食デーの朝食は抜き。確かに味は良く分かるのですが、、、。お腹が空きすぎて思わずガッツリ食べちゃう事も(爆)

私の場合、本からレシピを頂戴することはほとんどなくって、地元のマンマに教わったものを自分流にアレンジするか、レストランで食べて美味しかったものを頭で想像して作ってみるか、、、。伝統料理とは言えどもやはり個人的好みがあります。だから、伝統料理とは言えども家庭によって味が違うんですよね。

写真はいずれも料理教室かオリーブオイル講習会の料理講習で作る料理です。さて、どれがどっちでしょう?それは参加してからのお楽しみ~~~っ!



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by lacucinasiciliana | 2011-01-26 03:31 | 私の食卓

私流リゾットの作り方 ~キノコとサルシッチャのリゾット~

私のパートナーC氏は

「あなたは日本人ですか?」

というほど、お米が大好き。「今日のお昼は何が食べたい?」と聞くと、「コメ」と返事が返ってくる確立が高く。(ちなみに、毎日仕事の合間にランチに帰ってきます。)イタリアでコメを食べると言えば「リゾット」を指すわけですが、リゾットを作るにはお肉か野菜のブロードが必要。冷凍するのがあまり好きじゃない私はブロードのストックも冷凍庫にありません。そんな時でも簡単にリゾットを作る方法があります。

私はリゾットを作る場合、ほとんどブロードを取りません。じゃ、どうするの?って、、、?

「ブロードを取りながらリゾットを作る」のです。

材料は何でもいいのですが、キノコ、カボチャ、青菜、サルシッチャ(=生ソーセージ、日本ならひき肉で代用できます)などなど、ダシが出そうな食材を選んで煮込みながら一緒にダシをおコメに直接吸い込ませるわけです。そんな中でも私が「黄金のコンビ」と思っているのがキノコとサルシッチャ。これ、一度食べたら結構病みつきになり、2日連続で食べる事もアリ、です。(もちろん作り置きはしませんよ~)

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■ キノコとサルシッチャのリゾット

<材料>
イタリア米 (私は最近、ROMAが好き)
にんにく
キノコ類
サルシッチャ(豚ひき肉で代用)
玉ねぎ
オリーブオイル
熱湯

コショウ
イタリアンパセリ
パルミジャーノ レッジャーノ

① にんにく、キノコ、玉ねぎは粗みじん切りに。
② 小鍋に水を入れて沸かす。
③ 厚手の鍋にオリーブオイルを多めに入れ、にんにくを炒める。
④ にんにくの香りが出てきたら、キノコと玉ねぎを加え更に炒める。
⑤ キノコと玉ねぎに火が入ったらイタリア米とオリーブオイル大さじ1を加え、イタリア米が透明になるまで炒める。
⑥ ②の熱湯を米がヒタヒタになるまで加え、塩、コショウを入れる。
⑦ かき混ぜながら約15分、水分が足りなくなったら熱湯を足しながら、米がアルデンテになるまで火を通す。
⑧ アルデンテになったら、火を止めてみじん切りにしたイタリアンパセリ、パルミジャーノレッジャーノをたっぷりと加えてよく混ぜる。


わざわざブロードを取らなくても、これならランチにもチャチャッ!と作る事ができます♪ ポイントは、パルミジャーノをたっぷりと入れること!上からパルミジャーノをかける手もありますが、熱を通してお米と混ざり合うとリゾットがよりクリーミーになります。

ダシのもととなる食材は通常より多めに入れると美味しく出来上がります。青菜を入れる場合は、大量に入れると量が膨れ上がるので気を付けてくださいね。柔らかそうな青菜はそのまま入れちゃってもよいですが、ゴツイ場合は下茹でしてください。下茹でしたお湯は野菜のブロードそのものですので、レシピ中の「水」の代わりにゆで汁を活用してくださいね!カボチャの季節にはキノコの代わりにカボチャを入れてもおいしくできあがります♪ ブロードを取って作るのがリゾットの本筋ですが、仕事やその他ヤボ用で外に出ることが多い私は、平日にブロードを取っている暇もなく、、、即席簡単リゾットですが、味はブロードで作ったリゾットに負けないくらい美味しいですよ。是非お試しあれ!



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by lacucinasiciliana | 2011-01-24 00:43 | 私の食卓

貧乏調味料??「シチリア名物 カリカリパン粉」

シチリアの州都はパレルモは「イスラムで一番美しい街」とまで言われ、かつて栄華を極めたシチリア。しかし栄華の裏には影があることも事実で、、、。

貴族と農民の貧富の差がとても激しかったシチリア。貴族は北からやってきたバターを使ったカロリーがもんのすごく高そうなコテコテ料理を食べていた一方、農民達はいつも食料に困っていました。主食はパンやパスタなど小麦を原料としたもので、肉はご馳走。魚は海に行けばドッサリととれるけれど、小麦や野菜は農業という知恵を必要とされるもの。なので、魚よりも小麦のほうが高価だったらしいシチリア。ドミンゴマンマの実家は、小麦、ブドウ、野菜などなどの農園を経営していたそうで、

「漁師が”小麦をください、、、”って時々ドアを叩くのよ。小麦をあげても彼らは食べる術を知らないから、パンを良くあげていたわ」

と、マンマ。物々交換、、、というより、漁師達は栄養素を確保するのに必死だったのでしょうね。

小麦は自分達で製粉して手打ちパスタを作って乾燥させるか、もしくはパンとなります。パスタは保存できるけれど、パンは、、、固くなってしまったらそのまま食べれません。でも、こんなに貴重な小麦、捨てるわけには行きません!と言うことで、昔の人がパンの再利用方法として生み出した(?)のが「パン粉」

シチリアではパン粉はありとあらゆる方法で利用されています。パン粉なしではシチリア料理は語れない、、、というくらい、本当に使用頻度が高いパン粉。中でも面白いのが、「カリカリパン粉」。

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■ シチリア名物 カリカリパン粉

<材料>
古く硬くなったフランスパン
オリーブオイル

① 古く硬くなったフランスパンは、小さめに切ってフードプロセッサーで細かくするか、チーズおろしで削る。
② フライパンにオリーブオイル大さじ1と①を入れて、木ベラでかき混ぜながら焦げ色が付くまで炒める。
* 最初はオイルとパン粉がダマダマになるけれど、そのうちオイルが全体に浸透するのでご心配なく。
③ パスタの上に調味料としてお好みで。

* お好みでアンチョビやイタリアンパセリ、塩、コショウを入れても美味しい。

「え~~~?」って思うかも知れませんが、是非お試しあれ。サクサクした食感と香ばしさがクセになる一品です。「貧乏人のパルミジャーノ」とよく言われるこのカリカリパン粉。いやいや、パルミジャーノよりも美味しいかも!?オリーブオイルや良質なものを使ってあげてください。香り高いカリカリパン粉ができあがります。

シチリアの人達は、パスタによって数種のカリカリパン粉を使い分けます。奥が深い、カリカリパン粉。極めてみたい方はシチリアへ(笑)

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by lacucinasiciliana | 2011-01-13 00:05 | 私の食卓

シチリア風 オレンジとマルサラワインのデザート

シチリアの冬の果物と言えば、やっぱりオレンジ。この時期、メルカートには山積みになって色々な種類のオレンジが売っています。日本では

フルーツ=デザート

という感覚ですが、ここイタリアでは、フルーツはフルーツ、デザートはデザート。つまりフルーツを食べた後にデザートを食べるわけです。(実は私もイタリア人的意見に激しく賛同!ですけどね・笑)そして、日本ではカットしてテーブルに並ぶフルーツですが、イタリアではドンッ!とフルーツバスケットに色々なフルーツが盛られ、各自、自分の好きなものを自分で皮を剥いてカットして食べます。もちろん男性陣も自分で。

私も通常はこんなスタイルですが、友達を食事に招いたときだけ、フルーツポンチを作ったり、簡単なデザート風フルーツ(?)を作ります。冬に決まって作るのが超簡単で美味しいこの一品。

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■ シチリア風オレンジとマルサラワインのデザート
L'Arancia Siciliana alla Marsala con le Mandorle~シチリア産オレンジとアーモンドのマルサラ風味~


<材料>
オレンジ 1個
グラニュー糖 少々
マルサラ酒 適量
アーモンド 適量

① オレンジの皮を剥いて輪切りにする。
② アーモンドはフライパンで乾煎り、もしくは180度のオーブンで、色が付くまで焼く。
③ アーモンドが冷めたら、米粒くらいの大きさに包丁で切る。
④ ①のオレンジをお皿に並べ グラニュー糖をパラパラと振りかけ、マルサラ酒をスプーンを使って全体に回しかける。
⑤ ③のアーモンドをパラパラと乗せる。

コレダケ!
マルサラ酒の代わりにラム酒を使っても美味しいですが、ラムはアルコール度が高い(40%ほどあります)ので、かけすぎに要注意!グラニュー糖の量はオレンジの甘さによって調節してください。黒砂糖を砕いて振りかけてもも美味しそうですね。日本で売っているオレンジはすんごい甘く酸味が少ないので、もしかしたらお砂糖はいらないくらいかも。

合わせたマルサラはフローリオ社のベッキオ フローリオ セッコ。私はさっぱり仕上げたいのでセッコを選びましたが、セミセッコなど、甘いマルサラを合わせても美味しいですよ。シチリア産オレンジ+マルサラワイン+シチリアのアーモンド、シチリア万歳!という一皿です。

カリカリとしたアーモンド食感と香ばしい香りがオレンジとマッチ。若干、火を通しても美味しい一品ですが、せっかくのオレンジの風味を生で楽しみたい&フライパンを洗うのが面倒臭い!(爆)普段は皮を剥いてジュルジュル言いながら食べているオレンジも、こうしてお皿に盛るとなんだかデザートっぽくなるから不思議です。

オレンジの季節は4月下旬頃まで。まだまだ続きます!


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by lacucinasiciliana | 2011-01-10 21:01 | 私の食卓

畑からの贈り物 フィノッキオを食べる

f0226106_2124125.jpgクリスマスモードもすっかり抜け、平日モードのイタリア。今年のクリスマスはお食べ地獄は回避した私ですが、何かと食べる機会が多い年末年始。普段の生活は極々シンプルに食したいものです。

クリスマス明けの昨日、ドミンゴ家から畑の贈りものが届きました。どっさりのオレンジと畑の甘いフィノッキオ♪ そして冬にできる長ネギみたいなネギ。ドミンゴ家の畑でとれるフィノッキオは何故か市場で売っているものよりも甘いんです。フィノッキオは消化を助ける作用があるらしく、ドミンゴ家では食後にフルーツと一緒に出てきます。1個のフィノッキオを4~6等分にして切っただけの状態で出てきて生でボリボリかじるんです。フィノッキオのアニスのような爽やかな香りが、確かに胃の中をスッキリしててくれるような。今日はごっついフィノッキオが3つ届きました。本当は生でボリボリ、、、が美味しいのですが、今日は3つもあったので別の方法で食すことに。

私がフィノッキオを大量に消費したいときに良く作るのが「フィノッキオのグラタン」。フィノッキオとベシャメルソースって相性が良いのはご存知ですか??フィノッキオと言えば、生か茹でるか、、、しかバリエーションのない私でしたが、数年前に友人宅でフィノッキオの上にベシャメルソースをたっぷり乗せてオーブンで焼いたグラタンを食べてから、フィノッキオといえばベシャメル!というくらい我が家では定番となりました。オーブンから出てきたばかりのフィノッキオはホクホクしていて、生で食べるのとは別の美味しさです。


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■ フィノッキオのグラタン ■

フィノッキオ (キャベツでも代用可)
ベシャメルソース(ゆるめのものが使いやすい)
細挽きパン粉
塩/コショウ

① フィノッキオを水で洗い縦6等分に切る。(ヘタや周りの茶色くなっている部分は取り除く)
② パスタを茹でるくらいの塩水で約15分、やわらかくなるまで茹でる。
③ オーブン皿に軽くオリーブオイルを塗り、フィノッキオを並べたら軽く塩、コショウをする。
④ ベシャメルソースをたっぷり上からかけ、更に細挽きのパン粉を乗せる。
⑤ 200度のオーブンで20分、パン粉に軽く焦げ目が付くまで焼く。

とっても簡単なので作り方を、、、と思ったのですが、考えてみたら日本でこんなにフィノッキオをたくさん使えない(笑)キャベツでも代用できるので(当然味は違いますが、、、)試してみてください。ちなみにこの前は1枚1枚茹でたちりめんキャベツを茹で、フィノッキオとベシャメルをくるんでオーブン皿に並べ、更にベシャメル&パン粉をかけてオーブン焼きに。とってもクリーミーで美味しかったですよ~。ベシャメルソースは検索するとたくさんの作り方が乗っていますが、私は少し軽めにするためにバター半分、オリーブオイル半分で作っています。

牛乳1リットルに対してバター100g、薄力粉100g、塩、コショウ少々

これが基本。ただ、これだと相当ブルンブルンになっちゃうので、私は薄力粉の量は少な目にしています。そのうち、オリーブオイルバージョンもレシピをしっかりと固めようかな。(いつも適当に目分量なので・笑)

今日は焼きたてのフォカッチャと合わせてヘルシーランチ。(ヘルシーか?)ここのところパン作りにはまっています。パン作りは発酵のタイミングが重要なため、家を留守にしがちなお客様が連続していらっしゃる季節、つまり春~秋には出来なません。寒いこの時期は発酵温度や発酵時間の調整がなかなか難しいのですが、実験気分で楽しんでいます。微妙な失敗作もたくさんありますが、自家消費用なので多少失敗しても食べられるし(笑)ここしばらくパンは買っていません。シチリアのパンは隠れた美食!と言っても過言ではないほど美味しいのですが、家で作るパンはそれはそれで美味しいものなんですよね。

冬の料理はキッチンも温まるし、、、、オウチゴハン、万歳!


<お知らせ/重要!>
お正月に向けて「メールの数がグンと減って、、、」と思っていたここ数日。な、なんとサーバーの不調により12月28日22:00頃よりメールが受信できなくなっていたことが発覚しました。送っていただいたメールはこちらに届かず、皆さんのお手元に戻っていたようです。来年のプランなどでご連絡いただいていた方、大変ご迷惑をおかけいたしました。ようやく復旧したようですので、お手数ですがメールを再送お願いします。。。。
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by lacucinasiciliana | 2010-12-28 20:55 | 私の食卓

隠れた名脇役で悲劇のヒロイン パンテッレリア島産 塩漬けケッパー

今年の10月から始める料理教室@JAPAN、いよいよ今度の日曜日となりました。
毎回テーマを持っての料理講習会にしたいと思っていますが、第1回目の記念すべき(?)食材に選ばれたのはケッパー。シチリアを代表する食材でありながら、「使い方が分からないわ~」という意見が最も多い食材です。使い方さえ分かれば非常に重宝する名脇役的な美味しい食材、そして日本でも結構見かけるようになってきたのに使い方が知られていない、、、個人的には悲劇のヒロイン的な食材のひとつです(笑)

ケッパーはご存知の方も多いかと思いますが、お花の蕾を塩漬けにしたもの。我らがトラーパニ県に属するパンテッレリア島は最高品質なケッパーが収穫できる島として知られています。

今回の料理教室のメニュー、色々迷い、、、最初に考えていたものと随分変更しています。

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<前菜>
・茄子とケッパーのクロスティーニ
・イカとケッパーのサラダ
・ジャガイモとケッパーのサラダ(試食&レシピのみ)

<パスタ>
・ケッパーのペーストのリングイネ

<セコンド>
・カジキのパンテッレリア風

<ドルチェ>
・エリチェの小菓子とパッシート

・カフぇテぃエラで淹れる家庭風のコーヒー


他にも色々と候補があったのですが、、、1週間を切った今日、最終決定しました(笑)

上記のメニュー、もちろん「シチリアでレッスンを!」という方も大歓迎。ちなみにこれらのメニュー、普段の私の食卓にも頻繁に並ぶ料理でもあります。

沢山の方がキャンセル待ちをされていましたが、現在、連絡が無かった方、申し訳ございませんが今回はどうやらもうキャンセルが出ないような状況です、、、本来ならきちんとメールを差し上げるべきなのだと思いますが、このブログにてご報告とさせていただきます。来年の2月末か3月上旬にもレッスンを行う予定ですので、ブログ、ホームページ共にチェックお願いします。

レッスンに参加される方、日本でお目にかかれることを楽しみにしています♪
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by lacucinasiciliana | 2010-10-02 15:40 | 私の食卓

夏のマンマの味@シチリア Cuccurucu(クックルクー)

↓で作ったトマトピュレで料理したものと言えば、、、。ドミンゴ家の夏の風物詩、クックルクー。トマトの収穫が始まる7月始めになると、毎年欠かさずドミンゴ家で食べていた一品です。が、今年はドミンゴ家に行く回数が少なかったせいか、気が付いてみたらまだ食べていない、、、(汗)もう9月なのに、、、!

という事で、自分で作りました(笑)

作り方はいたって簡単。

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■ 夏のマンマの味 Cuccurucu (クックルクー)

<材料>

自家製トマトピュレ
玉ねぎ

パン

<作り方>

① フライパンに粗みじん切りにした玉ねぎを入れ、たっぷりのオリーブオイルで炒める
② 自家製トマトピュレを入れ15分程度、煮込む
③ 溶き卵を入れかき混ぜる。卵に火が入ったら出来上がり!
④ パンを小さく切って浸しながら召し上がれ

簡単でしょ??

クックルクーの写真、やっぱりトマトが収穫できる田舎で撮ったものの方が、テーブルで撮った写真よりも似合いますね(笑)田舎の料理は、田舎の雰囲気が合います。

シチリア料理、、、というと、

・ いわしのパスタ
・ いわしのベッカフィーコ
・ ウニのパスタ
・ 魚介類のパスタ

と、こんなものが頭にサササと浮かぶと思います。これら、シチリア伝統料理なのは確かですが、家庭の味ではないのですよね、、、。かつては、海に行けばすぐに釣る(とる?)事ができた魚の方が、飼育をしなければいけない動物の肉より、価値が低かったそうです。いつの頃からか、それが逆転して現在は魚の方が高い(価格も価値も)状況となったそうです。なので、家では意外かもしれませんが肉を食べる機会が圧倒的に魚より多い。野菜は相変わらず家の家庭菜園で収穫ができたり、魚や肉ほど価格も高くないため、時を経ても家庭の味が母から娘へ、、、と受け継がれています。

私はこんな、なんでもない昔から伝わる家庭料理が大好き。これこそ本当に「伝統料理」だと思っています。ただ、レッスンにするとあまりにも簡単すぎてレッスンにならない(苦笑)でも本当の美味しさって、こういう事を言うのだろうな、、、、と思ってやまない私です。マンマの味はどこの国でも最強です。

「シチリア料理研究家佐藤 礼子のボーノな毎日!」もヨロシクです!
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by lacucinasiciliana | 2010-09-05 15:30 | 私の食卓