カテゴリ:私の食卓( 13 )

暑い夏を乗り切ろう!夏野菜のグリルパスタ

暑い暑い、、、日本に負けじと暑いここシチリアです。

この時期、シチリアの八百屋さんからはレタスやサラダ菜などの葉野菜が姿を消します。何故って???暑すぎて育たないから、、、、(汗)水分を多く必要とする葉野菜は、6月から全く雨の降らないシチリアにて8月の栽培は難しいのでしょうね~。たまに八百屋さんに並んでいますが、すっかりしなびています(苦笑)

その代わり安くて手に入るのが茄子、トマト、ズッキーニ、ピーマン、、、夏野菜の代表格。1キロ1ユーロで買えます。という事でこの時期「野菜を、、、」と思うと大体この4種類のどれかから選ぶことなり。今日は冷蔵庫にあった茄子(シチリアの丸いやつ)1コと巨大ズッキーニ1本で野菜のパスタを作りました。

私の料理の師匠でもあるドミンゴマンマのお宅では、シンプルな出来立てトマトピュレのパスタの上に夏野菜のグリルを乗せる、というシンプル イズ ザ ベスト!みたいなパスタを良くいただきます。私のはもっとシンプルで、、、、(笑)

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■ズッキーニと茄子のグリルパスタ 

① ズッキーニと茄子をグリルパンで焼きます。
② 焼きあがったら軽く塩コショウをして細長く切りボウルに。全部切ったらオリーブオイルを一振り。
③ パスタを茹でます。
④ ゆでている間にイタリアンパセリとバジルをざっくりと刻み②に投入。
⑤ パスタが茹で上がったら水を切って④のボウルに入れ、ざっくりかき混ぜる。
⑥ お好みでさらにオリーブオイルとパルミジャーノをかけてBuon appetito!!

このパスタ、いつだったかトラーパニの友人宅で食べたのですが、それはそれは美味しくって、、、。私も家で作ってみたらなんと簡単で美味しい。そして何か野菜があればすぐに作れる。という事で我が家の定番となりました。


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わたしはズッキーニと茄子のグリルパスタには「全粒粉のパスタ」を合わせます。

全粒粉のパスタは現在ヘルシーな食事を目指すイタリアでは、スーパーで既にお手軽に買える一品となっています。以前は探すのが大変だったのですが、最近はパスタの大手メーカーBarilla(バリッラ)からもこんな(→写真右)カワイイシリーズが出ています。この間スーパーでこのバリッラ全粒粉シリーズのパスタが超お買い得!一箱なんと0.6ユーロで売っていました。写真のものは「Pennette Rigate」という、少し小さめの筋入りペンネですが、そのほかにも蝶々の形のファルファッラ、スパゲッティーニなどをまとめ買いしちゃいました。全粒粉パスタはどのメーカーのものを試しても少し固めな食感なような気がします。モチモチパスタが好きな私には特別気になりません。

暑くて食欲がなくなる夏ですが、野菜のグリグパスタはサラダ感覚であっさりと食べられるところが嬉い一品です。ポイントはバジルやイタリアンパセリなどの香草をたっぷ~り入れてあげること。食べながら日本だったらシソでも美味しいんじゃないかな~、、、と思っていました。そして仕上げのオリーブオイルは是非、質の高いものを使ってください。風味がグンとアップしますよん。

では、暑い夏に負けないように、しっかりと食べましょ~!
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by lacucinasiciliana | 2010-08-27 00:08 | 私の食卓

イタリア式 病人食

なんだか物騒なタイトルですが(笑)

昨日、お友達と一緒に外食した私とC氏。トラーパニ郊外にある海から5mという至近距離にある海辺のレストランに行きました。(夜だったので何にも見えませんでしたけどね~・笑)で、当然食べたのは「海の幸」。アンティパストは海の幸の盛り合わせ、C氏は海の幸のリゾット、お友達はスパゲティーボンゴレ、私はミニ墨烏賊のパン粉オーブン焼き。アンティパスト+もう1品という軽い食事で、白ワインもあけて上機嫌だった私達。

今朝、いつも通り6:30に目を覚ますと、

「ん~、、、おなかの調子が悪いんだよね。」

というC氏。
いつもは冗談ばっかり言っている彼ですが、本日神妙な面持ち。よっぽど体調が悪かったみたい。で、仕事に行ったのですが、、、

「やっぱりお腹の調子が悪~~~い。ランチは軽めでいいからね。Riso(米)+Parmiggiano(パルミジャーノ)+l'olio di oliva(オリーブオイル)がいいかな~。」(ちなみにC氏は毎日ランチを食べに戻ってきます。)

そう、これぞ「イタリア人式病人食」。日本で言えばおかゆ?お米を塩水茹でて水をしっかり切って、パルミジャーノとオリーブオイルをかけただけ。しかしこれが意外と美味しい(笑)私の一人ゴハンとしてよく登場する一品です。

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レシピを書くまでもなく超簡単なのでレシピは省略。あ、お米はイタリア米を使ってください。日本のお米だと本当におかゆになっちゃいます(笑)

オリーブオイルは友達のオリーブオイル生産者のおいしぃぃぃ~シチリアオリーブオイル。「Cerasuola(チェラスォーラ)」という種類のみで作られた極上オリーブオイルです。このオリーブオイル、去年から始めた「オリーブの木オーナー制度」のオイルなので、市販はされていません。ひっ、ひっ、ひっ。このオイル、本当に不思議でパスタに一振りするだけでグンッ!と風味がアップします。素材って大切なのね、と思わされる一品です。

イタリア人病人食、我が家ではもっぱら「茹でゴハン」ですが、ブロード+パスティーナ(米粒ほどのパスタ)、という人も多いようです。しかし、我が家はいつもブロードが準備されているわけじゃないし、、、。市販されているキューブのブロードは化学調味料たっぷりで余計体調悪くなっちゃいそうだし(苦笑)やっぱり「茹でゴハン」ですかね。

<追記>
牡蠣の軽い食中毒かと思っていた私ですが、、、実は、軽くなくって(汗)この後、病院に行ったりなんだり、、、大変な事となるのでした、、、。イタリアの病院って行った事なかったんですけど、これも経験、ですね。

<更に追記>
ものすごく悪名高いイタリアの病院ですが、、、。あまりの対応の良さと、みんなの親切さに驚いた私達でした。夜中、耐え切れなくなったC氏は病院の救急窓口(pronto sccorso)に自ら駆け込んだわけですが、幸い待ち人は0人。すぐに応急処置をしてくれたものの、専門医が当直ではなかったため、翌日の朝8:00に救急窓口に来るように指示されました。でも、きっと列ができていることを想像した私達は7:15に行ったのですが、ここでも列なんぞなく、、、8:00になったらすんなりと専門医に通され、待つことなく診療してもらいました。イタリアの病院の中は、日本の病院のように看板が少ないため、目的の診療科にたどり着くのが難しいのですが、中で働いている人に場所を聞くと、みんな近くまで着いてきてくれる、、、という親切さ。先生も、傲慢な態度ではなく感じの良い人でした。家に着いたときに2人して、「病院、親切じゃない??」と同時に口にした私達でした。ん~、、、、不幸中の幸いだ。(笑)
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by lacucinasiciliana | 2010-05-05 19:38 | 私の食卓

産みたて卵で作った春のフリッタータ

「お土産だよ~。」

と、用事があって実家に行ったC氏が抱えてきた袋。開けてみるとひとつひとつ丁寧に包んであるのは、C氏の実家で買っているニワトリの産みたて卵でした!

日本にいた時、母からは、

「卵は生で食べちゃダメよ!」

としつこく言われていました。確かに、びみょ~な色をした黄身、、、すごく黄色かったり、赤っぽかったり。「黄身」って書くけれど、本当にこんなに黄色いものなの??疑問はシチリアで解けました。やっぱり黄色すぎ。

食の国イタリアとは言えど、卵もスーパーで買うものはどうも信用できず。私が唯一安心して食べれるのはドミンゴ家(=C氏の実家です)で飼っているニワトリが産んだ卵だけ。ドミンゴ家にいる5匹のニワトリは、1日1個、みんな卵を産むため毎日毎日5個ずつ増えていくわけで、、、。2人暮らしのパパとママだけではとっても消費できる量ではなく(月間150個ですからっ!)私のところにも嬉しいおこぼれが回ってくるという訳です。

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(左上)C氏のスピード感あふれる運転でも割れないように、、、と、パパが1こずつ包んでくれたんです。愛情ですね~。(愛情は卵に対するものか、C氏に対するものか、、、!?卵かも・笑)

(右上)こちらが産みたての卵。こんもりと盛り上がった黄身、そしてプリンプリンの卵白。ダラ~ンとした感じは全くなく見るからに新鮮!そして黄身の色も自然な黄色。見るからにおいしそうです。

(左下)毎日働いてくれるニワトリちゃん達。ケージの中には入っていますが、中も広いため運動不足には陥らないそうです。エサは水に浸した余ったパンとアワやヒエなどの穀物類。ナチュラルなもののみを食べて育っています。だから卵も安心です。

(右下)パパが小屋から持ってきた産みたての卵。卵は「赤玉」です。いつも大切そうに持ってくるパパの姿が印象的。


さて我が家にやってきた卵、何にしようかな~、、、と真剣に悩む私。炊き立てゴハンに生卵、そしておしょうゆチョビっと、、、「生卵ゴハン」が大好きな私ですが、これじゃお昼ゴハンにはならず。(私一人だったらこれで十分なのですが)そういえば春の味覚「Neonata(生シラス)」が冷凍庫にあったことをふっと思い出しました。普段、冷凍保存はしない私ですが、先日1キロの生シラスを買ってしまいさすがに食べきれず冷凍したのでした。冷蔵庫を見てみるとほうれん草、グリーンピースもあり。考えてみたらすべて春の味覚。じゃ~、全部一緒に入れてフリッタータにしちゃえ!


f0226106_233776.jpg(左上)トラーパニの魚市場で売っていたネオナータ。ネオ(新しく)ナータ(生まれた)、という事で、ネオナータは主にイワシの稚魚であることが多いです。この日のネオナータは、ネオ、、、よりも少し成長していて大きめでした。「10ユーロ」は1キロの価格です。

(右上)フライパンの中でフツフツと、、、じっくりと焼きあがるのを待ちます。今日の卵と具(ネオナータ・ほうれん草・グリーンピース)の比率は1:1くらいですが、イタリア人は卵より具が多いのが常。卵好きの私は卵の分量が比較的多めです。

(左下)ある程度固まってきたら、フライパンの上にフタを乗せて一気にひっくり返します!そしてそのまま滑らせるようにしてフライパンに戻し、反対側の面もしっかりと焼きます。最初は勇気が入る、「フライパンひっくり返し」ですが、慣れてくるとゲーム感覚で面白いですよ。

(右下)材料の相性が良くとても美味しくできたフリッタータでした。せっかくの産みたて卵、しっかりと火を通してしまうのももったいないけれど、火を通しても卵自体にほんのり甘みが残っていました。次回は絶対に卵ゴハンにするぞっ!


■ 春のフリッタータ

<材料 4人分>

卵   4個
ネオナータ(生シラス)   なくても可(シラス干しでも代用可)
ほうれん草
グリーンピース
パルミジャーノのすりおろし   たっぷり
塩・コショウ   適宜
オリーブオイル

*ネオナータ、ほうれん草、グリーンピースの量はお好みで調節してください。

① 少なめの水を鍋に入れて洗ったほうれん草と塩を少々入れ、フタをして柔らかくなるまで蒸し煮のようにして火を通す。
② グリーンピースはタップリのお湯で柔らかくなるまで茹でる。
③ 卵をボウルに溶き、塩・コショウ、そしてパルミジャーノを一掴み、たぷりと入れる。(ここがポイント!)
④ 茹でたほうれん草、グリーンピース、ネオナータを③に入れ、ざっくりとかき混ぜる。
⑤ 20cmのフライパンにオリーブオイルを多めに注ぎ、フライパンを温める。
⑥ ④の卵液を一気にフライパンに注ぎ、すぐにフタをして最初は中火、卵の淵が固まってきたら極極弱火にして10分程度焼く。
⑦ 中央の部分が固まりかけてきた、フタをしたままひっくり返し、そのままフライパンに滑らせるようにして反対側の面を3分ほど焼く。

今回は「春の味覚」でしたが、フリッタータの具はなんでも良し。ドミンゴマンマは春に、グリンピースがタップリ詰まったフリッタータを作りますがこれも又美味。ほうれん草だけでも美味です。ポイントはとにかくパルミジャーノ。たっぷり入れてあげることが美味しさの秘訣です♪出来立てのアツアツを食べても美味しいし、冷めても美味しい、便利な一品。シンプルで美味しい、、、という、イタリア料理の真髄を極めた一品です。是非お試しアレ。
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by lacucinasiciliana | 2010-04-16 23:23 | 私の食卓