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カルチョーフィのお花

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先日ご紹介したケッパーのお花に続き、カルチョーフィのお花も畑で発見。

ケッパーもツボミでしたが、実はカルチョーフィもツボミ。食用としてツボミの段階で収穫されないものは、その後、お花を咲かせるんです。紫色が美しいのですが、形はなんだか不思議な感じ。写真のお花の後ろにはこれからまだお花を咲かせる(であろう)ツボミが二つあります。さすがに育ち過ぎて、固くて食べられないそうです。

カルチョーフィって考えれば考えるほど不思議な食べ物で、、、。ガクの部分の下部ちょっと&クオーレ(心臓)と呼ばれる中心部のみが食べられる部分。しかもガクの先端にはトゲトゲが。最初にコレを食した人はとっても勇気があった!

そろそろ暑くて土地が乾いてきたシチリア。残りのカルチョーフィ達も美しい花を咲かせてくれるといいな、、、。
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by lacucinasiciliana | 2010-06-22 03:06 | シチリア・旬の食材

畑のとれたて夏野菜がタップリ!マンマの夏野菜のパスタ

シチリアの夏の到来は早く、今年は少し出足が遅かったものの既に真夏日が続いています。暑い夏はとかく食欲がなくなるもの、、、。そんな時にピッタリのパスタがこれ。

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畑から収穫したて野菜をタップリと使った「夏野菜のパスタ」。現在、ドミンゴ家の畑には、ズッキーニ、長ズッキーニ、赤玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、長ズッキーニの葉テネルミ、、、こんな夏野菜があります。これを一気にトマトピュレで煮込み、後は茹でたパスタと合わせるだけ!トマトがまだ熟していないので、去年の自家製トマトピュレを使ったそうですが、「フレッシュのトマトピュレで作るともっと美味しいのよぉ~」と言っていました。いやいや、十分美味しかったですけどね(笑)

合わせたパスタは名前は忘れましたが穴の大きい短いマカロニみたいなもの。これがまたこのソースにピッタリと合っていました。

このパスタ、「あんまり食欲ナシ。さっぱりしたものが食べたいわ~」という私のリクエストで用意してくれました。いくら「食欲がない」と言ってもマンマ的にはやっぱりパスタだけで終わらすわけには行かないらしく、、、しっかりお肉のローストも用意されていました(苦笑)それと共に作ってくれたのがコレ→(右の写真)。

これから夏本番!マンマの夏野菜料理が楽しみな時期です♪


f0226106_1261366.jpgただのズッキーニのローストなのですが、、、。これが美味しかった~!ドミンゴ家のズッキーニは甘みが強いんです。先日、他の人の畑で採れたズッキーニを頂いたのですが、これは苦味が強かった。同じズッキーニなのに、こうも味が違うんですね。そしてこの焼き具合も絶妙。マンマ曰く、

「あんまり焼きすぎるとパサパサになるから好きじゃないのよ。」

と、野菜はしっかり茹でしっかり焼きたいイタリア人から意外なお言葉。しっかり茹でるものしっかり焼くもの、そうではなくて軽く茹でるもの軽く焼くもの、、、やっぱり素材によって分けているんですね(笑)

ズッキーニをグリルパンで焼く時に、少しオリーブオイルを垂らしながら焼いたそうです。

「ズッキーニからは水がたっくさんでるから、オイルは少しよ。」

ズッキーニを焼くとき、私はオイルは使わず焼いた後からかけるのですが、グリルパンをつかってオイルで焼くのもしっとりしていて美味しかったです。畑から巨大ズッキーニを収穫して、早速試してみた私ですが、美味しかったですよ♪ 
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by lacucinasiciliana | 2010-06-21 01:16 | シチリアマンマの季節の食卓

夏のシチリアの朝ごはん グラニータ コン ブリオッシュ

そろそろ暑くなってきたシチリア。でも、今年は少し夏の到来が遅く、海水浴は6月上旬からしている人もいましたが、日中に暑い~と感じるようになったのは先週からの事。暑くなってくると食べたくなるのがコレ!↓

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グラニータ コン ブリオッシュ!

グラニータとはシャリシャリとしていて、カキ氷のようなもの。シチリアの暑~い暑~い夏には最適のドルチェ(飲み物?)です。このグラニータはスプーンですくってそれだけで食べても美味しいのですが、ブリオッシュと呼ばれる柔らかいパンを浸しながら食べるのがシチリア流!そして、おやつにも夜にも食べるけれど、、、朝ごはんに食べるのもシチリア流!

ブリオッシュと言えば、日本では黄色いバターたっぷりのリッチなパンを思い浮かべますが、シチリアのブオッシュは白いシンプルなフワフワパン。これを手でちぎりながらグラニータに浸して食べるのです。

余談ですが、シチリアでは「ブリオッシュ」といえばこのシンプルフワフワパン、朝みんなが食べているクロワッサンのようなものは「コルネット」と呼ばれています。しかし、北部に行くとシチリアで言うところのコルネットを「ブリオッシュ」と呼ぶところもあり、、、ややっこしいです(汗)

グラニータはさすがに寒い冬に食べたくないせいか、冬季はトラーパニで食べられるお店は皆無。(パレルモとかシラク-サなんかの観光大都市ならありそうですが)6月~10月ごろまでの季節ものです。私が先日食した今年の初グラニータはアーモンドのグラニータでした。(写真上)アーモンドのツブツブが残っていて香ばしく、そしてアーモンド特有のアマレットのような香りも漂い、、、非常に美味なグラニータでした。アーモンドのほか、レモン、カッフェ(コーヒー)なんかは定番。トラーパニのグラニータと言って有名なのはジェルシ(黒い桑の実)とジェルゾミーノ(ジャスミン)。いずれも他の地域ではあまり見かけないトラーパニのご当地ものです。

暑い夏にシチリアを旅行される方、是非グラニータ コン ブリオッシュをお試しください!Bar(バール)などで食することができます♪
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by lacucinasiciliana | 2010-06-17 15:40 | シチリア菓子・パン

ドミンゴ家の畑便り vol.3 ~初夏のフルーツ~

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すっかりご無沙汰していたドミンゴ家の畑便りです。

ここのところ仕事が忙しく、毎週日曜日のドミンゴ家訪問もちょっとご無沙汰していました。シチリアの畑はこの時期、2週間間を置くと、ちっちゃかった新芽がすっかり成長し花を咲かせていたり、あまりの成長の早さに驚くばかり。太陽の恵みを感じる季節です。

さて、初夏のドミンゴ家はフルーツ三昧!そろそろ食べ頃なのが、上の写真のイチジク。ドミンゴ家には写真の白イチジクの木が1本、そして黒イチジクの木が1本あります。毎年、タワワになる両方のイチジクの木ですが、今年もどうやら豊作の模様です。イチジクは「無花果」と漢字で書きますが、文字の通りお花を咲かせずにいきなり実が成るのが面白いところ。

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これはプラムの実。これもイチジク同様、毎年豊作。熟れてくるともう少し黄色っぽくなりますが、もう時間の問題。あと数日で収穫が可能です!

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ちっちゃくて固い洋ナシの一種。ちょっと渋みがあるのでジャムにするのが最適。毎年この時期、私は仕事が忙しいためなかなかジャム作りができませんが、今年は挑戦しようかな??

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今年は家庭菜園にスイカが成っていました。スイカの茎は地面を這うように横に伸びていくので、相当広い場所が必要。なので、毎年、家から数キロ離れた方の大きな農園に植えるのですが、今年はズッキーニの近くに場所が余ったので一緒に植えたそうです。既に直径15センチくらいに育っています。

その他、黒プラムやアプリコットもそろそろ収穫です!初夏のドミンゴはフルーツが賑やかです。

そして、こちらは野菜部門。

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(左上)これが前出の長ズッキーニ。この葉がテネルミ。柔らかい新芽の部分のみを収穫します。長ズッキーニは既に30センチ近くありましたが、まだまだ。50センチ以上に成長してから収穫です。

(右上)こちらが普通(?)のズッキーニ。既に30センチ程の太く巨大なズッキーニが収穫されていますが、まだまだお花も付けています。ズッキーニはこうして数ヶ月、花を咲かせては実を付け、夏の食卓を彩ってくれます。

(左下)こちらは、色から想像できるとおり、、、茄子。シチリアには”丸茄子”と”長茄子”がありますが、こちらは長茄子のほう。日本の茄子を倍くらいの大きさにしたような茄子です。固く荷崩れしないのが特徴。丸茄子よりアク多いです。

(右下)写真では見にくいですが、インゲンです。畑でできたインゲンとジャガイモで作るサラダはさっぱりしていて夏の夜ゴハンに最適です♪ 

その他、サラダ菜、ジャガイモが収穫可能。トマトもあと2週間くらいで収穫が始まるそうです!



今の季節からは3ヶ月間ほとんど雨の降らないシチリア。その上、ジリジリと照る太陽、、、畑の土は既に乾燥しています。冬~春にかけてきちんと耕してある畑の地底には今まで降った雨の水分が密かに眠っているらしく、植物達はその地底にある水分をキャッチしようと根を伸ばし頑張り始めるそうです。こうしてシチリアの力強く味の濃い野菜達が育つわけです。がんばれ、野菜達よ!!
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by lacucinasiciliana | 2010-06-17 07:56 | シチリアの畑から

幻の、、、Nubia(ヌビア)の赤にんにく

この季節、トラーパニの街の風物詩的に出てくるのが、赤にんにく屋台。
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この屋台を見かけると、あ~夏だな~、、、と毎年思う私です。

にんにくの収穫は丁度今の季節、6月~7月のはじめにかけて行われます。トラーパニから5キロほど、海のすぐ近くにあるNubia(ヌビア)村では香り高い上質の赤にんにくが栽培されていることで知られています。

赤にんにく、、、と言っても赤いのは「皮」。中は白いです。このにんにく、皮を剥くとぷ~んとにんにくの良い香りが漂い、そしてピリ辛なのが特徴。一度使うと病みつきになるにんにくです。「にんにくは日本でも青森の美味しいにんにくが買えるからね~」という方、いやいやヌビアのにんにくは青森のにんにくとは味が違うんですよ。是非シチリアに来たらお試しください。

にんにくは収穫後、日影で干されます。そして葉(茎?)の部分を編みこんで、束にしていきます。一束は50個、と個数まで決まっているそうです。地元の人たちは編みこんだものを日影に吊るしておいて、1年間使い続けるんです。にんにくって、季節がないようですがここトラーパニではにんにくの季節は1年に1回、今の時期のみ。

私が大好きなのは、このにんにくを使ったトマトのパスタ。にんにくを炒めてトマトピュレ、塩、コショウを入れて煮込むだけ。これがなんとも言えず美味しいのです、、、。素材の勝利です。

今年はヌビアのにんにく農家訪問の予定があるので、いまからとっても楽しみです!
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by lacucinasiciliana | 2010-06-10 15:59 | シチリア・旬の食材

初夏の葉野菜 ”テネルミ”

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この季節になると我が家にも登場するこの野菜。C氏の実家の畑から時折ドンッ!と届きます。この野菜、実は”とある野菜”の葉っぱ。そしてとある野菜、、、とは、これ。

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ひょ~~~、長い!これ、ズッキーニなんです。皆さんがご存知の緑のズッキーニは「ズッキーニ ジェノベーゼ」と呼ばれ、この長いズッキーニは「Zucchina Lunga(ズッキーナ ルンガ)」、その名も「長ズッキーニ」(笑)

そしてこの長ズッキーニの葉っぱはフワフワした繊毛で覆われていて、とっても柔らかい。

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”テネルミ”という名前は”Tenera(=柔らかい)”から来ているそうです。柔らかい事は確かなのですが、この繊毛が曲者。なんとなくチクチクするのが手に残ります。そして私の手は、この繊毛アレルギー(涙)昨日も少しなら大丈夫かな、と思って触ったら、夜になって手がカユカユになってしまいました~。

このテネルミ、葉っぱからもズッキーニと同じ香りがします。冷蔵庫に入れておくと、冷蔵庫中がズッキーニの臭いに(苦笑)

さて、調理法です。シチリアの家庭ではもっぱら”茹で野菜”として使われています。しっかり下茹でしてスープに、パスタに、、、。私が好きなのは、クタクタに茹でてトラーパニの美味しい塩と極上オリーブオイルでシンプルに。お浸しなんかにも合いそうな葉っぱです。

しかし、長ズッキーニ、実も食べれて葉も食べれる、一石二鳥な野菜ですね。
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by lacucinasiciliana | 2010-06-09 03:01 | シチリア・旬の食材

ケッパーの花

「シチリア食材」と言って真っ先に頭に浮かぶもの、私の中ではなぜか「ケッパー」。イタリア語では「capperi(カッペリ)」。

ケッパーと言えば、シチリアの中でもアフリカに程近いパンテッレリア島と、シチリア北部のエオリア諸島のものが有名。湿度を嫌うこの植物は、雨が多いところでは育ちません。街のはずれの崖っぷちからチョロリと枝が垂れ下がっているのを良く見かけるのは、岩には水気がたまらないから。パンテッレリア島もエオリア諸島も風が強いのも幸いしているらしく、ツボミがキュッとしまるそうです。

「ツボミ」、、、と書きましたが、ケッパーは花が咲く前のツボミを収穫したもの、、、ってご存知ですか?今月6月はケッパーの収穫時期。シチリアのあちらこちらでケッパーのお花を見かけます。

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ケッパーの花は白い花びらに紫の長いおしべがとっても印象的。花の命は短くたったの1日でしぼんできます。そして、お花の周りにあるツボミたちが、ケッパーの正体。写真のものはだいぶ開きかけてきていますが、もう少しツボミが小さい状態で収穫。それを「塩漬け」にして保存します。日本では「酢漬け」の瓶をよく見かけますが、個人的にはケッパー独自の風味が酢の味に消されてしまっている感じがします。一方、塩漬けのものは、軽く塩を洗い流して料理の調味料として使うと、イタリア料理がシチリア料理に大変身!

去年の6月、パンテッレリア島に行ったとき、ケッパーの畑も見てきました。そのときに私がいつも思っていた疑問の真相を知りたく、農家の人に聞いてみました。

「ケッパーは大粒よりも小粒のほうが美味しい、、、って聞いたけどほんと?」

農家の人曰く、「大小は味には関係なし」、との事です。ただ、「用途」で使い分けていると。たとえば、トマトソースなどに入れて味を出すために煮込むときには大粒を、一方サラダなど、ケッパー自体をパクッ!と食べちゃうような場合には、味のバランスを考えて小粒を、、、。(大粒を食べると口の中がショッパイ&ケッパーの味のみになっちゃいますので)小粒の方が価格が高いのは、同じ1キロの中の個数で比べると小粒のほうが断然粒の数が多いから。つまり人件費です。ケッパーの木は低いため、腰を曲げて手で積みます。そのため収穫にはとっても労力が必要だそうです。

日本ではあまり使い方が知られていないせいか、イマイチ主役になりきれないケッパーですが、うまく使いこなすと非常に美味しい調味料となるんですよ。いつかケッパーの美味しい使い方を日本でご紹介したいものです。
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by lacucinasiciliana | 2010-06-07 03:22 | シチリア・旬の食材