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サルデニアのご当地パスタ Culurgiones (クルルジョネス)

Culurgiones(クルルジョネス)、、、、これまた不思議な響きの名前のパスタがサルデニアにあります。

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名前も不思議ですが形も不思議(笑)存在は知っていましたがホンモノを見たのは初めてでした。戻ってきてから家にある「イタリアのパスタ」なる本(イタリア語です)で調べてみると、、、

「卵が入ったパスタ生地を使った大きなラビオリ。形は半円形で中身は地域によって異なるが野菜+チーズが基本。”anguilottus(アングイロットゥス)”と呼ばれることもあり、この名前はピエモンテのagnolotti(アニョロッティ)からきている。もともとはお祭りの時に作るパスタでOgliastr(オグリアストラ→サルデニア東海岸)のジャガイモ、ペコリーノチーズ、玉ねぎにミントを加えてたものが伝統的。シンプルなトマトソース、ラグー、又はオイルとペコリーノチーズだけで食したりもする。」

フムフム。

私は中身は「ジャガイモ」と信じていましたが、長々と続いた先を読んでみると、リコッタのみだたり、リコッタ+ホウレンソウだったり、そんなクルルジョネスもあるらしいです。

不思議な形のパスタはきっと昔は手で三つ編みの要領で編まれていたんだと思いますが、今回わたしが数箇所の市場や食材屋さんで見かけたものはど~も機械で編まれたっぽい、、、、(あくまでも推測ですが)いずれもあまりにも同じ大きさで同じ形なところが怪しい。実はこのパスタ、サルデニアのもの、と思われていますがシチリアでも同じようなパスタがあります。

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ね?そっくりでしょ??

実は料理教室をお願いしているマンマの娘は、手編みパスタ名人。トラーパニではカッサテッレと呼ばれ中身はリコッタチーズ。編み方はおばあちゃんから習ったそうですが、昔はこうして一つ一つ手で編んでいたそうです。現在、この編みこみパスタを作れる人はトラーパニでも極少。マンマの娘はその数少ない一人なわけです。

手で編むと写真のような感じになるんですよね~。むぅ。

さて、クルルジョネス。サルデニアならどこでもあるかと思ったら、、、そういう訳でもなく。海の近くなので「海の幸」を謳っているお店が多く、そういう場所ではなかなか見つかりません。ましてやコスタ ズメラルダ(エメラルド海岸)は皆、イセエビとか食べたがるわけですよね(笑)サルデニア滞在6日目にしてやっとこさ見つけたクルルジョネスを早速注文。

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なんだかオサレなクルルジョネスが出てきました(爆)食べたのはコスタ ズメラルダのトラットリアだったので、クルルジョネスすらオサレに盛られています(笑)気になるお味はモチモチしていて美味しかったですよ。このお店はジャガイモ+ペコリーノバージョン。ミントは入っていませんでした。パスタ+ジャガイモ、炭水化物+炭水化物っていうのが昔の農民っぽくっていい組み合わせです。

美しい海を追い求めたために、土地のモノを探すのがなかなか難しかった、、、今回の旅(汗)是非!と思っていたFregola(フレーゴラ)は結局食べずじまい(涙)これを言い訳に、またサルデニアに行きます(笑)(実はフレーゴラもシチリアでも食べられていたらしいんですけどね、昔は)

という事でネタが少ないので、今回のサルデニア番外編はこれにて終了!次回からは、通常版シチリア編に戻ります。
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by lacucinasiciliana | 2010-09-27 20:33 | 番外編:サルデニア島

カリアリのオヤジ食堂 Trattoria EMILIO(トラットリア エミリオ)

随分前から計画していたサルデニア旅行。今までの経験からいって宿泊先は大きく旅の印象を変えるので厳選したのですが、お食事処はまったく調べて行かず。。。。最近の私の旅のスタイルは「現地情報収集型」。お食事処や見所は現地の人に聞くのが一番!という事で、今回も現地の人と自分の鼻&カンを頼りにレストラン探しをするのでした。

カリアリ到着日、ホテルにチェックインした後、まずは中心地へ移動。初めての場所なのでどの辺が中心かも不明(汗)←こんな事も調べていっていない・笑 街で交通整理していたおまわりさんに、

「中心地はどこですか~?あ、あと美味しいレストラン知っています??」

「あ、美味しいレストランならリリクがいいよ!」

リリク、、、??この不思議な言葉の響きにピンッ!と来た私達(いったいどんな判断基準じゃ!笑)おまわりさん曰く、

「Via Romaの辺りで人に聞け、カリアリでリリクを知らない人は居ないから。」

ホテルの人から「カリアリで美味しいお店を探すなら、港の近くの大通りVia Roma辺りをウロウロしてみるといいよ。」とアドバイスされていました。やっぱりあの辺りなのね~。で、早速Via Roma付近に行ってみました。散歩がてら歩いてみると、港の向かいの大通りがVia Romaでそれと平行に一本奥に入ったVia Sardegna(ヴィア サルデニア)がレストラン街であることが発覚。近くに居た人に聞いてみるとリリクもこの道沿いにあるらしい。プラプラと歩いてみると、、、あったあった。簡単に発見。お店の前には人だかり。これ、全部待っている人???(汗)

「もう予約で満席なんだよー。」

えーーーーーー!?既に予約で満席??考えてみたら金曜日の夜だし、、、、(汗)お店のおじさんに「なんとかならないのーーーー」とゴネていると、

「とりあえず今日は隣の同じ系列のお店で食べてよ。明日は席取っておいてあげるから!(明日は居ないんですけどね・(苦笑))

本当に美味しいのー?絶対?絶対に美味しい??、とおじさんに失礼な質問を浴びせかけ、もう一軒のお店の中を覗いてみると、ムムム、結構イケるかも。完全にボケてますがこんな感じ↓。

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ね、オヤジっぽいでしょ(笑)私はこんな食堂が大好きー。

さて、メニューを頼むと、

「メニューはないよ。取り合えずアンティパスト(前菜)食べる?何か嫌いなものある?魚?野菜?何がいい??」

と、立て板に水のような質問攻撃。取り合えず海の幸は危険な私(ムール貝やウニはアレルギーが発生・汗)。

「海のものとそれ以外のもの適当に。あ、でも量は少な目ね!←これ大事)」

そしてダダダ、とテーブルに並んだ料理達。

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左上から時計回りに、、、

① 生シラスのフリット
② ムール貝の白ワイン蒸し煮
③ たこのサラダ
④ 白ワインとサルデニアのパン
⑤ カリフラワーとオリーブの煮物
⑥ トリッパのトマトソース煮
⑦ マグロとトマトのサラダ
⑧ ルマーケ(かたつむり)のトマト煮

あっという間にテーブルがイッパイに。基本的にシチリアで食べるものと同じようなものですが、微妙に調理方法が違うんですよね。カリフラワーの煮物とマグロとトマトのサラダは異常に美味しかった!いずれも2人前ですが少しずつだったのでよかったー。

「プリモ(パスタ)とセコンド(メイン)はどうする??○○と××と△△と、、、」

またしても口頭で延々とメニューを(苦笑)サルデニアだから取り合えずボッタルガ(からすみ)??マグロのボッタルガのパスタは、トラーパニであまりにも沢山食べたのでもう注文することはありませんが、ボラのボッタルガは久しぶり。(注・トラーパニでもマグロのボッタルガは作っていますがボラのボッタルガは作っていません。)

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この日は「トロフィエ」というリグーリア州の生パスタに合わせたボッタルガのバスタでした。かつて、ピサやらジェノバやら人達がサルデニアにやってきた時代に、一緒にこのパスタも伝わったのでしょうね。歴史と密接に結びつく食文化。これだから面白い。そしてトロフィエにはボッタルががドサッ!とかかっています。捻じれた形のショートパスタ、トロフィエに絡むボッタルガ、、、。最初はちょっとしょっぱいなぁ~、、、と思ったのですが、下のほうに少し溜まっていたゆで汁とパスタを混ぜると段々乳化してきて、コレが絶品!

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C氏が頼んだ魚のグリル。(何の魚だったかは忘れました!)超シンプル。

と、ここで食事は終了。

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最後はこれまた「適当に持ってきて~」と頼んだサルデニアのお菓子。あ、忘れられないのがミルト!アマルフィー海岸ではリモンチェッロを食後に飲むように、サルデニアにはミルトという果実から作った食後酒があります。その土地にきたらその土地のものを!という私達の信念通り、今回の旅、食後には必ずミルトを注文。なのに写真が一枚もなし(苦笑)

ふぅ、満足満足♪

この翌日、結局カリアリを後にしてしまった私は、リリクで食す事はできませんでした。カリアリにも沢山の美味しいお店があるのだと思いますが、旅行で探すのはなかなか難しいもの。皆さんの旅のご参考になれば幸いです。

ちなみに、お店を出るときにはメニューがある事が発覚!

「イタリア語を話せない場合は、メニューを見てもらうんだよ」

なので、イタリア語が話せない方もご安心を(笑)

<店舗データ>
Trattoria EMILIO
Via Sardegna, 64
070-6670348
*リリク(Lillicu)は隣にあります

「シチリア料理研究家佐藤 礼子のボーノな毎日!」もヨロシクです!
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by lacucinasiciliana | 2010-09-26 01:16 | 番外編:サルデニア島

サルデニア菓子色々

「イタリアには土地毎に郷土料理がある」、、、、というのは、イタリア料理好きの中では最近、既に浸透しています。料理に続き、お菓子もとっても地方色が強いのがイタリア。私がシチリアに来た理由も、「シチリア菓子」が勉強したかったから、なんです。(シチリア料理も、もちろんですが)

「シチリア菓子はシチリアでしか勉強できない」

一見当たり前のように感じますが、日本では東京や大阪などの大都市にいればイタリア料理も和食も中華も、、、色々な事が勉強できますよね?イタリアは「その土地のものはその土地でしか作っていない」ことが多いため、郷土料理や郷土菓子が勉強したいならばその土地に行かないと勉強できません。

と、話が逸れましたが、シチリア菓子に続いて興味があったのがサルデニア菓子。デコレーションや素材はシチリア菓子に通じるものがあるのですが、実物を目にしたのは初めてでした!

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「Pardulas(パルドゥラス)」はリコッタ、もしくはフレッシュなチーズで作ったサルデニア風チーズケーキ。パスティッチェリアを覗くとどこの地方にもあったドルチェです。下には薄いタルト生地が敷かれていますが、数箇所をチョコンとつまんであって包み方がカワイイ♪ 同じようなチーズケーキ、シチリア南東部のモディカで作りました。滞在中、色々と食べましたが一番美味しかったのはアルゲーロという街にあった市場の中で買ったもの!中がしっとりとしていてさいこーーーーー!でした。

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「Pistocheddus(ピストッケッドゥス)」。これも沢山見かけましたが、地方によって呼び名が違うようです。固めのクッキー生地に糖衣がタラリ~とかけられています。糖衣がかかっているお菓子、サルデニアにはたっくさんあるんですよね。

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「Gueffus(グエッフス??)」。中にはアーモンド生地(つまりマジパン)で作ったお団子が入っています。こうやって包まれているだけでかわいいですね~♪

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「Tilicas(ティリカス)」。これもあらゆるところにありましたが、、、確か名前が違ったような?これ、食べていないので分からないのですが、モディカで作っていたイチジクのお菓子に似てる~~~。写真から推測すると、中身はチョコレート入りのインパストでしょうか??

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「Amaretti(アマレッティ)」。サルデニアやシチリアで見かけるアマレッティは北でよく売っているカリカリのものではありません。中はしっと~りとしたアーモンド生地。ひとつ食べるとボリュームがあります(汗)

さて、サルデニア菓子の中でも最も見てみたかったもの、、、それはこんなお菓子たち!

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か、かわいすぎますぅぅぅぅ~!私が習いたかったシチリア菓子に通ずるものがあるサルデニアのデコレーション。ひとつひとつ手作業なところがタマリマセン♪

そして極めつけはコレ!

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きゃ~~~~っ!見たかったんです、コレ!サルデニアの結婚式のお菓子、と聞いたことがあります。むか~しのメモを引っ張り出してみると「Corigheddos」と書いてあります。コリゲッドス???確か語源は「Cuore(クオーレ=ハート)」だったと思います。カワイイッ!

サルデニアのお菓子を見ていると、十数年前、何かの雑誌で見かけたシチリア菓子の事を思い出します。当時、日本にいた私は、

「コレ、いったいどうやって作るんだろぉ~?原材料はナニ??」

と、とっても不思議な感じがしたんです。で、その謎を解くためにシチリアまで来てしまったわけですが(笑)今となっては謎はすべて解決し、日常的なものとなったシチリア菓子。当時はナゾだらけだったんですよね~。そして、今同じ事を思うのがサルデニア菓子。シチリア菓子と似ているものも多いため、ナゾだらけ、という訳ではありませんがやっぱり不思議なお菓子がたくさん。作り方も然ることながら、お菓子にまつわる伝統も気になるところ。いつかサルデニア菓子を習いにサルデニアに滞在したいものです。
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by lacucinasiciliana | 2010-09-25 02:08 | 番外編:サルデニア島

カリアリにあるイタリア最大の市場 サンベネデット市場

サルデニア島の州都カリアリ。ここにはイタリアで最大の一般人用の市場がある、と聞いていました。今回の旅はカリアリの空港からインアウトだったので、絶対に行きたい!と思っていた場所のひとつでした。

カリアリにはいくつかの市場があるようですが、その中でも一番大きなのが中心地 カステッロから少し離れたサンベネデット広場近くにある「サン ベネデット市場」。カリアリでも一番大きいのですが、イタリアでも一番大きい、、、というウワサは本当らしいです。食べ物好きならばどこの土地に行っても市場は必見。その土地の生活が垣間見れる場所でもあります。市場の近くは大体、食材店やらが並びますがサンベネデット市場近くにもありました。

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トラーパニと言えばマグロの街ですが、サルデニアにもマグロ漁をしている島があります。上の写真は食材屋さんに並ぶマグロ缶。当然、トラーパニのものとデザインは違いますが、赤身、尻尾、トロと部位毎に分かれているのはトラーパニと一緒。

さて、いざ市場の中へ!

1階部分はほとんどが魚屋さん。

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巨大なスペースに無数の魚屋さんが並びますが、違うのは、、、みんな大人しいっ!トラーパニの魚市場はオヤジ達の掛け声がすごくって会話もできないほど(汗)それに対してサンベネデット市場のオヤジさん達は物静か~。質問をすれば答えてくれるけれど、激しく魚をススメテきたりはしないので、ゆっくりと見学ができます。床もキレイに掃除されていて清潔。

からすみを作るのに使う魚、ボラ、海老、貝類、ミニ蟹もいました~。(ちなみにトラーパニの市場で貝類と蟹はほとんどみかません。貝類は”貝屋さん”で買います)カジキは既に切って並べてあるのが印象的。海老は芸術的に刺されて立っていました!鮮度はトラーパニの市場のほうがいいかな~。

魚をじっくり見た後は2階へ上がります。

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所狭しと沢山の野菜や果物が並べられていますが、ディスプレーがとってもステキ!ハーブ類は束になって上から吊るされ、野菜類もお行儀良く並んでいます。ブドウやバナナも上から吊るされています(笑)バルセロナの市場に似ているな~、、、と思ったのですが、、、後から聞いたらここは以前、カタロニア(バルセロナ近辺を昔はこう呼びました)の統治下にあり、なんとカタロニア語をしゃべるご老人もいるそうで。だから市場も似ているの??なんて予測してみました。サルデニアは”未開の地”なんて言われていますが、シチリアよりもずっと洗練されている!(爆)

上の写真にもありますが、、、、

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ポルチーニ君が売っていました!これ、トラーパニじゃまず見かけない一品。キッチン付きの宿に泊まっていたら間違いなく買っていったのですが、ホテルだったので断念(涙)

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市場の中のサラミ屋さん。オサレです。注目していただきたいのは皆さんが持っている青い袋。市場の袋はもれなく”青”で、市場近くにはこの青い袋を手にした人であふれていました。この後、色々と回った先々でも出会ったこの”青い袋”。サルデニアで統一された袋なの??きっと何か意味があるはずですが、聞き忘れました(汗)ご存知の方、おしえてくださーい。

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2階でサルデニアのお菓子売っていたおばあちゃん。写真を撮っていたらガンを飛ばされました(爆)サルデニアのお菓子と細か~い細工がしてあるパンが並んでいたので、

「おばあちゃんが作ったの?」

と聞いてみたら、

「そうよーーーーー。」

と、ドスがきいた声で答えてくれました(笑)こういうおばあちゃん、大好き♪ ほそぼそと伝統の品々を作り続け、市場の一角で売っています。次回訪れることがあったら、是非購入してみたいと思います。

市場を見ていて思ったのですがサルデニアの人の印象は

「押しが強くない」

シチリア人の押しはすごいですから~。

「ねぇちゃん、買わねーのかい?安くしておくよ。ほらっ!新鮮だろっ!」

と言いながら、買うとも言っていないのに既に袋を手にしてブツを詰め込もうとするシチリア人に対し(これはこれで好きなんですけどね・笑)、こちらから声をかけるまでジーっと様子を観察するサルデニア人。市場だけではなく、旅行している最中、全般に感じたことでした。同じ島文化でも人格の形成は随分違うものなのですね。

そしてしつこいですが、サルデニア、どこに行ってもキレイに掃除がされていました。(比シチリア全般)トイレにはきちんと便座があり(シチリアには無いトイレが多すぎっ!)、トイレットペーパーも常備(シチリアのトイレにはほとんどありません、、、)。”未開の地”というイメージは1日目にして打ち砕かれたのでした、、、。本当の未開の地はシチリアなんじゃないのぉぉぉぉ~!?(まぁ、シチリアも”未開の地”とは違うんですけどね)

あ、そうそう2階には肉屋さんも沢山あり、、、、

こんなものも並んでいます。心臓が弱い方はご遠慮ください。。。。
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by lacucinasiciliana | 2010-09-24 04:07 | 番外編:サルデニア島

トラーパニの手作りの天然海塩 ~ 収穫 2010 ~

このブログで何度も紹介してきたトラーパニの手作り天然海塩、7月中旬から収穫は開始!しているはずなのですが、なぜか今年は今日まで塩田に行く機会がなく、、、(汗)9月8日、収穫も終盤という頃にやっと塩田に足を運びました。

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ザックザック、、、、。今日はあいにく天気が悪く。昨日から吹き始めたアフリカからの風シロッコ、この風が吹くと翌日か翌々日にこういう重~い雲が広がりザザーッ!と雨が降ります。雨が降ると風も収まりその翌日はカラッ!と晴れる、というのがパターンです。

塩はいつでも買えるので、いつも収穫している、、、と思われがちですが、収穫が行われるのは7月中旬~9月中旬までのたったの2ヶ月。この期間も毎日収穫している、、、とも限らないので、収穫が見れた方はラッキー。塩も季節モノなんですよね~。

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一番目の写真のように、まずは塩をスコップですくって小さな山に盛り上げます。それを手押し車で巨大滑り台のようなものの下までもって行きます。巨大滑り台についているベルトが回転して上の方に塩が上がって行き、最後は上から塩が出てきて大きな山を作ります。

不純物は下に沈殿するのでスコップですくわなければ上澄みは美しい塩のクリスタルのみ。こうして手で収穫した塩は、水で洗浄することなく製品化されるため(あとは砕いて袋に詰めるだけ!)、塩に含まれるミネラル分が逃げません。塩はしっかりとしょっぱいものの、どこか甘みが残るような、、、、本当に美味しい天然の塩が出来上がります。

塩の詳しい作り方はこちらをご覧ください。

今日は天気が悪かったですが、青空の下で行われる塩の収穫は真っ青な空と真っ白な塩のコントラストがとっても美しく。収穫中にもう一度、ゆっくり撮影にいきたいと思います。(まだ収穫が続いてくれることを祈る!)

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by lacucinasiciliana | 2010-09-09 01:36 | シチリアのオイシイモノ色々

ドミンゴ家の畑便り Vol.4 ~ 夏の終わりの畑

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日本は残暑が厳しいようで、、、皆さん夏バテなどしていませんか??トラーパニは日中は暑いものの、朝晩と涼しい風が吹き始めました。日没も19:30ごろとだいぶ日が短くなり、あ~真夏のギラギラした暑さは終わりかな~、、、という今年の夏。通常、9月はまだまだ暑い!という感じなのですが、今年の夏は全体的に過ごしやすく(まだ油断はできませんが・笑)、夏の疲れ、、、というのも感じない私です。

さて、私は夏の疲れを感じなくても、毎日ギラギラと照るシチリアの太陽の下でがんばった植物たちは、さすがにお疲れのようで。写真は昨日のドミンゴ家の畑ですが、既にトマト、ナス、ズッキーニ、かぼちゃなどの夏野菜は引っこ抜かれていました。シチリアの太陽は半端じゃなく強いため、相当水をあげないとすぐにカラカラになってしまいます。雨は6月から一滴も降らない状況だし、、、。夏野菜(特にトマトとか)はそれなりに水を遣らなくても育つらしいですが、それにも限界はあり。8月中旬ごろから既に枯れ始め、8月下旬には最後の収穫物を残したまま枯れてしまいます。植物が枯れると身も育たないので、そんな時には急いで収穫するそうです。現在、既に畑にはな~んにも残っていません。さすがシチリアの太陽、恐るべし。

これから畑を耕し、秋~冬にかけての種まき、だそうですが、それにはまだ少し暑すぎるようなので、しばらくは畑の土たちもお休み。

f0226106_2395441.jpg畑の隅っこにこんなものを発見→。

庭にある2本のイチジクの木から作った干しイチジクです。ちょっとわかりにくいですが、最初はイチジクを縦2つに割ってテ天日で干します。そして実の部分を2つ引っ付けて、糸で縫っていくと写真のような形になります。さらにぶら下げて天日干し。

これはクリスマスの時期にマンマが作る「Biscotti dei Fichi(イチジクのビスコッティ)」を作るためのもの。シチリアではクリスマスの時期、干しイチジクやアーモンドなどの乾物を使ったビスコッティが作られます。昔はイチジクほど甘いものは、大事に食されていたのでしょうね。

ちなみに、毎年、白イチジク、黒イチジクと1本ずつあるイチジクの木は、驚くほどの実を付けます。イチジク食べ放題!ですが、いくらなんでもそんなに食べられないもので、、、、(苦笑)干しイチジクのほかに、マンマはジャムを作るのですがこれまた絶品!ドミンゴ家では季節感と自然の恵みを実感することができます。



f0226106_23154837.jpg庭にあるオリーブの木にはタワワに実っています。写真はノッチェッラーラ種という種類のオリーブで、オイルにも食用にも両方使えるタイプのもの。ドミンゴ家には家の庭にある10本ほどのオリーブの木の他、もう一つの広大な農園に150本くらいのオリーブの木が植わっています。

「今年は、7月に少し雨が降ったでしょ?あの後にハエが大量に発生したんだよ。で、一部分はハエの攻撃にあっちゃったんだよね。」

と、ドミンゴパパが残念そうに語っていました。

「ま~でも、毎年毎年、いい思いはさせてくれないんだよ、自然は。はっはっはっ!」

と、笑っていました。
巨大な家庭菜園歴60年のパパとしては、60年間の間に色々な被害にあったようで。毎年簡単に育ってくれたら苦労しない、でもそれだから畑は面白いんだよね、と言っていました。

ドミンゴパパ、9月12日で80歳を迎えます。元気そうに見えますが(実際に元気ではありますが)、実は大変な病気と闘いながらの生活です。時折、「イテテテ」と言っていますが、それ意外は特別文句も言わず、愚痴ることもなく、1日1日を本当に丁寧に生きている姿にはものすごく学ぶものがあります。

「大地は僕にエネルギーを与えてくれる」

と、出会った頃から言い続けるドミンゴパパですが、パパを見ていると大地のエネルギー、本当に感じるんです。

80歳の記念すべき誕生日、、、なのに9月12日は私たちバカンス中(汗)C氏がすっかり忘れていたため(コラッ!怒、私も忘れていましたが、、、汗)出発前日に繰り上げました。写真が撮れたら誕生日会の模様もアップしますね!

畑のイロハを本当に丁寧に私に教えてくれるドミンゴパパ、誕生日おめでとう!&長生きしてね♪

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by lacucinasiciliana | 2010-09-06 23:19 | シチリアの畑から

夏のマンマの味@シチリア Cuccurucu(クックルクー)

↓で作ったトマトピュレで料理したものと言えば、、、。ドミンゴ家の夏の風物詩、クックルクー。トマトの収穫が始まる7月始めになると、毎年欠かさずドミンゴ家で食べていた一品です。が、今年はドミンゴ家に行く回数が少なかったせいか、気が付いてみたらまだ食べていない、、、(汗)もう9月なのに、、、!

という事で、自分で作りました(笑)

作り方はいたって簡単。

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■ 夏のマンマの味 Cuccurucu (クックルクー)

<材料>

自家製トマトピュレ
玉ねぎ

パン

<作り方>

① フライパンに粗みじん切りにした玉ねぎを入れ、たっぷりのオリーブオイルで炒める
② 自家製トマトピュレを入れ15分程度、煮込む
③ 溶き卵を入れかき混ぜる。卵に火が入ったら出来上がり!
④ パンを小さく切って浸しながら召し上がれ

簡単でしょ??

クックルクーの写真、やっぱりトマトが収穫できる田舎で撮ったものの方が、テーブルで撮った写真よりも似合いますね(笑)田舎の料理は、田舎の雰囲気が合います。

シチリア料理、、、というと、

・ いわしのパスタ
・ いわしのベッカフィーコ
・ ウニのパスタ
・ 魚介類のパスタ

と、こんなものが頭にサササと浮かぶと思います。これら、シチリア伝統料理なのは確かですが、家庭の味ではないのですよね、、、。かつては、海に行けばすぐに釣る(とる?)事ができた魚の方が、飼育をしなければいけない動物の肉より、価値が低かったそうです。いつの頃からか、それが逆転して現在は魚の方が高い(価格も価値も)状況となったそうです。なので、家では意外かもしれませんが肉を食べる機会が圧倒的に魚より多い。野菜は相変わらず家の家庭菜園で収穫ができたり、魚や肉ほど価格も高くないため、時を経ても家庭の味が母から娘へ、、、と受け継がれています。

私はこんな、なんでもない昔から伝わる家庭料理が大好き。これこそ本当に「伝統料理」だと思っています。ただ、レッスンにするとあまりにも簡単すぎてレッスンにならない(苦笑)でも本当の美味しさって、こういう事を言うのだろうな、、、、と思ってやまない私です。マンマの味はどこの国でも最強です。

「シチリア料理研究家佐藤 礼子のボーノな毎日!」もヨロシクです!
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by lacucinasiciliana | 2010-09-05 15:30 | 私の食卓

我が家の夏の便利モノ 自動トマト裏ごし器

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先日、ドミンゴ家からトマトをたくさんもらってきました。夏の間、広大な畑からどんどん取れるトマト達。夏の暑さで早く消費しちゃわないと暑さで腐ってきてしまいます。どうやら今年のトマトソース大作戦は既に終了したらしく(今年も1000本くらい作ったそうです、、、汗)、これから収穫されるトマトは食べるのみ!ということで、私もドッサリ頂いてきました。

とは言ってもサラダで全部食べる、、、ってキビシそう(汗)だいぶがんばって消費したのですが、まだまだ残るトマト。さてどうする??

あっ!そうだ!我が家にあったあの便利モノ、、、、♪



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ジャンッ、こいつです!
何かと言うと、自動トマト皮&種裏ごし器。夏のトマトの旬の時期に自家製トマトソースを作り、冬まで保存する人が多いイタリア人。大掛かりなモノは夏になると店頭に並ぶのですが、私のはミニサイズ。フードプロセッサーの付属品として付いていたこのキット。これがなかなか便利なのです。この手のもの、ショップにいっても最近はなかなか見つかりません。

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まずはトマトを茹でます。湯剥きするのにあげるタイミングより少し長めに茹でます。(イタリアのトマトは皮がしっかりしているのでグチュグチュになりません)

そして、上の白い器に入れてスイッチオン!

すると、、、

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出てくる出てくる、、、♪ 皮と種は、、、

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まとめて上の方から出てきます。

10年以上前、日本のレストランで働いていた頃から色々ものに手が反応して痒くなってしまう私。イカ、エビなどの甲殻類をはじめ、トマトなどの酸が強いものにも痒痒星人になってしまう私(涙)イタリア料理、、、なのにトマトを直に触れない私にとってはこの機械は本当に私の救世主!トマトに直に触ることなく、トマトピュレが作れます♪

結局1,5L程のピュレが完成。瓶詰めしたトマトピュレも美味しいですが、やっぱりフレッシュのものは格別。この日はシンプルにトマトソースのパスタを食べました♪あまりに美味しそうだったので(自画自賛・笑)写真は撮り忘れました。

さて、このフレッシュなトマトピュレを使って私がトマトソースのパスタ以外に非食べたかったもの、、、次回のエントリーにアップします!
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by lacucinasiciliana | 2010-09-01 15:34 | キッチンのお気に入り

我が家のベランダ育ちのピーマン君

実は、今年の夏、ベランダでピーマンを栽培していました。なぜピーマンかって、、、?それは、

偶然苗を見つけたから(笑)

夏に何かを植えたいな~、、、と思っていた私。ある日、C氏と園芸ショップに行ったときに元気(そう)なピーマンの苗を見つけたのでした。で、C氏が

「決めた!ピーマンにしよう!」

と独断と偏見で決定してしまいました、、、(苦笑)

苗は全部で6本購入。家に帰って早速2つのプランターに分けて移し、毎日お水をあげました。(C氏が・笑)7月下旬、ちょうどシチリアは猛暑となり、それと共に苗もグングンと恐ろしい勢いで成長(汗)あっ!という間に2週間くらいで第一号ピーマン君を収穫しました♪

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それからというもの、、、ひとつのプランターは次々と花が咲き、実を付け始めたのですが、もうひとつのプランターはさっぱりダメ。まぁそれでも観賞用植物にに、、、と思いお水はあげていましたけどね。

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細長いピーマンに注目!ではなく、お花、小さな実、そして収穫間近いのピーマン、実が成るまでの3段階全部がこんなに近くに!実が成りはじめた方のプランターは3週間で15個くらいのピーマンを収穫しました♪ ピーマンはイタリアによくあるあのデッカイサイズのものではなく、日本同様小さな緑のもの。イタリアに来てからというものピーマンといえば赤とか黄色の肉厚のデッカイものを食べていたので、緑の小さなピーマンの味が返って懐かしかったです♪

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たっくさんの花が咲いたけれど、全てに実が付くわけではなく、、、。実が付くものはお花の根元(?)の茎のの部分が少し黒っぽくなっているんです。ここに黒っぽい筋が無いものは花が咲き、そのまま枯れて落ちます。ここに黒い筋があるものは実が成るのです!

さて、花は咲けどなかなか実がならなかったもうひとつのプランターですが、、、。

先週、ようやく1コピーマンを発見!おぉぉぉぉぉ~!そして、今週になって2つ目、3つ目を発見しました♪ 先に実が付いたプランターの代わりにこれからどんどん実を付けてくれることを祈ります♪

来年はプランターをもっと増やして、トマト、茄子、ピーマンと夏野菜をプランター栽培して、カポナータを作る予定です(爆)
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by lacucinasiciliana | 2010-09-01 05:32 | シチリアの畑から