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冬のお菓子の仕込み ~ シチリア産干しブドウのラム酒漬け~

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まだ日本にいた頃、冬に作るラム酒漬けのフルーツたっぷ~り使ったフルーツケーキが大好きだった私。冬になると大量に焼いてチョビチョビと食べていました。イタリアに来てから美味しいお菓子も美味しい食べ物もたくさんあるせいか、考えてみたらフルーツのラム酒漬けを作ったこともなかったこの6年。そろそろアノ味が食べたくなったな~。。。。

ということで、まずはドライフルーツのラム酒漬けを作ることにしました。

ドライフルーツといっても、私が入れるのは干しブドウ、ドライイチジク、プルーンの3種。干しブドウはせっかくシチリア!なので、Zibibbo(ジビッボ)というパッシートを作るようの甘~いブドウの干しブドウを入手。ジビッボはパンテッレリア島の名産品で、これ、シチリア以外ではなかなか手に入らない貴重品です。日本でお世話になっているグルメな友達にも去年お土産で買っていったのですが、

「これ、ウマッ!」

って大感激していました。

干しブドウを入手したお店で、近所のおばさんが田舎で作ったというドライイチジクがあったのでこれも入手。まずは2種類で作ることにしました。

日本ではラム漬けのラムは香りが好きだったのでマイヤーズのダークラム、と決めていたのですがここではマイヤーズ、見つからず。Havana ClubのAnejo Especialという、ホワイトラムとダークラムの中間(ゴールド)で作ることにしました。

作り方は簡単。

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■ 干しブドウとドライイチジクのラム酒漬け ■

① 鍋にたっぷりのお湯を沸かす。
② 干しブドウ、ドライイチジクをそれぞれザルに入れる。
③ ①の湯が沸いたら、②を軽く湯通しする。
④ 湯通しした干しブドウとドライイチジクをふきんを引いたバットにあけて、水気を乾かす。
⑤ 水気がなくなったら適当な大きさの瓶に詰め、上からラム酒を注ぐ。
⑥ 1週間に1回かき混ぜながら、冷暗所で1ヶ月寝かせたら出来上がり。

今回、入手してきた干しブドウはまだ房に付いている状態でした。(一番上の写真)パッシートを作っているワイナリーに行くと

「干しブドウは一粒一粒、手で房からはずすのですよ。それはそれは大変な作業で、、、」

と説明されます。そりゃ大変だな~、、、といつも頭の中では思っているものの、今日、まさにその大変さを実感、、、。たった500gの干しブドウでしたが、房から取るだけで随分時間がかかりました。おまけに指が結構痛い(涙)パッシートのお値段が高いのもよ~くわかります。。。

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ゴールドラムはこんな色。ダークラムほどどっしりとした香りではありませんでしたが、なかなか良い香りでした。次はブドウもイチジクもシチリア産だから、マルサラワイン漬けなぞ作ってみようかしら?

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今日は干しブドウだけ、ドライイチジクだけ、そして干しブドウとドライイチジクのミックス、と3種類のラム酒漬けを作りました。ミックスのものはあらかじめ適当な大きさに切っておくと後々使いやすいです。私はイチジクを4~6等分にして、干しブドウと同じくらいの大きさに揃えました。こうして作ったラム酒漬けは少しずつ熟成してきてトロ~ンとなってきた頃が使い頃。最低1ヶ月は寝かせましょう。冷暗所に置いておけば1年でも2年でも持ちます。ちなみに私はなくなる前に、ドライフルーツを買ってきては前に作ったものに加えていました。今回は干しブドウ500gとドライイチジク500gしか作っていないので、継ぎ足す前になくなっちゃう?

通常、ドライフルーツのケーキといえばクリスマスシーズンに食べるものですが、クリスマスシーズンになってから食べたくなって、今頃仕込むこととなっちゃいました(苦笑)せっかくオレンジの季節でもあるので、シチリア産オレンジのカンディータでも作って加えようかな~、、、。あ~、贅沢だわ~~~♪

フフフ、数ヵ月後が楽しみです♪

今年の更新はこれで最後のエントリーとなります!
日本は大晦日、、、なんとなく特別な空気が漂っていると思いますが、ここイタリアはいたって普通の平日(笑)私もとっても今日は普通の金曜日でです。

今年はひとつだったブログを分裂させ、マニアな「シチリア食ブログ」(笑)となったこのブログ。引き続きご覧頂いている皆さんに感謝!です。ブログへの姿勢に対しては常時考えさせられるものがありますが、このブログは引き続きシチリア&イタリアの食に特化して更新を続けていきたいと思っています。2011年もどうぞ宜しくお願い致します♪

皆さん、良い年越し、そして新年をお迎えくださいね!


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■朝時間.jp 朝美人公式ブログ「ボーノな毎日!」もヨロシクです♪

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by lacucinasiciliana | 2010-12-31 16:38 | 保存食を作る

お知らせ ~サーバーの不調によりメールが届いてませんでした!~

↓のエントリー、下に追記で書きましたが、

12月28日の午前8:00頃から12月30日午後17:00頃までに、info★tavola-siciliana.com宛てにメールを送ってくださった方、もう一度メールを再送お願いします!

サーバーがダウンしていたようで、メールを受信することが出来なかったようです。おそらく皆さんのメーラーに「届いていません」というメールが戻っていると思いますが、こちらにも届いていません。

お手数をおかけしますがよろしくお願い致します<(_ _)>

やけにメールの数が少ないな~、、、と思ったら届いていなかったのですね(汗)

幸い、いつも日曜日はお問い合わせもメール連絡も少ない私。(皆さん会社でメールしていると予測・笑)先週末、つまりサーバーがダウンする前から随分メールの数は減ってきていたので、ここ数日もメールを送って下さった方が少ないことを祈るばかりです。送ったけれど返事がない、、、お心あたりのある方は、もう一度メールを送ってくださいませ。

先ほど、復旧後、第一号のメールが届き、ホッと一安心。海外で生活をしていると、インターネットやメールの重要性をヒシヒシと感じます。インターネットで世界は繋がっているのね~~~。今は日本の情報も簡単に得ることが出来るし、日本への電話もネットを通せは安くできます。インターネットが普及していなかった時代に海外で暮らしていた方、日本に戻る度に浦島太郎状態だったのでしょうね、、、。

2日間もメールが届かず、ご迷惑をおかけしました。再度のご連絡お待ちしています!
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by lacucinasiciliana | 2010-12-30 23:31 | お知らせ

畑からの贈り物 フィノッキオを食べる

f0226106_2124125.jpgクリスマスモードもすっかり抜け、平日モードのイタリア。今年のクリスマスはお食べ地獄は回避した私ですが、何かと食べる機会が多い年末年始。普段の生活は極々シンプルに食したいものです。

クリスマス明けの昨日、ドミンゴ家から畑の贈りものが届きました。どっさりのオレンジと畑の甘いフィノッキオ♪ そして冬にできる長ネギみたいなネギ。ドミンゴ家の畑でとれるフィノッキオは何故か市場で売っているものよりも甘いんです。フィノッキオは消化を助ける作用があるらしく、ドミンゴ家では食後にフルーツと一緒に出てきます。1個のフィノッキオを4~6等分にして切っただけの状態で出てきて生でボリボリかじるんです。フィノッキオのアニスのような爽やかな香りが、確かに胃の中をスッキリしててくれるような。今日はごっついフィノッキオが3つ届きました。本当は生でボリボリ、、、が美味しいのですが、今日は3つもあったので別の方法で食すことに。

私がフィノッキオを大量に消費したいときに良く作るのが「フィノッキオのグラタン」。フィノッキオとベシャメルソースって相性が良いのはご存知ですか??フィノッキオと言えば、生か茹でるか、、、しかバリエーションのない私でしたが、数年前に友人宅でフィノッキオの上にベシャメルソースをたっぷり乗せてオーブンで焼いたグラタンを食べてから、フィノッキオといえばベシャメル!というくらい我が家では定番となりました。オーブンから出てきたばかりのフィノッキオはホクホクしていて、生で食べるのとは別の美味しさです。


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■ フィノッキオのグラタン ■

フィノッキオ (キャベツでも代用可)
ベシャメルソース(ゆるめのものが使いやすい)
細挽きパン粉
塩/コショウ

① フィノッキオを水で洗い縦6等分に切る。(ヘタや周りの茶色くなっている部分は取り除く)
② パスタを茹でるくらいの塩水で約15分、やわらかくなるまで茹でる。
③ オーブン皿に軽くオリーブオイルを塗り、フィノッキオを並べたら軽く塩、コショウをする。
④ ベシャメルソースをたっぷり上からかけ、更に細挽きのパン粉を乗せる。
⑤ 200度のオーブンで20分、パン粉に軽く焦げ目が付くまで焼く。

とっても簡単なので作り方を、、、と思ったのですが、考えてみたら日本でこんなにフィノッキオをたくさん使えない(笑)キャベツでも代用できるので(当然味は違いますが、、、)試してみてください。ちなみにこの前は1枚1枚茹でたちりめんキャベツを茹で、フィノッキオとベシャメルをくるんでオーブン皿に並べ、更にベシャメル&パン粉をかけてオーブン焼きに。とってもクリーミーで美味しかったですよ~。ベシャメルソースは検索するとたくさんの作り方が乗っていますが、私は少し軽めにするためにバター半分、オリーブオイル半分で作っています。

牛乳1リットルに対してバター100g、薄力粉100g、塩、コショウ少々

これが基本。ただ、これだと相当ブルンブルンになっちゃうので、私は薄力粉の量は少な目にしています。そのうち、オリーブオイルバージョンもレシピをしっかりと固めようかな。(いつも適当に目分量なので・笑)

今日は焼きたてのフォカッチャと合わせてヘルシーランチ。(ヘルシーか?)ここのところパン作りにはまっています。パン作りは発酵のタイミングが重要なため、家を留守にしがちなお客様が連続していらっしゃる季節、つまり春~秋には出来なません。寒いこの時期は発酵温度や発酵時間の調整がなかなか難しいのですが、実験気分で楽しんでいます。微妙な失敗作もたくさんありますが、自家消費用なので多少失敗しても食べられるし(笑)ここしばらくパンは買っていません。シチリアのパンは隠れた美食!と言っても過言ではないほど美味しいのですが、家で作るパンはそれはそれで美味しいものなんですよね。

冬の料理はキッチンも温まるし、、、、オウチゴハン、万歳!


<お知らせ/重要!>
お正月に向けて「メールの数がグンと減って、、、」と思っていたここ数日。な、なんとサーバーの不調により12月28日22:00頃よりメールが受信できなくなっていたことが発覚しました。送っていただいたメールはこちらに届かず、皆さんのお手元に戻っていたようです。来年のプランなどでご連絡いただいていた方、大変ご迷惑をおかけいたしました。ようやく復旧したようですので、お手数ですがメールを再送お願いします。。。。
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by lacucinasiciliana | 2010-12-28 20:55 | 私の食卓

ドミンゴ家、クリスマスの食卓 2010

皆さんはどんなクリスマスを過ごしましたか?私は例年通り、ドミンゴ家でファミリークリスマス。マンマの手料理を満喫してきました。

f0226106_23271369.jpg24日のクリスマスイブが盛り上がる日本ですが、イタリアはやっぱりキリストが誕生した日25日が本番。25日の宴に続いて、26日サント ステファノの日(祝日です)まで宴は続きます。毎年24日の夜から26日までドミンゴ家で過ごす私たちですが、今年は24日夜&25日のランチを一緒に食して、後は2人で家でマッタリ。映画を見たり、本を読んだり、、、今日は私も一切仕事はせずに、2人で思い思いに過ごしています。

さて、本題のイタリア人のクリスマスの食卓です!24日の夜は「魚」を食べる習慣があるイタリア。ドミンゴ家も毎年バッカラ(干鱈)のフライを食べますが、今年は干していない鱈のフライもありました。肉メニュー代表はサルシッチャにポルペットーネ。野菜は茹でブロッコリー。ドミンゴ家では夕食はいつも軽く、、、が習慣。なので24日の夜はあえてお皿には盛り付けず、ブッフェ方式で各自好きなものを好きなだけとるスタイルです。(10人以上集まるため卓上には色々と並びきりません、、、)私が毎年楽しみにしているのはバッカラのフリット。自分ではあまり調理しないバッカラですが、久しぶりに食べると美味しいんですよね~。バッカラの美味しさを知ったのはドミンゴ家でしたし。

食後にはもれなく、、、ドルチェが待っています。今年のドルチェはピニョラータ。その後は、食後酒、、、パッシート、マルサラ酒、リモンチェッロ、アマーロ、これもお好きなものを自分で選んで♪

こうして24日の夜は定番のシチリアカード遊びをしたり、テレビを見たりしながら25日が来るのを待ちます。

あ、鐘が鳴った!(近くの教会の鐘が0:00を告げています)

「AUGURI!! (アウグーリ!)」

みんな立ち上って、チュッチュッとキスしながらお祝い。しばらくテレビで放映されるバチカンのミサを見てから家に帰りました。

f0226106_23371917.jpgさて、25日クリスマス本番!

ドミンゴマンマはクリスマスの日はいつもと違うテーブルクロスを使い、特別な日専用の食器を使います。いつもは紙のナプキンもお祝いの日は布のナプキンを。こういう習慣ってステキですよね。

■ 2010年クリスマスランチ @ ドミンゴ家 ■

<アンティパスト>
パイ包みとクロスティーニ

<プリモピアット>
マンマお手製の手打ちパスタを使ったラザーニャ

<セコンドピアット>
ロレ(野菜とお肉の煮込み)
ポルペットーネ

<コントルノ(付け合せ)>
グリーンピースとキノコのブロード煮
カルチョーフィの蒸し煮
フィノッキオ(ウイキョウ)→生でボリボリと、、、

<ドルチェ>
パンドーロのファルチータ(パンドーロをカットしてカスタードクリームを塗って重ねたもの)
ピニョラータ
チョコレート

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13:00に始まったこの日の宴。途中でプレゼント交換(イタリアでは家族でプレゼント交換をします)をしたせいもあったけど、気がついてみたら16:00、、、いったいどれだけ食べているのよ(汗)今年からC氏の妹の彼氏@エノロゴ(ワイン醸造家)が加わったため、彼の持ってくる美味しいワインが飲み放題(?)となったせいもあり、宴は長く、、、食べる、食べる、食べるっ!ひゃ~~~怖いっ!食後、立ち上ってみたら真っ直ぐ立てないほどおなかがいっぱいになっていました。(汗)

これぞ典型的クリスマスランチ!(爆)

「夜ゴハンは抜きだな~、こりゃ」

という私に、

「ま、夜になったら食べれるわよ♪」

というC氏妹、、、。

この言葉に怖気づき、夕食前にオイトマしてきた私達です(笑)

こうして今年のクリスマスも無事に(?)終了しました。カトリック信者が大半を占めるイタリア人にとっては大イベントのクリスマス。(私にとっては食べる大イベント・笑)家族で数日を過ごす大事な日なのです。

みなさんはどんなクリスマスを過ごしましたか?
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by lacucinasiciliana | 2010-12-26 23:32 | Festaな食卓

第2回 REIのシチリア料理教室 in JAPAN開催日程が決まりました!

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今年、初めて開催した私の料理教室@日本ですが、早くも第2回目の開催が決定しました!

毎回ひとつ、シチリア食材をテーマに勉強するREIの料理教室 in JAPAN。今回のテーマ食材は、

「アーモンド」

シチリアは実はアーモンドの名産地、、、ってご存知でしたか?日本ではアーモンドというとほとんどがカルフォルニアから輸入されていますが、ここシチリアにはそこらじゅうにアーモンドの木があります。お菓子のイメージが強いアーモンドですが、生産地とあってはもちろん食事にも使います!

という事で、今回はアーモンドを使った料理+お菓子の講習会となります。

スタイルは前回と同様「デモ方式」となります。

■ 第2回 REIの料理教室@JAPAN ご案内 ■

日時・・・ 2月27(日) 11:00~14:00 → 満席となりました、 17:30~20:30 → 満席となりました→キャンセルが出たため1席あり
場所・・・東京都新宿区内 カフェレストラン(大江戸線若松河田より徒歩1分)
レッスン テーマ・・・アーモンドを使った料理
* メニューはアンティパスト、プリモ、セコンド、ドルチェ、全部で4~5品を予定
* グラスワイン2杯、カッフェが付きます
参加費・・・8,500円
定員・・・各回15名

お昼の部は前回いらして頂いた方&お問い合わせをいただいた方で既に満席となりました。(ありがとうございます!) 夜の部に少し余裕がありますので、是非いらしてくださいね。1回目はバタバタして参加してくださった皆さんとお話する時間も少なかったのですが、今回はたっぷりお話したいと思っています。食事中には質問コーナー(?)の時間も設ける予定です!ちなみに第3回目は2012年の予定となりますので、2011年にシチリア旅行を検討されている方、是非ご参加くださいませ~。会場にも沢山のシチリア通の方がいらっしゃいますよん。

参加を希望される方は、

giappone★tavola-siciliana.com (★を@に変えてください)

件名に「REIの料理教室 in JAPAN 参加希望」とお書きの上、上記アドレスまでご連絡ください♪

皆さんからのご連絡、お待ちしています♪

<追記>
レッスンは満席となりました。次回の開催は、、、未定です(笑) 次回もまたブログで募集をかけるので、希望される方はブログを覗いていてくださいね♪

<さらに追記、、、>
夜の部(17:30~)にキャンセルが出ました。1席空いています。


現在キャンセル待ちです。
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by lacucinasiciliana | 2010-12-21 20:32 | お知らせ

トラーパニのクリスマス菓子 その3 ~ Pignolata(ピニョラータ)~

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もうやめて~、、、、という声も聞こえてきそうですが、まだあるんです、トラーパニのクリスマス菓子(笑)

第3弾は「Pignolata(ピニョラータ)」。Pioli(ピノーリ=松の実)みたいにちっちゃいところから名前がついたそうです。クッキー生地に近い感じのものを小さく切って揚げて、ハチミツをまぶす、、、。「揚げ+ハチミツ」というこれまた危険なお菓子(笑)

シチリアのお菓子は揚げ菓子が多いのが特徴。それは、昔の人の利便性からだそうです。かつて、電気オーブンなんてものはもちろん無く、パンにせよお菓子にせよ焼くためには、まず薪を割り火をくべて窯の温度を上げ、その後にその薪を掃除してからパンを窯の中に入れる、、、一日がかりの大仕事でした。なので、窯に火をつけるのは1週間に1回。まとめて数十キロのパンを焼いた後、余熱でビスコッティなんかを焼いていたそうです。一方、オイルの火を温めるためには、大量の薪も使わないし意外とお手軽。という事で、日常のお菓子は揚げ菓子が増えていったそうです。

「トラーパニのクリスマス菓子」、、、と書いていますが、決してトラーパニだけにあるわけではなく、形を変え名前を変え、他の場所にも存在しています。例えば、ナポリの「ストゥルッフォリ」。形といいカラフルなプチプチと言い激しくピニョラータに煮ていますが微妙に使う原材料が異なります。(微妙ですけどね)でも、その微妙さが食感を変え、食感が変わると味も変わってて来る感じがするんですよね~。「ピニョラータ」と一言で言ってもメッシネーゼ(メッシーナの)は、トラーパニのものに比べると生地はフワフワな感じで更にチョコレートがコーティングされています。ちなみにトラーパニのピニョラータは食感も味もカリントウに似ています(笑)

クリスマスのドルチェが沢山あるのは、キリスト教徒にとってクリスマスってそれだけ重要&おめでたい日だからなんでしょうね。今週はついにクリスマスウィーク!皆さんも良いクリスマスをお過ごしくださいね、、、、♪
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by lacucinasiciliana | 2010-12-20 20:46 | シチリア菓子・パン

トラーパニのクリスマス菓子 その2 ~ Sfince(スフィンチェ)~

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あぁぁぁぁぁ~、、、、今書いた記事が全部消えました(号泣)投稿した瞬間

「パラメタ(?)が正しくありません」

との表示が(涙)一体どういうことですかぁぁぁぁぁぁ~????

気を取り直して、、、あぁぁぁぁ~、、、気が乗りません(涙)

さて、ここのところ、お菓子ネタが続いていますが、、、まだまだ続きます、お菓子ネタ。クリスマスですからね。

f0226106_21135499.jpgトラーパニ地区でこの時期頻繁に作られるクリスマスドルチェ、Sfince(スフィンチェ)。セモリナ粉とジャガイモを使った醗酵生地をオリーブオイルで揚げ、シナモンシュガーをまぶして食べます。これが本当に美味しく、ついつい手が伸びてしまう危険なお菓子でございます。

最近、色々な方のブログやホームページを見ていると「高加水のパン」、という文字を良く見かけます。つまり、「水分が多い生地のパン」という意味ですが、日本では最近、流行でしょうか?シチリアでは伝統的にこの「高加水」といわれている生地がパンでもお菓子でも多い気がします。ピッツァの生地もかなり緩めだし、サンマルティーノの日に食べるムッフォレットも超高加水。スフィンチェもそのひとつで、生地はドロドロ。右の写真はスフィンチェの記事を捏ねているところですが、水分が多いのでボウルの外には出せません。ボウルの中で両手をグルグル回しながら、ボウルのフチに叩きつける感じで捏ねます。(分かりにくい?)

生地をこねるのもなかなか難しいのですが、最大の難関がドロドロの生地の中央に穴を空けながらオリーブオイルの中に落とす作業。手に水をつけて素早くオイルの中に落とすのですが、スフィンチは真ん中に親指で穴を空けるのが伝統のフォルム。というか、穴が空いていないとなかなか火が通りません、、、。グズグズしていると手に引っ付いちゃうし、だからと言って焦るとうまく穴が空きません。レッスンでも時折作るのですが、マンマ達は長年の経験で職人レベルの技をいつも披露してくれます(笑)

スフィンチェはやっぱり揚げたてが一番!なので、私の定位置はスフィンチェをオイルから引き上げる係り(笑)揚げ係になると手がドロドロでつまみ食いができないという宿命を負うこととなります、、、。私はお隣でアツアツをハフハフ言いながら食べる係り(笑)片手にはマルサラワイン、片手にはスフィンチェ、、、タマリマセン♪

冒頭の「パラメタ~」の件、エキサイトブログの不具合だったのですね(涙)これからは投稿する前に、一度どこかに保存してから投稿します、、、。
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by lacucinasiciliana | 2010-12-20 20:35 | シチリア菓子・パン

2011年お歳暮 チョコレートタルト、、、?

今年もいよいよ残すところ2週間ちょっと。クリスマスはもう来週です、、、。イタリアではクリスマス前に、お世話になった方々にプレゼントを贈る習慣があります。クラシックなのは大きなカゴに入った食材詰め合わせセット。ワインや食材やお菓子や、、、50ユーロ相当から上は際限なし!(平均50ユーロくらいが多いらしいです←食材屋談)日本で言ってみれば、お歳暮のビール詰め合わせとかハム詰め合わせみたいな感じ?それに比べると随分オサレな感じもするイタリアの詰め合わせです(笑)

私の連れC氏には仕事柄(はて、何の仕事でしょ?)、この時期、沢山のお歳暮が届きます。先週のある日。

「今日はチョコレートトルタをもらったんだよ~。」(ちなみにイタリア語ではタルト→トルタ。日本語と逆に読みます。)

ドルチェ大好きな私に、夕方わざわざ電話をくれました。今日の夜ゴハンはチョコレートタルトだ!と張り切る私(笑)家に戻ってきたC氏、、、もちろん私が待っていたのはC氏ではなくタルト!

ジャジャ~ン!

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ズッシリと重く、外側は相当頑丈にチョコレートでコーティングされています。はて、中はなんだろ?ザッハトルテみたいなケーキかな?ワクワクしながらガサゴソガサゴソ、、、、、異常に厳重に包まれている包み紙を開けていくと、、、

あら?あらら???

フタが、、、フタが開いちゃった!!

な、なんと、、、チョコレートの箱でできたチョコレートの詰め合わせでした。。。。(驚)

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思わず顔を見合わせてしまった私達。タルトと一緒に食べよう!と思って淹れた紅茶は、、、どうする??(苦笑)

思わぬ展開となったチョコレートタルトですが、それはそれで嬉しくもあり♪ 毎日モリモリと食べています。

イタリアのお菓子って「甘い、パサパサしている」と敬遠されがちですが、チョコレートは意外と美味しいんです。この、ビックリチョコレートタルトを作ったのはトラーパニではなくパレルモ県の小さな村にあるお菓子屋さんですが、そんな小さな村にもこんなアイディアチョコレート職人がいるかと思うと、ちょっと驚きましたが。

続々と届くC氏のお歳暮、、、毎年楽しみな12月です♪

★しばらく更新が滞っていた「シチリア時間BLOG2」。更新を再開しましたのでご覧くださいまし。→ こちらから。
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by lacucinasiciliana | 2010-12-17 02:27 | シチリア菓子・パン

シチリアの麦ドルチェ Cuccia(クッチーア)

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さて、12月13日のサンタルチアの日にシチリアで食べるもの、それはCuccia(クッチーア)と呼ばれる麦を使ったドルチェ。サンタルチアは前にも書きましたが「粉もの」を食べない日。なので、丸のままの麦は食べてもOK。

クッチーアは麦を茹でてそれにヴィンコット(モストを煮詰めたもの)で味付けをして食べるのが伝統だそうです。確かに麦とヴィンコット、昔の農家だったらどこの家にもあったものですよね。今はそれにチョコレートのツブツブを入れているものが多いです。別バージョンとして、

・リコッタ
・リコッタ+チョコレート
・カスタードクリーム
・オレンジクリーム

などなど。

バリエーションは無限です(笑)今年、私はベーシックなリコッタと、リコッタ+チョコレートをチョイス。リコッタ+チョコレートはリコッタの中にチョコレートのツブツブが入っている、、、のではなく、リコッタに溶かしたチョコレートを入れて混ぜ混ぜ。なので色はチョコレート色(汗)ギョッ!って感じでしたが意外と美味しかった。

ところで「サンタ ルチア」というと、「サンタ~ル~チ~ア~~~♪♪」という歌を思い浮かべる方が多いかも知れませんが、私、この歌、ここシチリアでサンタルチアの日の存在を知るまで「Santa Lucia=サンタルチア」と歌っているとは気がつきませんでした(汗)私のなかでは「サンタルチア」というひとつの言葉、、、だと思っていました(爆)

宗教と食文化がまだまだ色濃く残るシチリア、なのです。
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by lacucinasiciliana | 2010-12-15 16:45 | シチリア菓子・パン

12月13日、Santa Lucia(サンタ ルチア)はアランチーニの日???

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12月13日、Santa Lucia(サンタ ルチア=イタリアには毎日守護聖人がいます)の日はシチリアでは「お米を食べる日」と言われています。シチリアでお米、、、を使った代表料理と言えば

アランチーニ

シチリアを旅行した方なら必ず一度は見かけたであろう巨大ライスコロッケです。

この慣わしは、こんな神話から伝わります。

聖人サンタルチアは彼女のお母さんが病気になった時、病気が治るように神にお祈りをしました。キリスト教では神に何かお祈りをする時に、ささやかな禁欲をするのが決まり。そこで、サンタルチアは自分の好きだった「パン」と「パスタ」を断って、その気持ちをあらわしたそうです。その後、お母さんの病気は無事に治りったのですが、この習慣だけが残った、といわれています。

神話は色々とあって、こんな神話も。

シラークーサ(サンタ ルチアはシラクーサの聖人)が貧困に喘いでいた時に、麦を大量に港に届かせた、、、これはサンタ ルチアが起こしたミラクルだったそうです。貧困に喘いでいた農民たちは、麦を粉にする気力もなく、そのまま茹でてバクバクとがっつきました。そして、毎年 12月13日は「粉もの」を食べずに粉になる前の麦を食べるようになったと。

正確には「米」を食べる日ではなく、「粉もの」を食べない日。なので、麦も粉になっていない「麦」のものは食べても良いらしいです。

「○月×日にはコレを食べる!」

という伝統が大好きな私(笑)もちろんアランチーニを食べに行きました。行ったのはトラーパニではターボラカルダのお店として知られるアンジェリーノ。港近くにあり、朝6:00~夜0:00まで開いているのでいざっ!という時に便利なお店です。通常、月曜日がお休みのアンジェリーノもサンタ ルチアの日とあっては休日返上でアランチーニ作りに励みます。

ショーケースにはズラリと並ぶアランチーニ。中に「ラグー」、「プロシュット&モッツァレッラ」、「ホウレン草」が入っているベーシックなものから、

・キノコ
・エビとズッキーニ
・イカ墨(←これ絶品!)
・サルシッチャ
・シャケ
・リコッタ ドルチェ(リコッタ!?)
・海の幸
・カジキと茄子
・カルチョーフィ

パスタのメニューですか?と思わせるほどの変わりアランチーニがこの日はショーケースに並びます。
私が選んだのは、イカ墨、エビとズッキーニ、カジキと茄子。アンジェリーノのアランチーニは、お米がギッシリ詰まりすぎていないところが美味。パクリと食べるとホロホロ、、、と少し崩れてくるくらい、このくらいの食感が好きな私。いずれも美味でした。

さて、サンタルチアの日、もうひとつシチリアで食べられるもの、、、それは?次のエントリーでっ!
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by lacucinasiciliana | 2010-12-13 18:12 | Festaな食卓