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トマトの苗植えをお手伝い

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パスクワ(=イースター)前の話になりますが、ドミンゴパパに引っ付いてトマトの苗植えをお手伝いしてきました。

このブログではおなじみのドミンゴ家の畑ですが、いつもレポートしているのは家の裏にある畑。トマトの苗を植えたのは家から5キロほど離れた丘の上の小さな村、ピアノネーヴェというところにある大きな畑。ここには広い土地があるのでたくさん植えるものや、スイカ、カボチャ、メロンなど横に広がり場所を必要とするものを植えます。

車で家を出てウネウネ道を走る事15分。到着~。パパはピアノネーヴェの畑に週2~3回来ては畑を耕したり、苗を植えたり、150本ほどあるオリーブの木を観察したり、野草を摘んだり、、、、仕事は絶えません(汗)ここには、アーモンド、くるみ、りんご、桃、アプリコットなどなど、フルーツの木もあります。さて、到着したら一番最初にすること、それは、、、

「水汲み」

水道なんて無いこの畑。井戸から水を汲み上げて、パパ特製の蛇口付きバケツに入れます。蛇口からは長~~~いホースが繋がっていて、蛇口をひねると水が流れ、斜面を利用してホースから水が出る仕組みです。素晴らしい。

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苗植えには4人で行ったので、それぞれ作業分担。マンマ→水を汲む、私→苗を持ってパパと一緒に移動、パパ→苗を植える、C氏→水遣り。

畑は既にパパが2回ほど耕して、フォッサと呼ばれる穴を等間隔で作ってあります。そこにまずは水をまく。

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上の写真に軽く窪みがあるの、、、分かります???(分からないか、、、)

そしてパパが苗を植えていきます。

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苗は専用の棒でグサッ!と穴を開け、そこに苗を埋め込みまわりに土をかぶせていきます。神業のような早さで植えるので写真がなかなか取れず。

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↑こちらが本日の苗、、、、ってこれで1/4(汗)3種類の苗合計、180本を植えます。コレをもってパパに苗を渡していくのが私の仕事。一番楽だって??(笑)

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後ろからはチョーやる気の無い人が植えた苗の窪みに水をまいています(笑)この日、パパの家に遊びに行ったら突然手伝わされる事になったトマトの苗植え。C氏は靴が汚れるから、、、、って靴の上にビニール袋!(爆)ちなみに私は、畑用長靴を常備しているのでした。しかし風景がきれい&空気が澄んでいて気持ちい~!!

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4人で植えること約2時間。180本の苗植えが完了!今回は4人もいたので早く終わりましたが、いつもはパパ、この作業一人でやっています。

「一人でやるとさ、水→苗植え→水、と3回周らないといけないんだよね。」

そ、そりゃ、大変だ、、、。写真で分かるかも知れませんが、苗と苗の間は十分な距離を取っていて1.5~2メートルくらい離れています。そこを重いホースを引きずって、腰が痛くなる苗植えをして、、、とても80歳の仕事には思えません(汗)

りんごの花が咲いていました。

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このトマトは7月頃から収穫が始まり、ドミンゴ家恒例の夏の行事、「トマトソース大作戦」に使われます。今年も美味しいトマトが育ってくれるといいな♪
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by lacucinasiciliana | 2011-04-30 05:04 | シチリアの畑から

アプリコットが豊作です!

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今年のドミンゴ家はフルーツが豊作!なかでもアプリコットはコレデモカ~!というくらいの実を付けています♪

アプリコットはイタリア語で「albicocca=アルビコッカ」。日本ではフレッシュのアプリコットを食する機会がほとんどありませんが、イタリアでは初夏を代表するフルーツのひとつです。私の大好物でもあります♪ 野菜達は旬がどんどん長くなってきているのを感じますが、フルーツはまだまだ旬を感じさせてくれます。1年に短い期間のお楽しみ!という感じです。ドミンゴ家のアプリコットは今年で6年目くらいでしょうか、、、。私がトラーパニにやってきた年には花がいくつか付いているくらいの小さな細い若い木だったんです。それが今ではこんなご立派に。

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立ち姿がとっても美しい木です。

毎年毎年、少しずつ成長していき、去年は数個の実を付けました。で、今年はいきなり豊作!パパは、

「風で大量に落ちないといいけどな、、、」

と言っていました。そう、ここトラーパニはシロッコというアフリカからの風が吹き荒れます。特に季節の変わり目には頻繁にやってくるこのシロッコ。収穫ができるであろう7月まで頼むよ、落ちないでおくれ!
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by lacucinasiciliana | 2011-04-27 02:23 | シチリアの畑から

シチリア伝統の一皿 4 「Cavatelli al sugo・カヴァテッリ アル スーゴ」 ~シチリア南東部の豚肉文化~

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シチリア南東部、ラグーサやモディカでよく見かけるメニュー、それが

「Cavatelli al sugo(カヴァテッリ アル スーゴ)」

sugo=スーゴは通常パスタのソースを指します。ここトラーパニでただ「スーゴ」といえばそれは「トマトソース」のこと。ところが、シチリア南東部では「スーゴ」と言えばそれは「豚肉のトマトソース」を指すのです。しかもらグーのように挽肉で作るのではなく、ゴロゴロと豚肉の塊が入っている、、、。メッシーナとパレルモの間に
あるネブロディー山脈は上質の黒豚の飼育で知られています。ネブロディーよりもっと南にあたるシチリア南東部もやはり山文化で、肉といえば豚肉が良く使われます。

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そして豚肉の塊で作った濃厚なソースに合わせるのはカヴァテッリ。(写真右→)硬質小麦100%で作ったパスタ生地を小さくちぎって指で穴を開けていく(scavare=スカヴァーレ→穴を掘る、というのがこのパスタの語源です)このパスタ、指で掘られた穴にソースがよ~く絡まってそれはそれは美味♪


私がモディカに住んでいた時、同僚だったベアトリーチェの家でいつもお昼をご馳走になっていました。そんな時のメニューは決まって「豚肉のトマトソース」だったのを思い出します。懐かしいな~~~。余談ですが、今朝、ベアトリーチェから電話があり、

「孫が産まれたのよ!」

と、嬉しいお知らせ♪ まだ40代のベアトリーチェですが、おばあちゃんになったそうです♪ おめでとう!

話が逸れましたが、写真は2004年、マルケ州にある私が通ったイタリア郷土料理の学校で作ったCavtelli al sugo。シチリア州のレッスンでした。カルメロ キアラモンテというシチリアでは名の知れたシェフが先生としてやってきました。後から知ったのですが、彼、カターニャでシェフとして働いていますが、産まれも育ちもモディカ。なので、彼から教わった料理は偶然にもモディカ料理だった、、、という訳です。実際、私がモディカのドルチェリアでスタージュをしている最中、何度もモディカで会いましたから(笑)写真では見難いですが、結構な量の豚肉が入っていました。授業では確か豚肉の一部分だけを入れましたが、シチリア南東部では豚の色々な部位を入れて煮込みます。

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こちらはシチリア風ラヴィオリに合わせたバージョン。こっちのほうが肉の感じが良くわかります。

以前にもご紹介しましたが、ラグーサの近く、キアラモンテグルフィーには豚肉専門のレストラン「Majore(マヨーレ)」があります。レストラン自体は街中にあるものの、キアラモンテグルフィーまではなかなかたどり着けない、、、という場所ですが、車で旅行される方、是非行ってみてください。シチリア南東部の豚肉文化を堪能することができますよ♪
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by lacucinasiciliana | 2011-04-27 02:22 | シチリア伝統の一皿

2011年、今年も平和なパスクワの食卓でした

去年はトスカーナにいたパスクワ(復活祭)当日。パスクワ週間は旅行シーズンでもあり、盛大なお祭りがあるトラーパニは今日も観光客で街はごった返していました。しかし旅行もいいですが、やはり伝統的に家族で過ごすパスクワもやっぱりいいもので。

今年は恒例のドミンゴ家ランチでした。クリスマス、パスクワ、イタリア人にとって重要なお祭りの時は息子娘達が集まり賑わうドミンゴ家。マンマもこの日のために10人分以上の食事をがんばって作ります。(って、毎日曜日もそうなんですけどね~)私も毎回楽しみにしているこんな日のランチ。今年のパスクワランチは私の大好物でした。

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シチリアの美味しい美味しい羊ちゃんリコッタを使った巨大ラビオリ「カッサテッレ」。お肉のブロードで茹でる&食べるのが伝統ですが、今日はマンマの娘のアイディアでラグーも上からかけてしまった豪華版。しかし、、、お肉のブロード+お肉のラグーはあまりにも重く、そして爽やかなリコッタともあまり相性が良くなかった、、、。やはりマンマの伝統の味って一番美味しいのね~。美味しいものが自然淘汰されて伝統として残っていくのだ!と確信しました。

そして、パスクワと言えば定番料理が「羊料理」。

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羊とカルチョーフィとジャガイモのロースト。これ、カルチョーフィとジャガイモが羊肉のエキスを吸っていて美味しい一品でした。カルチョーフィはこういう食べ方があるのね~。ブロードを取った後のお肉もセコンドとして食べます。早くも収穫されたグリーンピースはお肉のブロードで煮てありこれも美味美味!

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普段はアンティパストなしのドミンゴ家ですが、お祭りごとの時には軽めのアンティパストも用意されます。カッサテッレもタップリだったしここまでくると既にお腹が満腹、、、。品数は少なくても一品一品の量が多いところが恐ろしいところ。

続いてフルーツ&ドルチェ。

イタリアではフルーツはフルーツ、ドルチェはドルチェ、順番に出てきます。日本みたいにフルーツ=デザート、、、はありえません(汗)

本日のデザート、マチェドニア。→

そしてまだまだ続く、、、ドルチェ!


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甘いものは別腹???お腹がイッパイだったのにうっかりガッツリ食べちゃいました(汗) 手前はマンマの娘の彼が持ってきたドルチェ色々。奥は私達が持っていったカッサータ シチリアーナ。今では1年中作られているシチリア名物のカッサータ シチリアーナですが、これ実はパスクワのドルチェ。そういうえばこのケバケバしい色は、、、お祝いっぽい(苦笑)アラブ諸国ではお祝い事の時、こんな鮮やかな色のドルチェ達を食べるそうで、その昔、アラブ占領下時代にシチリアにもたらされたもののひとつです。

最後はカッフェで締めくくってパスクワランチ終了。時計を見たら、、、、15:30(汗)まぁ、いつもの事か(苦笑)

ドミンゴ家では毎年毎年、こうしてパスクワの日をお祝いして穏やかに1日を過ごします。パパやマンマも

「毎年、家族とこうしてお祝いできる事をとても嬉しく思っている」

と以前に言っていた事がありました。その時はあまり言葉の意味を考えなかった私ですが、大震災後、以前にパパとマンマが言っていた言葉の重みを噛み締めることが多く。幼い頃に戦争を経験して、大変な時期を乗り切ってきた彼らならではの言葉なんでしょう。日本の被災地の方々や原発問題で不安な気持ちを抱えている方々が、普通に暮らすことができる日が来る事を心から祈った2011年のパスクワでした。
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by lacucinasiciliana | 2011-04-25 04:13 | Festaな食卓

Slow Food Trapani チャリティー夕食会、手毬寿司を作る。

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昨晩、Slow Food Trapani主催のチャリティー夕食会が行われました。

スローフードトラーパニ代表のフランコから、

「何か1品作ってほしいのだけれど、、、」

とお願いされ。2週間、何にしようかな~、、、とずっと迷っていました。ここトラーパニでは和食材は全く手に入らないし、手元にある和食材は品薄だし(汗)しかし、日本っぽいものを、、、(汗汗)フランコからは

「スシはどうだい??」

と言われたものの、お米がね~、、、と思っていたのですが、ま、チャレンジしてみるか、という事で試作をしてみたら、あら?意外と行ける??という事で、スシに決定。しかし、握るのはやはりイタリア米では難しいので、「手毬ずし」を作ることにしました。海外に住む皆さん、色々和食を作られていると思いますが、参考になれば、、、そして自分のメモのためにもレシピを書いてみます。

■ 3色手毬寿司

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<材料 直径3cm程度の大きさ25個分>

米(Riso "classico") 240g
水 290cc(米の約1.2倍)

<寿司酢>
りんご酢 40ml
グラニュー糖 15g
塩 4g

タイプ1 :スモークサーモン
タイプ2 : 鯛、まとうだい、スズキ、など新鮮な白身魚の昆布じめ+ 柚子コショウ
タイプ3 : ふりかけ + 卵 + 海苔

<お米を炊く>

① お米を炊く。お米をボウルにいれ、水が透明になるまで研ぎ、水を良く切る。
② 厚手の鍋に米と分量の水を入れ30分程度浸しておく。
③ 鍋にふたをして強火で炊き、ふたと鍋の間から蒸気が出てきたら極弱火にして10分炊く。
④ 最後に5秒ほど、強火で炊き、火を消したら、15分、ふたを開けずに蒸らす。
⑤ その間に寿司酢の材料を全て混ぜて、ホイッパーでよく混ぜる。
⑥ 15分経ったら、大きな平らなお皿にお米を全てあけ、⑤を加えながら木ベラで切るようにしてかき混ぜる。
⑦ お米の粗熱が取れるまで⑤を加えながらかき混ぜ続ける。
⑧ 粗熱が取れてから30分、冷ます。

<昆布じめを作る>

① 魚は3枚におろして皮を取る。
② 魚に塩を軽く振り10分程度置いて水分をキッチンペーパーでふき取る。
③ 昆布は水と酢を同量で割った液に10分程度浸しておく。
③ 昆布→魚→昆布、の順で乗せて、サランラップにくるんで冷蔵庫で2時間~3時間寝かせる。
④ しっかりとしめたい場合は、魚を削ぎ切りにしてから昆布に並べ、その上にもう一枚、昆布を重ねてサランラップでくるむ。

後はお好みで、サランラップに具材→お米の順で乗せ、手で丸める。

サーモンはスーパーで売っているスモークサーモンを、魚は今回はマトウダイを使いました。昆布じめは、「生魚を食べたことがない」という人が多かったため、しっかりとしめるために削ぎ切りにしてから2時間程度、冷蔵庫で寝かせました。タイプ3のふりかけは、家に錦竹梅があったのでこれを使うことに。卵は薄焼きにして細切りにし、細くきった海苔で帯を作りました。柚子コショウをわさびの代わりに使いました。

個人的には昆布じめ+柚子コショウがとっても美味しかったのですが、イタリア人的には、、、

「海苔がついていたの最高だったわ~~~」

という意見が多くてびっくり!なんと、錦松梅の味がイタリア人のお口に合うようで。海苔を初めて食べた、という方も多かったようでしたが、「美味しいわね、あの黒いやつ」、という意見多し(黒いやつ、ね~・笑)

3種類×60名分=180個を作るのに、なんと1日かがりでしたが、喜んでもらえてよかったです♪

アンティパストのお皿に3つ、チョロンと乗せられて、、、、

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完全にイタリアンのボリュームに負けています(苦笑) 手毬寿司の他は魚料理ベースのメニュー構成でした。

「0kmの食材で作りました!」(0km=つまり、地元の食材で作られているということ)

というスローフードらしいメニュー構成でした。

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パスタは鰹のブジアーテとイワシのパスタのオーブン焼き。鰹のパスタ、、、って初めて食べましたが、これが絶品。ヒットの一皿でした。魚はサバのトマトソース煮込みだったのですが、結構巨大なものが丸一匹(汗)ワインももちろんトラーパニの地元のもので、グリッロというシチリア土着品種100%のワイン。2010年のものでしたが、これがしっかりとした味で美味しい!とても去年のワインとは思えませんでした、、、。とってもフルーティーな白ワインは魚料理に良く合います♪

こうして美味しく終わったチャリティー夕食会、少しでもお手伝いできた事が嬉しかった1日でした。

シチリア時間Blog2にも別の角度からエントリーを書いていますので、読んでみてくださいね♪
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by lacucinasiciliana | 2011-04-18 02:08 | Festaな食卓

オススメの本 ~脳をつくる、カラダをつくる、きりん幼稚園のごはん~

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先日、我が家に小包が届きました。中を開けてみると、一冊の本。

「是非読んでみてください♪」

と知り合いの編集者の方が送ってくださってくれた本でした。

「脳をつくる、カラダをつくる、きりん幼稚園のごはん」

へ~、子供のゴハンの本か~、、、週末にゆっくり読もうかな、と思ってペラペラ、、、とページをめくったのですが、ついにそのまま最後まで読んでしまうほど、興味深い本でした。

舞台は福岡にある大人気幼稚園という「きりん幼稚園」。五感を育て子供の個の性格、土の中の根っこを育てることを教育方針としているというこの幼稚園では、独自の給食で子供のカラダ作りを展開しているそうで。そのきりん幼稚園の「給食レシピ+アレンジおうちごはん」を紹介しています。

栄養のバランスを考えたメニューですが、作り方を見てみるとこれが簡単!子供だけではなく、大人メニューとしても使えそうなゴハンがたくさん紹介されています。忙しいお母さんだけではなく、忙しいシュフにも活用できそうです!

そして、この本の大きな特徴。ただレシピを紹介するだけではなく、栄養について、脳について、「食べる」ということについて、、、、様々な角度から「食」を見つめています。新しいタイプのレシピ本(?)です。食事だけではなく、幼稚園の中でどういう生活を子供達が送っているのか、どうやったら子供達が楽しく食事をできるのか、食を通して子供の教育についても語っています。

「食は生きる原点なのだ」

脳をつくる、カラダをつくる、という事だけではなく、幸福をもたらす「食」。やっぱり生きていく上で、食べることはとっても大切なことなのだな~、と改めて思いました。

小さなお子さんをお持ちのお母さんにはもちろんのこと、栄養のバランスの良い食事を心がけたい、忙しくてなかなか料理をするじかんがない、そんな方にもオススメの一冊。簡単に作れるバランスの良い食事のヒントがイッパイ詰まっています。是非、キッチンの片隅に一冊、オススメです。

■脳をつくる、カラダをつくる、きりん幼稚園ごはん
キリン幼稚園編
中央公論社
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by lacucinasiciliana | 2011-04-15 23:38 |

復活祭の羊ちゃん ~Agnello Pasquale(アニェッロ パスクワーレ)~

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今年も近づいてきた復活際シーズン。

イタリアでは復活際=パスクワは、クリスマスと同じくらい重要なお祭りです。(くわしくはこちらを)実家を離れて暮らす人は1週間のバカンスを取って田舎に帰る人も多く、パスクワ前の1週間はどことなくバカンスモードのイタリアです。

さて、パスクワのお菓子と言えば鳩の形をした「コロンバ」が有名ですが、シチリアでパスクワのお菓子といえば「パスクワの羊ちゃん」。

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シチリアでは羊はとっても重要な家畜で、羊乳からチーズを作り、子羊も重要な食糧のひとつでした。ちなみにパスクワの料理は羊肉料理も多いのです。そして羊は旧約聖書でも新約聖書でも重要な意味を持つ動物で。羊はとっても温厚で悪意のないところから

「平和のシンボル」

とも言われてきました。

更に「キリストのシンボル」という解釈もあります。そこでキリストの復活を祝うパスクワ(復活際)では羊をかたどったお菓子を作るようになったわけです。ちなみに羊ちゃんの本体はマジパンでできているので、食べることができます。

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シチリア全土で色々な羊ちゃんを見ましたが、一番驚いたのがこれ→。

注目すべきは白い羊ちゃんの後ろ、、、、な、なんと、

「黒羊ちゃん」

これ、私が以前に働いていたボナユートのシニョーラ作です。

「ほら、何処にでもちょっとひねくれモノっているでしょ?羊の中にもひねくれモノがいるのよ。」

たっくさん作る白羊ちゃんの中に、毎年、数匹だけ、黒羊ちゃんを作るそうです、、、。なんだかすごく微妙な感じ(汗)


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←これは今見てみれば非常にかわいいのですが、、、。

最初に見たときにはすっかり

「馬」

かと思っていました。

羊は意味があることが分かりましたが、それに紛れてどうして馬なのかしらね~、、、?と思っていました(苦笑)


羊ちゃんの表情は、手書きなので一つ一つ違うところが面白く。にっこりスマイルの羊ちゃんもいれば、少しムスっとした羊ちゃんもいたり。かわいかったり、かわいくなかったり、はたまた微妙に不気味だったり、、、。同じお店の羊ちゃん達でもとっても表情豊かです。

パスクワ(復活際)の時期にシチリアを旅行される方、是非、羊ちゃんに注目してみてくださいね!
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by lacucinasiciliana | 2011-04-14 22:14 | シチリア菓子・パン

山の上の街エリチェの修道院菓子 「Maria Grammatico(マリア グラマティコ)」

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トラーパニ近くの山の上の中世の街エリチェ、そこには古くから伝わる修道院菓子で知られる街です。その中でもひときわ美しいお菓子を作り出すお菓子屋さん、それが「Maria Grammatico(マリア グランマティコ)」。

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お店の名前はオーナーのマリアさんの本名。マリアさんは家庭の事情で幼い頃に修道院に預けられ、そこでエリチェに伝わる修道院菓子を勉強しました。そして20歳になったときに修道院を出て独立。エリチェにたった4種類の修道院菓子を売る小さなお店を作りました。それから40年以上、、、、同じ土地で今も伝統の修道院菓子を作り続けます。

「独立当初は修道院に妬まれてね。色々、意地悪されたものよ。ま、そんな事には負けなかったけれどね。」

と昔を振り返るマリアさん。きっと辛いことも大変な事もあっただろうけれど、そんな事は少しも見せずにいつも微笑んでいるステキな女性です。


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さて、エリチェの修道院菓子といえばアーモンド菓子。そう、シチリアはアーモンドの名産地。シチリア産のフレッシュなアーモンドから作られたお菓子は、よく言われる甘すぎるシチリア菓子、、、、という想像よりずっとずっと上品なお味。店内のショーケースには可愛い修道院菓子がズラリと並んでいます。

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そして、ここのもうひとつの名物が「ジェノベーゼ」。エリチェなのになぜジェノベーゼ??その事の真偽は誰にも分からない謎な一品。私的にはきっと昔、ジェノバから船でやってきたジェノバ人がこんなようなお菓子を持ってきたからでは?と思っていますが、、、。

ジェノベーゼはサクサクしたクッキー生地にたっぷりのカスタードクリーム。焼きたて、もしくは暖かくして食べるのが地元の食べ方。夏はジェノベーゼを求めてお店の前に行列ができるほどの人気店です。


f0226106_20581481.jpg忘れてはならないこれ、、、シチリアを旅行していて見かけない人はいない!というくらい。Frutta Martorana(フルッタ マルトラーナ)はマジパンで色々な形を模したお菓子です。実はこれ、エリチェの修道院菓子ではなく、パレルモのマルトラーナ修道院のスペチャリティーだったわけですが、今となってはシチリア全土で見かける事のできるシチリア名物となりました。

実は、、、私、これが勉強したくてシチリアに来た、と言っても過言ではないほど。色々見て周った中でマリア グラマティコのフルッタマルトラーナはピカイチ。まるで本物のようで、なおかつカワイイ♪ 本物っぽいけれどカワイくないフルッタマルトラーナも多いのですが。マリアグラマティコのフルッタマルトラーナは、それ専門の職人さんが作っています。この道20年!という職人さん、フルーツの他、魚でもお花でも、はたまた石鹸でも、、、(笑)作り出せないものは無い!、というほどの腕前です。

アーモンド菓子は1ヶ月くらいは日持ちもします。基本的に小さな紙のトレーの上にお好きなお菓子を選んで乗せてもらうのですが、「日本のお土産に」というと、トレーの上にもう1枚トレーを重ねて包んでくれます。私も数回もって帰りましたが、意外と潰れずに無事に持ち帰れました。パッケージも可愛いのでお土産にも最適。和菓子のような甘さのアーモンド菓子は小さく切って濃い目の緑茶とも良く合います♪

エリチェに行かれた際には、必ず寄ってみてくださいね。

場所は、エリチェの入り口、トラーパニ門をくぐったらまっすぐ坂を上り、Piazza(中央広場)の少し手前の左側です。知らない人はいない、、、と思いますので、分からなかったらどこかのお店の人に聞いてみましょう。
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by lacucinasiciliana | 2011-04-13 01:26 | シチリアのオススメお菓子屋さん

夏野菜を植えてみました@ベランダ畑1

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去年はピーマンが豊作だった我が家のベランダ菜園。冬は、カルチョーフィーだの、シチリアでは「ブロッコロ」と呼ばれるカリフラワーだの、フィノッキオ(ういきょう)だの、、、スペースを必要とする野菜ばかりで、すっかりお休みしていました。

ここのところ暖かくなったので、突然思い立ったようにベランダ畑を始めてみました。今年、絶対に試してみたかったのが「苺」。家の裏にある苗屋さんに入荷されたので、早速、買いに行ってきました。買ったのは結構成長している苗ですでに実が成っているし(苦笑)小さな花も咲いているので、これからまだまだ実を付けてくれることを願いつつ♪ 苺って、実もかわいいですが、植物自体もお花も可愛いんですよね♪ いつか田舎に引っ越したら、苺畑を作りたいです~。あ、そういえばトラーパニ近くのマルサラは苺の大生産地だし。気候が向いているかも?


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←お気に入りのテラコッタの鉢にはバジル2種とイタリアンパセリを植えてみました。

バジルは普通のタイプと「basilico Greco=ギリシャのバジリコ」という小さい葉のタイプのものを選びました。ギリシャのバジリコ、葉は小さいのですがすごく香りが強い!どんな風になるのかな?楽しみです。

イタリアンパセリは苗屋さんで「あげるよ~」と言われたので10株ほど頂いてきましたが、ずいぶん時が経っているのか、、、ヒョロヒョロ成長しています。カワイソウ、、、、。一応、バジルの端っこに植えてみることにしましたが、育つのか!?

野菜は茄子、ピーマン、プチトマトなど、夏野菜を3~4株、植えました。後は、ミスティカンツァという小さな葉っぱのサラダを種から植えました。


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→これ、私が「ドミンゴ鉢」と名付けました(笑)

ドミンゴ家にあったハーブ類を根っこから引っこ抜いてきて植えたものです。オレガノ、セージ、ミント、ローズマリーの寄植えです。ある程度成長したら、違う鉢にそれぞれ分けてあげようかな。

現在、密かな朝のお楽しみとなっている水遣りと観察。1日でグンと大きくなっていることが実感できる時もあり、密かに快感を得る私(笑)ちなみに、すでに成っていた苺ちゃんは本日さっさと収穫しちゃいました。

ベランダにはまだ場所が残っているので、もう少し植える予定です。最近、ドミンゴ家の一角にウチ用の畑を借りようか、、、とも考え中で。パパと同じような野菜を栽培してもしょうがないので、日本の野菜でも作ってみようかな~。どなたか種をお持ちの方がいらしたら分けてくださいませ~。

さて、次は何を植えようかな?
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by lacucinasiciliana | 2011-04-12 00:45 | ベランダ畑

ドミンゴ家の春のご馳走 「自家製カルチョーフィーの炭火焼」

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春の訪れを感るパスクワ(復活祭)まであと2週間。週末の北イタリアでは30度にまで気温が上がったらしく、春、、、ならぬ夏を迎えてしまった今年の4月。シチリアは例年通り20度ちょっとで暖かく過ごしやすい週末となりました♪

さて、パスクワ近辺は気温が上がって外のほうが断然気持ちが良いシチリア。ドミンゴ家ではこの時期恒例の旬のご馳走を味わうことができます。それがこちら↓。

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黒くて微妙に何か分からないかもしれませんが、、、(笑)「自家製カルチョーフィの炭火焼き」、です!

カルチョーフィはPrecuoce(プレクォーチェ=早どり)とTardiva(遅どり)に分かれるらしいですが、ドミンゴ家のカルチョーフィは「Tardiva(タルディーヴァ)」と言って、ちょっと遅めに収穫できるタイプ。パスクワの季節に収穫します。ちなみにPrecuoce(プレクォーチェ)はクリスマスの季節の収穫です。

お庭にポコポコと顔を出しているカルチョーフィを収穫して、塩とオイルをつけてあとは炭火で焼くだけ。これが、、、本当に美味しい!カルチョーフィの美味しさをダイレクトに味わえる一品です。が、この炭火焼き。相当フレッシュなカルチョーフィで作らないと美味しくないため、ドミンゴ家でも自家製が収穫できるまではお預けの一品。。。。先日のレッスンで今年お初のご馳走を味わってきました。お客様からも

「こ、これは、、、、本当に美味しい!」

と、絶賛いただきました♪

カルチョーフィの食べ方は蒸し煮、フリット、生でサラダに、、、と色々ありますが、やっぱりこれが一番好き♪

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パパは木を組み立てて「ミニキャンプファイヤー」を作ります。そして火をつけて全てが燃えて火が消えるのを待ちます。その間、マンマはカルチョーフィを収穫して洗います。火が消えたところで塩とオリーブオイルを一つ一つに注いだカルチョーフィーを乗せて待つこと約30分。周りがコゲコゲになってきたら出来上がり!

周りの焦げを落としながら食べるわけですが、、、燻製のような味がする外側の部分が一番美味。蒸し煮にするとトロリとする真ん中の部分(イタリアではクオーレ=心臓、と呼びます)も、シャキシャキのままで筍の味にそっくり!私にとってまさに春の味覚なんです、これ。

これからグリーンピース、ソラマメ、、、と春の味覚が続きます。
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by lacucinasiciliana | 2011-04-11 18:19 | シチリアマンマの季節の食卓