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イタリア全土大規模ショーペロ(スト)で迷惑を被る人々

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先週半ばにシチリアから始まり、今週はイタリア全土に広がったショーペロ(スト)。(詳しくはこちらを)新政権モンティが打ち出した増税や自由化に対する反発だ。そして今回のショーペロで一番大規模に行っているのが「トラック輸送会社」。ガソリン、車の保険増税、それに加えて高速道路の料金も上げられたのでは、もはや運営していけない、というのだ。ショーペロが始まり既に1週間が過ぎるシチリアではガソリンを始め物資が少なくなってきた訳だが、ここは農産物の大生産地。野菜や果物は「キロメートルゼロ(地産地消)」とあって不足はしていない模様だ。

もっともそれは農家直売の場合であって。

f0226106_19171713.jpg我が家の近所のスーパーでは先週末から既に野菜の棚が空っぽな状態が1週間以上続いている。スーパーは地元の産物を販売するわけではなく、倉庫で一括管理されている産物が大型トラックによって搬送されてくる。なので、農産物大生産地のシチリアのスーパーだって物資は不足するのである。

スーパーで物資が不足しているのは農産物だけではなく、ミネラルウォーター、牛乳、菓子、など大規模工場で作られて搬送されてくるもの全てが不足している。中でもミネラルウォーターや牛乳などの生活に欠かせないものは、先週末早々にトラーパニの全てのスーパーから姿を消した。


シチリアからは大量の農産物がイタリア全国にトラックによって輸送される。実際、北部のメルカートを覗くと「シチリア産」と書いてある野菜や果物をどれほど目にすることか。シチリアの農業はこうして外部に販売することで成り立っているのだ。しかし、このトラック輸送会社のストによりシチリアからの農産物の搬送は完全にストップしてしまった。野菜や果物も大量に出来てしまうわけだから収穫するしかなく。(収穫しなければ栄養分を奪ってしまうので今後の栽培にも影響が出てくる。)しかしその収穫した農産物は本来の売り手である中~北部イタリアには売る事ができないわけだ。その量は到底その街だけで消費できる量ではなく、とある街の農民市場では市民にプレゼントしていたそうだ。捨てるよりはマシ、、、とのことだったが、それでも大量に余る。売れないという事は当然収入もない、という事になる。農産物を育てるまでに投資したものが全て無駄となってしまうわけだ。もう1週間ほどこんな状況が続いているわけだが、このままショーペロが続けばシチリア全土で数億、いや数十億の損失となるそうだ。

一番上の写真は、昨日、トラーパニのメルカートに野菜を買いに行ったときのもの。並んでいた葉野菜達は3つ1ユーロ。「今日は安いね」、という私の言葉に、

「どこにも売る事が出来ないからね。捨てるよりは安く売って食べてもらった方がマシだよ。」

一方、ミラノやローマなどの大都市ではシチリアから流れてくるはずの物資が届かないため、農産物が不足しているそうだ。ローマの中央卸市場の映像をニュースで見たが、普段は築地ほどに活気のあるこの卸市場だが物資はほとんどゼロ。「トラックで来ると通してもらえないから、、、」と、小さな車で少しだけ野菜を運んで来ていた地元の生産者がインタビューされていた。農家も必死である。

個人的には今回のモンティ首相の出した政策は今の状況では仕方のないものではないだろうか、、、と思っている。が、トラックの運転手のように実際に大きく打撃を受けて生活が出来なくなる人が出てくる事も確か。そして、彼らが自分達の生活を守るためにショーペロを起こすことに寄って、被害を被るのが農家、、、誰が悪いとも言えない今回のイタリアの大規模ショーペロ。政府はトラックの運転手に対する緩和措置として高速道路の料金の国家予算を確保する、と一昨日発表した。ただでさえ停滞しているイタリア経済を、本格的にブロックさせないため、政府と国民が早く折り合いを付けて、この大規模ショーペロが早く解消する事を祈るばかりである。
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by lacucinasiciliana | 2012-01-27 19:05 | 食文化イロイロ

2012年3月 REIの料理教室 in JAPANのお知らせ

2012年3月のREIの料理教室 in JAPANのご案内です。

前回同様、今回も一つの食材をピックアップして行うデモ方式のレッスン
「食材を使いこなすコース」
そして、実際に皆さんで料理をしていく参加型レッスンの
「シチリア伝統料理コース」
2コースの開催です。

食材を使いこなすコースの今回のテーマは「ドライトマト」。皆さんの食材庫に、冷蔵庫に、眠ってはいませんか?今回もドライトマトを有効活用する方法を伝授いたします!
シチリア伝統コースは今回は、アンティパスト、プリモ、セコンドに加え、ドルチェも作ります♪

* 全てのクラスが満席となりました。ただいまキャンセル待ちを受付中です。→ 3月11日の夜の部にキャンセルが出ています。


■食材を使いこなすコース ~ドライトマト~■-------------------------------
3月11日(日)
昼の部 / 11:00~14:00 → 満席となりました
夜の部/ 17:30~20:30 → 満席となりました
参加費 8500円
開催場所  新宿区若松河田駅近く
(詳細はお申し込みの際にお伝えします)

*ドライトマトを使ったメニューを5品デモ方式でレッスン後、試食
グラスワイン・コーヒー付
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■シチリア伝統料理コース■------------------------------------------------
3月4日(日)
昼の部/ 11:00~14:00 → 満席となりました
夜の部/ 17:30~20:30  → 満席となりました
参加費 8500円
開催場所 渋谷区代々木公園駅近く
(詳細はお申し込みの際にお伝えします)

*menu'*
ブロッコリーのポルペッテ
ティンバッロ(パスタのオーブン焼き)
スカロッピーネ マルサラ風味
ピニョラータ(シチリア風かりんとう)
(注)食材調達の都合で変更させていただく場合もあります。ご了承下さい。
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ご参加を希望される方は

・希望のコース
・希望の時間帯(昼の部 or 夜の部)
・人数

をご記入の上、

giappone★tavola-siciliana.com (★を@に変えてください)

までご連絡下さい。

皆様とお会いできる事を楽しみにしています❤
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by lacucinasiciliana | 2012-01-22 22:44 | REIの料理教室@JAPAN

テーブルセッティングという習慣

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イタリアでは食事をする前に必ずテーブルクロスを変える。そして、食事が終わると又すぐにテーブルクロスを変える、、、。まるで食事をする前の儀式のようだ。

イタリア人の家はいつもピカピカだ。床もピカピカ、そしてキッチンのシンクもピカピカ。「あとで洗おう」とシンクの中に置いてある使った食器もなければ、ガス台の上には「後で温めて食べる用」の鍋もない。テーブルの上ももちろんきちんと整理され、テーブルセンターにはお花やフルーツが入った陶器などが置いてあり、常日頃からテーブルセッティングがされている。イタリア人の家はそこで生活をしているにも関わらず生活感がない。

私がお世話になるドミンゴ家では、「特別な日のクロス達」がある。それはマンマが手刺繍で作ったテーブルクロスだったり、ここぞ!という時のために買ったものだったり。もちろんテーブルクロスとセットでナプキンもおそろいだ。

上の写真は2012年のお正月ランチの時のセッティング。赤で統一したクリスマスとは打って変わって、新年らしく清清しい白を貴重としたテーブルクロスだった。

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クロス類だけではなく、「特別な日の食器」もある。年に数回お目にかかるこの白に金の縁取りのお皿は、マンマとパパが結婚したときに誂えた食器セットらしい。同じくナイフやフォークなどのカトラリー達もその時に揃えたもの。50年近く経っているのに、お皿はまるで新品のように光っている。

こんなところにイタリア人の食に対する真摯な姿勢が見え隠れする。

テーブルクロスを変えるという儀式は

「これから食事をする」

という、しっかりとした意思表示であり、食事の時間を大切にする、というイタリア人の意気込みであろう。シチリアでは未だに家族全員で毎日食事をする家庭も多く、食事の時に雑誌や新聞を読む人もいない。テレビは付いていたとしても皆が黙って見入ってしまう事は無く、ニュースを見ながら皆が意見交換を始める。「家族団欒」とあえて言う感じもなく、当たり前のようにこんな風景を見る。そして食事が終わってテーブルクロスを変えると「食事が終わった」という暗黙のサインとなるのだ。

こうしたテーブルセッティングに関する習慣は、いかにイタリア人が「食」を大切にしてきたか、を表しているのだと思う。そして、現在も「食」に対する執着というか、意気込みというか、そんなものを感じる。

私もイタリアに来てからは一人で食事するときでもテーブルクロスを変えている。そうする事で、ダラダラとなんとなく食べるのではなく、

「大地の恵みをを感謝しながら味わって食べる」

という気持ちになれるからだ。きっとイタリア人も同じような気持ちなのだと思う。

日本では忙しいライフスタイルからなかなかそんな事をするのが難しいと思うが、週末だけでも是非試していただきたい。テーブルクロスを変えるだけで、不思議と「食」に対する姿勢が変わるような気がするから。
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by lacucinasiciliana | 2012-01-12 16:22 | 食文化イロイロ

新年オリーブオイル談義

先日、Venvs et Salvsのオリーブオイル生産者アルベルト氏の事務所に、3月に行われるオリーブオイルセミナーの打ち合わせのために足を運んできた。10月のオリーブ収穫期から年末にかけては非常に忙しいアルベルト氏。なかなか細かい打ち合わせも難しいのだが、年明けは年に数回の時間に余裕がある時期らしく、午前中を費やしてじっくりと第一回目の打ち合わせをしてきた。

今回のオリーブオイルセミナーのお題は、

「欠陥オリーブオイルを見分けよう」

欠陥オリーブオイル、、、というと、ちょっと引くかも知れないが、これこそ美味しいオリーブオイルを見分けるための第一歩。欠陥オリーブオイルがどんな臭いがして、どんな味がするかを知らずしては、美味しいオイルを見分ける事も難しい、、、という訳だ。アルベルト氏にとっても私にとっても、ここに辿り着くために1回目、2回目のオリーブオイルを開催したと言っても過言ではない。今回だけ参加したとしても、今後色々なオリーブオイルを試飲するにあたって非常に有益だと思われる。

という事で、打ち合わせの内容もおのずと欠陥オリーブオイルの話となった。どんな欠陥があるのか、それは何に由来するのか、、、私も今までの実地訓練と2010年に受けたオリーブオイルテイスター講習で色々と勉強してきたが、今日アルベルトが生産者の立場から説明してくれた内容は、経験上積み重ねてきた知識であって机上の空論ではなく目からウロコの事実も多かった。

そんな中、昨日、私の友人であるラツィオ州の生産者から電話がかかってきた話をした。実はこの生産者、

「2010年のオリーオイルをアルベルト氏に試飲してもらって感想を聞かせてほしい」

と、頼まれ、去年、私とアルベルト氏でラツッィオから送られてきたサンプルを一緒に試飲した。それは、私にでもすぐに分かるほどの「欠陥オリーブオイル」だった。

そして昨日の電話で、

「今年はコンサルタントを頼んで、フラントイオ(搾油所)を変えて、ブレンドも変えてみた。」

と言っていたのだ。そのコンサルタントはアルベルト氏と私の共通の友人でもある。それをアルベルトに伝えると、

「ふ~ん、2011年のオイルを是非試飲してみたいものだね。」

「でもフラントイオを変えれば、どう考えたって少しは改善されるんじゃないの?おととしまでのフラントイオは古い機械だけど、今年のところは新しい機械だ、って言っていたし」

という私の短絡的な意見に、

「新しいマシーンはね、それを操る人が優秀じゃなければ、古いマシーンで作るより良くないオリーブオイルが出来る事も多々あるんだよ。オリーブの状態だって様々だからね。それを見極めて作らないと。僕のフラントイオの最新マシーンはうまく使いこなせば、そりゃ極上オリーブオイルが出来るわけだけれど、僕は古いマシーンでも極上オイルを造る事ができるんだよ。でも、そのためには最新マシーンで作るより、もっともっと色んな事に気をつけなければならないだろうし、精神的な負担は大きいけれど。古いマシーンでもそれを操る人が優秀だったら、良いオイルが造れるんだよ。」

アルベルト曰く、オリーブオイルはF1に似ているのだと。例えば、いくら車がフェラーリだってそれを乗りこなすドライバーがいなければ勝つ事はできない、と。フェラーリ(最新のマシーン)とそれを乗りこなすドライバー(マシーンを操る優秀は生産者)が合致したときに勝つ事ができるのだと。

「それにね、オリーブオイル造りに一番大切なことは”信念”みたいなものなんだよ。コンセプトなきオリーブオイルは個性が無い。どういうオリーブオイルにしたいのか、イメージする事がすごく大切なんだ。そして、まずはそのイメージに近いオリーブオイルが出来るようなオリーブを育てる事が大切。そしてイメージ通りにオリーブが育ったら、次はそれをどうやって搾油するか、、、そんな事をいつもイメージしながら造るんだよ、オリーブオイルは。」

ちなみに私達が展開するオリーブの木オーナー制度Venvs et Salvsのオイルはどんなイメージだろうか、、、。私が思うに「広大な草原に立つ白いヴェールをかぶった女神、そして後ろにはうっすらと青い海が見える、、、」、そんな感じか。アルベルト氏に聞くのを忘れたが次回聞いてみたいと思う。

自然と人間の知恵の産物であるオリーブオイル。醗酵という過程がないためワインほど複雑ではなく、それが故にその年のオリーブの状態が非常に品質を左右するものだ。そして状態の良いオリーブを育てるために、生産者達は1年中手入れを欠かさずにオリーブの木を愛でるのであった。

2011年は私にとっては「オリーブオイル年だった」と言っても良いほど、オリーブオイルにどっぷりと浸かった1年だった。そんな中でムクムクと湧いてきた私の野望、それは

「自分でオリーブオイルを造ってみたい」

自分がイメージするオリーブオイルを作るために、自分で苗を選び、育て上げ、いつしか「自分の理想のオリーブオイル」を造ってみたい、と思うようになった。自分で造ってこそオリーブオイルの真髄が分かるような気がしてならないからだ。

オリーブの木には不思議な魔力がある、、、

そんな話を聞いた事がある。私もその魔力に慿りつかれてしまった一人なのかもしれない。
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by lacucinasiciliana | 2012-01-06 19:20 | オリーブオイルのお話

第3回Venvs et Salvsオリーブオイルセミナーを開催します!

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第3回目を迎えるVenvs et Salvsオリーブオイルセミナーは今回が完結編!
テーマは

「欠陥オリーブオイルと優良オリーブオイルを見分ける!」

今回のこのテーマにたどり着くために、1回目、2回目とセミナーを開催してきました。それくらい私達にとっては重要なテーマ。何故なら、、、、

「多くの欠陥オリーブオイルが市場には出回っているから」

今、世間で「オリーブオイルが体に良い」と言われていますが、それは「欠陥のないエキストラバージンオイル(一番絞りのオイル)」に限って言えることです。オリーブオイルが体に良いからと言って、欠陥オイルを摂取し続けたら返って逆効果になってしまいます。

そして、もはや山ほど輸入されているといってもいいイタリアのオリーブオイル。その中からお気に入りの1本を見つけるためにも「欠陥オイル」がどんなものであるのかを知っておくべきだと。

オリーブオイルを良く分かるための第一歩なのに、何故か日本ではなかなか勉強する機会も少ないのが現状です。

今回もシチリア島から熱血オリーブオイル生産者アルベルト・ガッルッフォ氏を招いて、欠陥オイルについて一緒に勉強します。

セミナーでは

- 欠陥オイルとは何か
- 欠陥オイルが出来る原因
- 欠陥オイルはどんな味がするか
- 欠陥オイルと優良オイルを見極める方法


こんな事を、検証していきます。

* 数か月前に開けたけれどまだ使えるのかしら、、、?
* いつも私が使っているオイル、これって本当に優良オイルかしら?

などなど、疑問に思っている方はいらっしゃいませんか?このセミナーを受講すれば、ご自身で見極める事が出来るようになります。

更に!

今回のセミナーは「アルベルトのオリーブオイル診断付き」

オリーブオイルスペシャリストのアルベルト・ガッルッフォ氏が、皆さんの家からお持ち頂いたオイルを鑑定します。いつも使っているオイルに疑問がある方は是非、お持ちください。(もちろん持ってきていただかなくても大丈夫です)

欠陥オイルの後は、極上Venvs et Salvsのエキストラバージンオリーブオイル2011年バージョンを皆で試飲しましょう。2011年に参加された方、又オーナーの皆さんは、2010年のオイルとどう違うか、何故違うか、アルベルト氏から今年のオリーブ畑の状況を聞きながら、皆さんの意見と照らし合わせてみてください。初めて参加される方は、Venvs et Salvsのオリーブオイルを試飲できるチャンスです。

そして今回、お楽しみのセミナー後のお食事は、南イタリア料理店ピノサリーチェの女性シェフ柳 令子さんが奏でる料理をご堪能下さい♪ 柳さんはシチリアの某有名リストランテで働いた事もある南イタリア料理を知り尽くすシェフ。、Venvs et Salvsオリーブオイルを生かした料理をお楽しみ下さい。それと同時にオリーブオイルスペシャリスト アルベルト氏の生産者ならではのオリーブオイルの現場のお話もじっくりとお楽しみ下さい。

セミナーはもちろん、1回目、2回目と参加していない方もご参加が可能です。(セミナーの内容はそれぞれの回で独立しているので、前回に参加していないから今回の内容が分からない、、、という事はありません。)
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第3回Venvs et Salvsオリーブオイルセミナーご案内

日時・・・3月3日(土)
開催場所・・・ピノ・サリーチェ(渋谷)
東京都渋谷区鶯谷町15-10 ロイヤルパレス102号
TEL. 03-3496-3555
(オリーブオイルセミナーに関してのお問い合わせは電話にて受け付けておりません)

昼の部 / 11:00~14:30
夜の部 / 18:30~22:00 →満席になりました
*開場は15分前となります。
参加料金 16,000円

* セミナーは約2時間、食事が約1時間半となります。
* キャンセルは2月10日までとさせていただきます。
それ以降はキャンセルを承る事が出来ませんが、
ご連絡いただいた方以外の方にご参加いただくことは可能です。
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<お申し込み方法>

・お名前
・人数

をご記入の上、

mail★venusetsalus.com(オリーブオイルセミナー担当/宮川):★→@に変えてください。

までご連絡下さい。

今回で完結編のVenvs et Salvsオリーブオイルセミナ。3月に皆さんとお会いできる事を楽しみにしています!
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by lacucinasiciliana | 2012-01-04 15:38 | オリーブオイルのお話

シチリアで迎えるニューイヤー!

明けましておめでとうございます!

2012年も恒例のドミンゴ家ニューイヤーパーティで迎えた私。ドミンゴ家では12月31日は家族+親戚が集まりマンマの手料理を食べながら1年最後の夜を過ごす。今年は、マンマとパパ、それに3人の子供とその家族総勢12人に、親戚の家族4人が加わり16人での年越しとなった。

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20:00過ぎにドミンゴ家に到着すると既にテーブルセッティングがされていた。今日のテーマカラーは赤。やっぱり新年はめでたく迎えよう!というマンマ。そして全員が集まったら早速のパーティーが始まった。シチリアでは、夜に炭水化物を食べる習慣があまりなく、31日の年越しパーティーもパスタは無し。その代わりに並ぶ美味しそうな品々、、、。

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前菜&野菜部門。カルチョーフィもホウレンソウもブロッコロ(と言う名のカリフラワー)も自家製。なんとも贅沢だ。

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続いてバッカラ(干し鱈)のフリット。クリスマスに続き、この時期にバッカラは欠かせない。

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これはマンマの娘作のタコのサラダ。なんと、タコは娘の旦那さんが朝、トラーパニ沿岸で釣ってきたらしく。

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そして31日の料理と言えばこれ!レンティッキエ(レンズ豆)の煮込み!レンティッキエは小さな小判型をしている事から、

「お金が貯まりますように、、、」

という願いを込めて、お正月に食べる。ザンポーネやコテッキーノといった豚足の詰め物を食べるのが正統派だが、ドミンゴ家の人達はどうも皆好きじゃなく、、、。相当脂っこいため、ここシチリアの大して寒くない冬に食べるのは美味しく感じられないことも確か。それでも昔は「伝統だから」とマンマも作り続けていたマンマだが、毎年毎年、丸ごと残るのはもったいない、、、、という事で、数年前から「パスクワローラ」と呼ばれる太いサルシッチャに変わったのだ。

これらの料理の他にも、サルシッチャの赤ワイン煮、牛肉のグリル、などなど、本当にものすごい数と量の料理があったが、何せ人数も多く。私が写真を撮る前に消えてしまったものも多々あり。

そして締めはこれ。

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シチリア(というよりトラーパニ)のクリスマスの揚げ菓子、スフィンチ。マンマはこの時期に一体何回これを作るのだろうか、、、。一度食べだすと手が止まらなくなる危険なお菓子だが、揚げ貸しである上に生地にはジャガイモも入っていると言う、本当に危険極まりないお菓子だ。決してパスティッチェリアでは売っていない、家庭のお菓子。ここにお菓子の真髄があると信じる私。

この日は、マンマのワインの醸造家をしている娘の旦那さんからの差し入れで、赤、白、泡、色々なワインが準備されていた。私も美味しさと楽しさとあいまって、相当飲んだようだ、、、。

さて、食事が終わるとトンボラ(ビンゴ)やカードで遊びながら0:00を迎えるのを皆で待つ。イタリアでは新年、花火が上がったり爆竹を仕掛けたりするのだが、ドミンゴ家でも毎年、花火を楽しむ。

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新年を迎える15分前あたりから外に出る。大人も子供も本気で楽しむのがニューイヤー。
そしてマンマがスプマンテを準備する。

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10,9,8,7,6,5,4,3,2,1...................

「Auguri!!!!!(アウグーリ!!!!!)」

という声と共に、そこにいる全員と握手してキスを交わす。そしてスプマンテで乾杯!

その後はテレビから流れてくる音楽と共に皆踊りだす。家がディスコに変わる一瞬だ。それも終わると、今度はパネットーネを切り分け始める。ちょっと前に食べ終わったばかりでも、やっぱり新年のパネットーネは欠かせないらしい。こうして宴は続くが、最年長81歳、最年少2歳の宴はさすがに1:00頃にはポツポツと退散するひとが出てきた。そこで私達も退散。なんとも楽しい2012年の始まりとなった。

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2012年はどんなシチリアの食の話題をお届けしようか、、、、。本年度も当ブログをどうぞ宜しくお願い致します。
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by lacucinasiciliana | 2012-01-03 00:12 | Festaな食卓