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ヌビア村の赤にんにく

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今年もにんにくの季節がやってきた。

トラーパニから約5キロの海沿いにある小さな村、ヌビア。ここでは香り高い「赤にんにく」が栽培されている。にんにくが収穫されるのは年に1度。5月末~6月にかけて収穫されたにんにくは、少しの間天日で乾燥され、三つ編みにされてトラーパニの街にやってくる。この時期トラーパニの街はにんにくを売るオート三輪で溢れるのだ。夏の初めのトラーパニの風物詩でもある。

「ヌビアの赤にんにくはね、海の水と潮風の恩恵なんだよ」

というのは、トラーパニの道端でにんにくを売っている赤にんにく農家のおじさん。

ヌビア村のにんにくが栽培されている近くには塩田があり、そのため地下には塩度の高い海水が流れる。そして当然海から吹く潮風もたっぷりのミネラルを運んでくれる。それがヌビア村の赤にんにくの豊かな香りと風味を産み出すという。

トラーパニ料理を代表するペーストトラパネーゼはこの赤にんにくがなければ作ることができないと言っても過言ではないほど香り高いヌビア村のにんにく。私もそろそろ今年も1年分の一束を買いに行こう。
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by lacucinasiciliana | 2012-06-24 18:05 | シチリア・旬の食材

シチリア食の旅 第15回 シャッカのアンチョビ

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2か月に1回寄港しているジャパン-イタリア トラベルオンラインの「シチリア食の旅」。第15回目はシチリア南西部のシャッカという街のアンチョビについて書いてみた。

第15回 シチリア南西部のアラブの雰囲気が漂う街  シャッカのアンチョビ 

~シチリアの南側、アフリカに近い沿岸の街シャッカ。ここは古くから良質なアンチョビを作る街
 として知られています。古代ギリシャ人によって築かれ、古代ローマ時代には温泉地として知られ、
 その後、アラブ、ノルマン、アラゴンの支配下に入ったシャッカ。 ~

 ~アンチョビとはカタクチイワシを塩漬けにして水分を抜き、その塩を取ってオイル漬けにした
 保存食品。古くはギリシャ時代からその原型となるものがあったといわれます。頭を取り軽く内臓を
 取り除いたカタクチイワシを塩と交互に樽(又は入れ物)の中に詰めていきます。 ~

 ~そして醗酵すること数ヶ月。その後、塩を取ってオイル漬けにしたものがアンチョビ。
 シチリアではカタクチイワシだけではなく真イワシも塩漬けにして保存。これはアンチョビに
 なるのではなく、塩を取って調理に使われたり、パンの具材として、また食卓にそのまま並ぶ事も
 あります。 ~

 ~こうして古代から作り続けられてきたアンチョビは今ではパスタの調味料として、詰め物の具材として、
 シチリアの食卓には欠かせない存在となりました。~

 詳細は本文でどうぞ。
http://www.japanitalytravel.com/sicilia_shoku/top.html
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by lacucinasiciliana | 2012-06-18 19:02 | 食文化イロイロ

オレガノの花はいい香り

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オレガノの香り、、、というと、どんな香りを想像するだろうか?

シチリアでは食材店の軒下にドライオレガノがブラブラと下がっている。ちょっと失礼して手でたっぷり揉んでみると、、、フワっと、そして強烈なシチリアのオレガノの香りが漂ってくる。

日本で見かけるオレガノは大半が「葉」の部分をドライにしたもの。シチリアのオレガノは「花(の蕾)」がある時に収穫して、それを自然乾燥させたものだ。その香りは「葉」の香りとは別物。地中海の香り、、、と言っても過言ではないだろう。その中でも上質と言われているのはシチリア山間部に生息している野生のオレガノをドライにしたもの。その香りは一度嗅いだら忘れがたい。それにしても、蕾を乾燥させてスパイスにするとは先人はやはり偉大だ。

ドミンゴ家では野生ではないが、野生種のオレガノが庭で元気に花を付けている。花が咲く直前に刈って家の軒先にぶら下げて夏の強烈なシチリアの太陽で乾燥させるのだ。

シチリアに猛烈に暑い季節がもうすぐ到来する。

■ シチリア時間BLOG2更新 「シチリア本、段々形になってきています♫」
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by lacucinasiciliana | 2012-06-08 01:21 | シチリア・旬の食材