下のエントリーでご紹介した、「オリーブの木 オーナー制度 Venus et Salus」、
シチリアに私のオリーブの木が一本、、、 という、「私だけのオリーブオイル」をコンセプトとしています。しつこいようですが、ボトルには「自分の名前(本名でもニックネームでも、、、)」が入り、1年に送られる24本分ナンバリングがされています。お歳暮だったり、お返しのプレゼントだったり、、、 「何をプレゼントしたら良いか、困っちゃうわ」 という時の便利モノだ、と2009年にお申し込みをされた方からも大好評でした! と、「名前入りのボトル」を何度も書きましたが、実は、、、このオイル、只者ではありません。何が只者ではないかって?? Venus et Salus(ヴェヌス エ サルス)のオイルが絞られるフラントイオ(搾油所)Torre di Mezzo社はイタリアでも数件しかない(!)という最新鋭のシステムを導入しています。まずはこれをご覧ください。 ![]() この機械は、「オイルと水分を分離しやすくするために攪拌する機械」。注目すべきは、上の方に見える大画面。ここでは内部の温度や状況が全て大画面で見えるようになっています。ちょっとでも温度が上がりすぎたり、何か不測の事態が起こった場合にはすぐに気がつく事ができます。尚且つ、このシステム、コンピューターでも見ることができるらしく、、、。オイルの生産管理者であるアルベルト氏の家のパソコンとも繋がっているらしいです(汗)すごっ! もう一つ、すんばらしいシステムがコレ。↓ ![]() ナニコレ??という感じですが(笑) オリーブオイルは一番最初の写真の機械に入ってグルグル攪拌される前に、砕かれてペーストの状態になります。昔は「石臼」を使っていたのですが現在は酸化を防ぐため、「空気に触れさせない方法」が主流。一般的には「ディスク方式」、又は、「ハンマー方式」を内蔵した機械を導入して、ディスクで磨り潰すか、はたまた、ハンマーで叩き潰すか、どちらかの方法を採用してオリーブの実をペースト状にするわけです。「ディスク」か「ハンマー」か、それぞれの短所・長所・特徴があり、どちらの方法を採用するかは生産者次第。ほとんどのフラントイオ(搾油所)が「どちらか一つの方式を採用」しているのに対し、Torre di Mezzo社では「両方を採用」しているのです。それが上の写真。2本のチューブが上に延びていますが、その下にはそれぞれディスク式、ハンマー式のシステムがあります。どちらを選ぶか、、、それはアルベルト氏の企業秘密だそうで(笑)一般的に「ハンマー式」の方が苦味が強く出るらしく、「ディスク式」の方がデリケートな味に仕上がるとのこと。どちらでどれだけペーストにするかは、「どんな品種のオリーブで、どんなオイルを作りたいか」、それによって変わってくるそうです。 はぁ、小難しい話となりましたが、、、お分かりいただけましたでしょうか?(汗) そして、もう一つの大きな特徴は、オリーブがペーストとなった後、最後のステンレスのタンクに行くまで一切空気に触れない事!空気に触れる=酸化が始まるという事なので、、オイルを作るに当たってものすごく重要な事。タンクの中には窒素を注入する事で、空気とのコンタクトを防ぎます。 ![]() (左上)これがTorre di Mezzo社の外の部分。中に最新のシステムがあるとは思えませんが、、、(笑) (右上)大画面のほか、ちっちゃな画面があります。実際にはココを技術者が操作します。 (左下)ここがペーストになったオリーブが攪拌されている様子。中にある羽はくまなく全体が周るように設置されているそうです。 (右下)攪拌された後には2種類の遠心分離機に入り、水分を徹底的に取り除きオイルの精度を高めます。 ここまで徹底的に最新システムを使ったオイルは、、、美味しくないわけがありません。雑味の無いとってもスッキリとした味わいのオイルが出来上がります。アルベルト氏曰く、 「この最新システムの機械たちは、フェラーリの車のようなもの。でもドライバー(オイルの場合は機械を操作する人)が優秀でなければ、フェラーリを乗りこなす事はできないんだよね。」 最新のシステム達は、アルベルト氏の20年以上にわたるオリーブオイル作りの知恵と経験と合わさって、最高の品質のオイルを産み出す、、、という訳です。 ご興味をもたれたか方は、Venus et Salus(ヴェヌス エ サルス)のホームページにて詳しい情報をご覧くださいませ~。
by lacucinasiciliana
| 2010-07-12 22:28
| オリーブオイルのお話
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