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ドミンゴ家の畑便り Vol.4 ~ 夏の終わりの畑

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日本は残暑が厳しいようで、、、皆さん夏バテなどしていませんか??トラーパニは日中は暑いものの、朝晩と涼しい風が吹き始めました。日没も19:30ごろとだいぶ日が短くなり、あ~真夏のギラギラした暑さは終わりかな~、、、という今年の夏。通常、9月はまだまだ暑い!という感じなのですが、今年の夏は全体的に過ごしやすく(まだ油断はできませんが・笑)、夏の疲れ、、、というのも感じない私です。

さて、私は夏の疲れを感じなくても、毎日ギラギラと照るシチリアの太陽の下でがんばった植物たちは、さすがにお疲れのようで。写真は昨日のドミンゴ家の畑ですが、既にトマト、ナス、ズッキーニ、かぼちゃなどの夏野菜は引っこ抜かれていました。シチリアの太陽は半端じゃなく強いため、相当水をあげないとすぐにカラカラになってしまいます。雨は6月から一滴も降らない状況だし、、、。夏野菜(特にトマトとか)はそれなりに水を遣らなくても育つらしいですが、それにも限界はあり。8月中旬ごろから既に枯れ始め、8月下旬には最後の収穫物を残したまま枯れてしまいます。植物が枯れると身も育たないので、そんな時には急いで収穫するそうです。現在、既に畑にはな~んにも残っていません。さすがシチリアの太陽、恐るべし。

これから畑を耕し、秋~冬にかけての種まき、だそうですが、それにはまだ少し暑すぎるようなので、しばらくは畑の土たちもお休み。

f0226106_2395441.jpg畑の隅っこにこんなものを発見→。

庭にある2本のイチジクの木から作った干しイチジクです。ちょっとわかりにくいですが、最初はイチジクを縦2つに割ってテ天日で干します。そして実の部分を2つ引っ付けて、糸で縫っていくと写真のような形になります。さらにぶら下げて天日干し。

これはクリスマスの時期にマンマが作る「Biscotti dei Fichi(イチジクのビスコッティ)」を作るためのもの。シチリアではクリスマスの時期、干しイチジクやアーモンドなどの乾物を使ったビスコッティが作られます。昔はイチジクほど甘いものは、大事に食されていたのでしょうね。

ちなみに、毎年、白イチジク、黒イチジクと1本ずつあるイチジクの木は、驚くほどの実を付けます。イチジク食べ放題!ですが、いくらなんでもそんなに食べられないもので、、、、(苦笑)干しイチジクのほかに、マンマはジャムを作るのですがこれまた絶品!ドミンゴ家では季節感と自然の恵みを実感することができます。



f0226106_23154837.jpg庭にあるオリーブの木にはタワワに実っています。写真はノッチェッラーラ種という種類のオリーブで、オイルにも食用にも両方使えるタイプのもの。ドミンゴ家には家の庭にある10本ほどのオリーブの木の他、もう一つの広大な農園に150本くらいのオリーブの木が植わっています。

「今年は、7月に少し雨が降ったでしょ?あの後にハエが大量に発生したんだよ。で、一部分はハエの攻撃にあっちゃったんだよね。」

と、ドミンゴパパが残念そうに語っていました。

「ま~でも、毎年毎年、いい思いはさせてくれないんだよ、自然は。はっはっはっ!」

と、笑っていました。
巨大な家庭菜園歴60年のパパとしては、60年間の間に色々な被害にあったようで。毎年簡単に育ってくれたら苦労しない、でもそれだから畑は面白いんだよね、と言っていました。

ドミンゴパパ、9月12日で80歳を迎えます。元気そうに見えますが(実際に元気ではありますが)、実は大変な病気と闘いながらの生活です。時折、「イテテテ」と言っていますが、それ意外は特別文句も言わず、愚痴ることもなく、1日1日を本当に丁寧に生きている姿にはものすごく学ぶものがあります。

「大地は僕にエネルギーを与えてくれる」

と、出会った頃から言い続けるドミンゴパパですが、パパを見ていると大地のエネルギー、本当に感じるんです。

80歳の記念すべき誕生日、、、なのに9月12日は私たちバカンス中(汗)C氏がすっかり忘れていたため(コラッ!怒、私も忘れていましたが、、、汗)出発前日に繰り上げました。写真が撮れたら誕生日会の模様もアップしますね!

畑のイロハを本当に丁寧に私に教えてくれるドミンゴパパ、誕生日おめでとう!&長生きしてね♪

「シチリア料理研究家佐藤 礼子のボーノな毎日!」もヨロシクです!
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by lacucinasiciliana | 2010-09-06 23:19 | シチリアの畑から
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